こめへんに花と書いて糀を大特集【意味・読み方・書き順・名字他】
こめへんに花」と書く漢字を見かけて、「何と読むんだろう?」と思ったことはありませんか。
答えは「糀(こうじ)」です。
発酵食品や日本酒づくりなどで欠かせない「こうじ」を表す漢字ですが、実は日本で作られた国字としても知られています。
この記事では、こめへんに花と書く「糀」の読み方や意味、由来、似た漢字である「麹」との違い、さらに糀が使われる名字まで分かりやすく解説します。
こめへんに花といえば糀!漢字の読み方や全体像をまずはチェック
最初に、糀の読みと意味を明確にしましょう。
糀の読み方と意味
糀
画数 :13画
音訓:(日本語だけ)こうじ
日本語だけの意味
こうじ。米を蒸し、コウジ菌を混入し、繁殖させたもの。酒、醬油などの醸造に用いる。
参考:上級漢和辞典 漢字源 学研
この漢字に音読みはありません。訓読みは「こうじ」一択です!意味も「こうじ」一択ですね。
次は、書き順ですね。

米と花の書き順そのままです!
米も花も書き順は皆さん問題ないですよね~。
不安のある方は、上記の書き順をよく見ておきましょう^^;
もっと詳しく知ろう!糀の漢字としての由来や成り立ち
糀は、「米」+「花」で成り立っています。
蒸し米の上に花が咲いたように繁殖することを示しています。
この漢字は、「国字」なんですよ。
「国字」とは、他に、和字・倭字・皇朝造字・和製漢字などとも呼ばれる日本で作られた漢字です。
主に、会意に倣って作られることが多いようです。
糀の他にも、「峠(とうげ)」「榊(さかき)」などがあります。
上述したように、「糀」は、「蒸し米の上に花が咲いたように繁殖」することから作られたのでしょう。
糀と麴

「こうじ」の漢字には「糀」の他に「麹」がありますね~。
糀と麹とはどう違うんでしょうか?広辞苑では、次のように出ています。
こうじ【麹・糀】カウジ
引用 広辞苑
米・麦・豆・麬(ふすま)・糠(ぬか)などを蒸して、これに麹菌を繁殖させたもの。酒・醤油・味噌などを製するのに用いる。
これを見ると、糀も麴に違いはないように見えますね。
ちょっと気になったので、「麹」を追いかけたら「麴」という、さらに難しい漢字にぶち当たりました。
| 文字 | 位置付け |
|---|---|
| 麴 | 本来の字体(標準字体) |
| 麹 | 簡易慣用字体 |
| 糀 | 日本で作られた国字 |
上述したように「糀」は明治時代に日本でつくられた国字ですが、「麴」は中国から伝わった漢字なんです。
そして、「麹」は、その簡易慣用字体でした。
現在、「こうじ」に対して、明確な決め事もないようですので、「糀」、「麹(麴)」のどちらを使っても、特に問題は無いようです。
ただ、「糀」は「米こうじ」を指し、「麹(麴)」は麦・豆・米など穀物でつくられた「こうじ全般」のことを指すことが多いようですね。
ただ、「こうじかび」「こうじきん」「こうじばな」「こうじむろ」という言葉を表す漢字には「麹(麴)」が使用されます。「麹黴」「麹菌」「麹花」「麹室」となるんです。
糀のつく名字
「糀」は、常用漢字でも人名用漢字でもないため、名前に用いることはできません。
そこで、「糀」という苗字があるか確認しましょう。
【名字】糀
【読み】こうじ
【全国順位】 13,101位
【全国人数】 およそ470人
参考資料 糀|名字由来net
全国で470人というと、「たった」という形容詞を付けてもいいんじゃないかと思う位少ないですね。ハンコを調達するのが大変です。
名字の由来は、味噌やや糀にまつわる職業姓だそうです。
都道府県別に見た人数のベスト5です。
| 都道府県 | 人数 |
|---|---|
| 鳥取県 | およそ50人 |
| 奈良県 | およそ40人 |
| 大阪府 | およそ40人 |
| 京都府 | およそ40人 |
| 神奈川県 | およそ40人 |
参考資料 糀:名字由来net
糀に別の漢字を付けた名字を下記に示します。
糀田(こうじた、こうじだ)、糀谷(こうじたに、こうじだに)、糀野(こうじの)、糀原(こうじはら、こうじばら)、糀元(こうじもと)、糀屋(こうじや)、糀矢(こうじや)、糀谷(こうじや、こおじたに)、櫻糀(さくらこうじ)、桜糀(さくらこうじ)、御糀(みこうじ)
糀を「こうじ」と読むのが普通です。
糀谷(・・・、こおじたに)で「こおじ」と読ませる場合が一つだけありました。
他の部首に花
他の部首に「花」を付けた漢字があるのか見ていきましょう。
木へんに花
この漢字、椛は、「木」+「花」で成り立っていますが、日本語の「もみじ」を表記した国字なんです。
葉が花のように色づく木を示しています。
「もみじ」の由来にも触れておきます。
もともと、モミツという四段動詞があり、紅葉(黄葉)するの意であった。その連用形で名詞化したものがモミチであり、第三音節は清音であったが、平安時代に入ってモミヂと濁音化した。
引用 暮らしのことば新語源辞典
上記の内容の他、名付けのポイントなども解説しているのが次の記事なんです。是非、ご覧になってください。
魚へんに花
魚へんに花と書いた𩸽という漢字が存在します。こちらの記事では、𩸽の読み方と意味について述べてきました。居酒屋でよくお世話になる魚の名前ですね。
そうです!「ホッケ」なんですよ!
ここでは、𩸽の読み方、意味、生態及びレシピなどを特集しました。
内容について気になる方は次の記事をご覧ください。
まとめ
こめへんに花で糀ですが、この漢字について、それぞれ調べてみました。
最初に、糀の読み方と意味について述べてきました。今回の漢字は、こめへんの漢字ですが、蒸し米の上に花が咲いたように繁殖することから作られた国字でした!
ここから、「こうじ」を漢字で表わすと、その他に「麹」という文字が浮かび上がるので、これらの違いについても見てきました。
最後に、木へんに花、魚へんに花の記事を書いたので、そこに簡単に触れました!その他にも、他の部首+花の漢字を調べましたよ~!

今回は、以前書いた木へんに花から、部首を変えた「こめへんに花」で記事を書いてみました。花つながりで、さらに、記事を書けるかもしれません。
参考資料
上級漢和辞典 漢字源(学研)
国字|ウィキペディア
※「その他の漢字」も大所帯になってきました










60爺




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