害獣の駆除!借りた罠を仕掛けたら初日にハクビシン捕獲、さらに2匹
60爺の実家では母と妹が住んでいます。ちなみに、実家は谷戸(丘陵地が浸食されて形成された谷状の地形)に位置します。
家の風呂に併設してある暖房器具の具合が悪いので、業者さんに見てもらったところ、チューブが壊れていたとのことでしたが、何と!
チューブに動物の噛み痕が付いていました!
合わせて、業者さんが天井裏を見てくれた時に、ケモノ臭がしたとのことで、業者さんから天井裏にハクビシンかアライグマなどの害獣が生息している可能性を指摘されました。
害獣は、知らない間に家の中に生息し、フンの被害や移住者の健康に問題を及ぼすそうです。
そこで、妹が市役所に相談したところ、市役所の自然環境共生課で、被害対策として捕獲檻の貸し出し、捕獲された場合の回収を実施しているとの回答でした。
早々、捕獲檻の貸し出しをお願いしました。
捕獲檻の設定
そして、捕獲檻の持参してきた方に使用方法を確認しました。
檻に手書きされた数字があります。
この数字の部分を次のように操作して檻の扉を開けます。
- 1の取っ手を上に上げます。
- 2の扉を上に押し上げます。
- 3の部分に上げた扉を引っかけます。
すると、このように檻の扉が開きます。
そして、檻の奥に餌となるリンゴやミカンなどの果物を置きます。
害獣が餌につられて檻の中に入り、餌の手前にある部分を踏むと檻の蓋が閉じる仕掛けです。
餌に魚ソーセージを使用してもいいそうですが、猫がかかってしまう場合があるとのことでした。
そこで、餌としてリンゴを入れて罠を仕掛けます。さらに、入り口近くに半分のリンゴを置き、奥にもう半分のリンゴを置きました。
これは、警戒心の強い害獣が最初のリンゴを食べた後、安心して奥のリンゴを食べようとしたときに捕まえるという二弾仕掛けにしてみました。
※捕獲檻の貸し出し、捕獲された場合の回収の費用は無料ですが、捕獲の際のオトリ餌は自己負担になるとのことでした。
ハクビシン捕獲
罠を仕掛けた日は風が強く吹いていました。業者さんが言っていましたが、こういう日は、害獣も嫌がるので捕まる可能性が高いとのことです。
翌朝、嫁さんから変な声が聞こえるとの話がありました。
ピンと来たので、「私も行く」という嫁さんと共に罠を確認に行きました。
おお!罠の扉が閉まっています!掛かりました。掛かりました。
見事に一匹の動物が檻の中にいます。
写真を撮ろうとすると、「うーーっ」と唸りながら威嚇してきます。さらに近づくと、檻にぶつかり脅かしてきます。
体型から見てハクビシンと思われます。
妹に早々 LINE で捕まった旨連絡しました。当日、市役所に連絡し昼直前に業者さんがやって来て回収していきました。後から聞きましたが、即、処分されるそうです。
業者さんから、回収する檻に代わって新しい檻が置いておかれました。まだ、いる可能性があるので、引き続き、罠を仕掛ける必要があるそうです。
即日、仕掛けましたが、翌日、翌々日とも次の害獣はかかっていません。
ハクビシン豆知識
ハクビシンの豆知識を少々。
wiki には、こう出ています。
ハクビシン(白鼻芯、Paguma larvata)は、食肉目ジャコウネコ科ハクビシン属に分類される食肉類。本種のみでハクビシン属を構成する[3]。その名の通り、額から鼻にかけて白い線があることが特徴である。
日本に生息する唯一のジャコウネコ科の哺乳類で、外来種であることは分かっているんですが移入時期については意見が分かれているそうです。
特徴は以下の通りです。
- 鼻筋に白い線が入っている(漢字では「白鼻芯」と表現される)
- 細長い体型で末端の色が濃い
- 尾は体の長さと同じくらいの長さ。
- 夜行性
- 主な被害は屋根裏等に入り込む等の人家侵入、果実、家庭菜園内等の作物の食害
- 雑食であり、好物はトウモロコシ(トウモロコシ味の菓子も可)、バナナ、リンゴ、スイカ、ドッグフード等(捕獲の際に使用するエサに有効であると考えられます)
- 屋根裏(縁の下)に住み着かれてお困りの場合、市販の煙によるゴキブリ忌避剤を使用すると追払うことができるようです。一度でダメな場合でも2、3度繰り返して行えば効果があるとされています。
「ハクビシンの由来と縁起」をみると、「昔から神の使いと言われ、なかなか見ることのできる動物ではなく、ハクビシンを見ると縁起が良いと言われている」なんて書いてあります。
60爺が調べた「ハクビシンの縁起」についての記事も、是非、お読みください。
ハクビシンは鼻筋が白い特徴的な顔から、神秘性を抱かせたところから、「神の使わしめ」と呼ばれることもあったようです。
しかし、現在では害獣との認識が広まっているようですね。かなりの被害が報告され、嫌われ者になっているようです。ちょっとかわいそうですな。
さらに2匹捕獲
ハクビシン捕獲の約2週間後、またまたハクビシンが罠にかかっていました。
このハクビシンの右目、潰れているようですね。
早々、市役所に連絡して、昼頃回収していただきました。
それにしても、普段、そういう気配はないのに、こういう生き物がかなり生息しているんですね。
そんなことを思っていた矢先、3匹目が罠にかかりました!2匹目捕獲から2週間後ですね。
こいつ、写真を撮りに行くと、「シャーッ」とか言って脅してきます。さらに、罠に体当たりして元気いっぱいです。
ハクビシンは、威嚇の際の鳴き声の他、こんな声で鳴くようです。
1ヶ月強で3匹も捕獲しました!何匹いるんでしょうか?
最後に
いやー!ハクビシンを最初に捕獲した時ビックリしてしまいました。
罠を仕掛けた翌日、扉が閉まっていたので、何かの拍子に閉まったのかと間違えて扉を開けてしまうところでした。
ハクビシンは夜中中暴れていたようで、妹が後から「変な声がする」と言っていたのを思い出します。
ハクビシンはアライグマと違い凶暴性はないと情報を得ていましたが、やはり、人間が近づくと威嚇して「シャー」という声を出しますね。
しかも、2週間ごとに計3匹も捕まえました。その後、2ヶ月ほど罠をかけていましたが掛からないので檻を返却しましたが、まあビックリの体験でした。
参考
※「動物の雑学」様々動物の知識をまとめています。
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