橙は名前に良くない漢字?否定的意見と60爺の見解をガッツリご紹介
「橙(だいだい)」という漢字は、鮮やかな橙色や冬に実る果実を連想させ、美しく力強い印象を持ちます。
しかし、一部では「名前には向かないのでは?」という否定的な意見もあります。
例えば、「読みにくい」「果物の名前だから違和感がある」等々といった声が挙がることもあるんです。
本当に「橙」は名前としてふさわしくないのでしょうか?
そこで今回は、ネット上でよく見られる否定的な意見をピックアップし、60爺が独自の視点で徹底的に反論します!
漢字の意味や響きを深掘りし、「橙」が持つ本当の魅力を探っていきます。
名前選びに悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みになって名付けの参考にしてみてください!
それでは、ご一緒に内容を確認しましょう。
橙は名前に良くない漢字なのか
始めに、「橙」は名前に良くないかを確認しておきましょう。
橙は名前に良くない漢字なのか?
「橙」は名前に使う漢字として良くないのでしょうか?
「橙」は名前に使う漢字として全く問題ありません!
橙は実が長期落ちないという所から「代々(だいだい)」につながる子孫繁栄の縁起のいい木です。
この特徴から縁起物として好まれ、正月飾りとして用いられます。

橙は柑橘類で、その実の特有の爽やかな香りや味から「爽やかな」イメージもあります。
意味的にも悪いところはなく、名付けに向かないという理由はないようです。
「橙」という漢字は、表記としては素晴らしいと思います。
ですが、やはり、祥さんばかりではなく、否定的なことう言う人がいるんです。
どんな意見があるでしょうか?
以下に、そんな否定的意見を一覧として載せ、60爺の見解を述べてみました。
橙に対する否定的意見 | 60爺の見解 |
---|---|
読みが一般的でない | 読みが一般的でないことを理由に敬遠するのは本末転倒です |
植物の名前だから良くない | 植物だから不適切という考え自体が偏見です |
名前の個性が強すぎる可能性 | 単なる個人の考え、思い込みです |
キラキラネームにならないか心配 | 漢字の読みを自分流で作らなければ全く問題はないです |
画数が多すぎる | 画数の多さだけで敬遠するのではなく、漢字の持つ意味や響きを重視するべきでしょう |
5つの否定的意見が挙がりましたが、見方が一方的であり、また、根拠の全くない意見も含まれました。
皆、勝手なことを言いますが、冷静になって考えると的外れな場合も多々あるので、よく考えて結論を出せばいいと考えます。
これらの意見について、もう少し、細かく見てみましょうか。
読みが一般的でない
読みが一般的でないことを理由に敬遠するのは本末転倒で、その響きや意味の魅力を大切にすべきです。
名前には個性があり、少し珍しい読みでも美しい響きや良い意味があれば十分受け入れられます。
実際に「楓(かえで)」や「柊(ひいらぎ)」なども、かつては珍しい名前でしたが、今では広く認知されています。
橙は「だいだい」と読み、縁起の良い意味を持つ伝統的な言葉です。
植物の名前だから良くない
これ、「椋」の時にも出てきましたが、植物だから不適切という考え自体が偏見であり、根拠は全くありません。
植物の名前だから枯れることを連想し、名付けに向かないという意見もありますが、ただの個人の意見です。
さらに、植物の名前は「桜」「楓」「椿」など古くから日本の名前として広く使われており、親しまれています。
植物の名前には生命力や自然の美しさが宿り、成長や繁栄の願いが込められることが多いです。
椋は名前に良くない?5つの否定的意見に60爺の見解をぶつけてみる
「橙」も生命力と実りを感じさせる、前向きで美しい名前です。
名前の個性が強すぎる可能性
「橙」という名前が個性的すぎるという意見もありますが、単なる個人の意見・思い込みです。
橙は日本の伝統色であり、温かみや調和を感じさせる落ち着いた色です。
また、果実の橙は縁起が良く、「実り」や「繁栄」といった前向きなイメージを持ちます。
さらに、花の名前や色を取り入れた名前は昔から親しまれており、「橙」もその延長線上にあるといえます。
響きも自然で違和感がなく、むしろ個性と親しみやすさを両立できる魅力的な名前です。
キラキラネームにならないか心配
「キラキラネーム」とは、このシリーズで何度も言っている通り、漢字に対して新しい読みを作成した場合に発生します。
このため、「橙」を「のぼる(つくりにある登から)」「オレンジ」などと読ませるとキラキラネームになります。
「橙」の読みである「だいだい」「むく」「くら」や、これらの読みに準ずれば、全く問題ないのです。
どんな漢字にもキラキラネームになる可能性はあるので、名付けには品格が問われます。
画数が多すぎる
「橙」は画数が多すぎるから名付けに向かない、という意見は一概に正しいとは言えません。
画数の多さだけで敬遠するのではなく、漢字の持つ意味や響きを重視するべきではないでしょうか。
確かに橙は16画と比較的画数が多いですが、「藤(18画)」「薫(16画)」「翼(17画)」など、画数が多くても名前として人気の漢字は多数あります。
また、画数が多い漢字は見た目に重厚感があり、力強い印象を与えます。
特に「橙」は鮮やかな色や実を連想させ、明るく前向きな意味を持つ漢字です。
■木へんの漢字が名前に良くないについて多数記事を書いています。
- 梓は名前に良くない?そんな複数の理由に対し60爺の見解を総特集
- 椋は名前に良くない?5つの否定的意見に60爺の見解をぶつけてみる
- 楓は名前に良くない?そんな理由を掘り出し私の見解を述べてみます
- 柊は名前に良くない?11の悪い噂を取り出し私の見解と合わせて総特集
- 柾は名前に良くない?蔓延している酷い言いがかりがりを除外する大特集
- 杜は名前に良くない?そんな杞憂を全身全霊で取っ払う大特集です
橙を名前に使う時のポイント
この章では、橙を名前に使う時のポイントを述べておきます。
始めに「橙」の漢字の基本について知っておきましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
画数 | 16画 |
音読み | トウ |
訓読み | だいだい |
意味 | ①果樹の名。ミカン科ミカン属の常緑小高木。ユズ ②果樹の名。ミカン科ミカン属の常緑小高木。ダイダイ |
参考:上級漢和辞典 漢字源 学研
※「木へんに登るで橙」で記事を書いています。こちらもご覧ください。
名付けのポイントです。
赤ちゃんへの名付けで、「だいだい」「とう」の他、名前の最後に「止め字」として「と」と読ませることのできる漢字です。
珍しい名前なので一発で覚えてもらえたり、話題が発展するするメリットがあるでしょう。
橙に込める願いは上記の記事に出ています。
木へんに登ると書いて橙!読み方から意味・名前での使い方まで総特集
- 明るさと瑞々しい感性を持つ人に成長して欲しい:柑橘類の爽やかさをイメージすることから
- いくつになっても繁栄し続ける人に:橙は実が生った状態のまま年を越すことから繁栄の基になることから
上述した内容ことから、名前の例をいくつか示しておきます。
- 男の子:勇橙(ゆうと)、疾橙(はやと)、橙馬(とうま)
- 女の子:橙子(とうこ)、沙橙(さと)、橙夏(とうか)
男の子の読みは、止め字の「と」が2つに「とう」となりました。
女の子は、「とう」が2つと「と」です。
最後に
「橙」という漢字は、明るく温かみのあるイメージを持つ一方で、名前に使うのは良くないという意見もあります。
その理由として、「植物の名前だから」とか「キラキラネームと思われるから」などという勝手な思い込みや内容が分からず一方的に糾弾しているモノが多かったです。
しかし、一方で「橙」は冬でも実を落とさず長く枝に残ることから、「継続」「繁栄」の象徴ともされます。
60爺の見解では、漢字の意味や由来だけでなく、個々の価値観や想いを大切にすることが重要だと述べられています。
最終的には、名前をつける人の意志が最も大切であり、ポジティブな意味を込めることで素敵な名前になるでしょう。
※気づけば「この漢字は名前良くないのか」の記事も増えてきました
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