百日紅は植えてはいけない?その理由をたくさん挙げてみたけれど…

2022年11月12日

この前、墓参りに行ってきたんですが、その際、お寺に植えられている幹がツルツルとしたそこそこ大きい樹木に気が付きました。

病気なのかと思ったんですが、その樹木が「百日紅」だったんですね。そういえば、夏から秋にかけてきれいな花をつけていました。

実は、この百日紅」ですが、庭に植えてはいけないって言われてるそうなんですよ。

なぜ、そう言われるのか、あんなにきれいな花が咲くのに不思議だったんで少し調べてみたくなりました。で、ちょっと突っ込んでみてみたら、ダメな理由が、出てくる出てくる…。

シェアしますので一緒に見ていきましょう。でも、何だかパッとしないんですよね~。

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百日紅は植えてはいけない?

まずは結論から述べますよ!

百日紅は植えてはいけない?

植えてはいけない理由は多数あるものの、「こじつけ」の理由が多い!

さて、「植えてはいけない」と言われる理由をまず示しますよ!

  • お寺によく植えられている
  • 名前が「滑る」に通じるので受験や運気が落ちる
  • 樹皮が人肌のようであることから人の精気を吸う
  • 樹木が大きく生長するして世話が大変
  • 庭に植えると病人が出る

これだけの理由が出てきましたが、こじつけや語呂合わせが多かった印象ですね。


お寺によく植えられているから

どうやら、お寺やお墓などに植えられていることが多いため、忌み嫌われ、縁起の悪い凶木とされたようですな。ある地方では、剥日紅の木には人の魂が宿るという迷信も!

さて、お寺に、この樹木が植えられる理由はいくつかあるようです。

  • 中国で仏教を学んだ僧が日本に持ち帰った
  • お釈迦様が、この木の下で安産でお生まれになった際に咲いていた無憂木(むゆうじゅ)に似ている
  • お盆の時期に花が咲く

なぜ、お寺やお墓などに植えられていると忌み嫌われるのか60爺にはわかりませんね。

上述したサルスベリが植えられる理由からも、この樹木を忌避するモノは見当たりませんよね。2番目の理由だったら、無憂木を植えたらいいのに、その当時はなかったんですかね。

名前が「滑る」に通じるので受験や運気が落ちる

百日紅の「すべり」⇒「滑り」から「受験に落ちる」「出世から落ちる」「運気が落ちる」と連想されて縁起が悪いということです。

日本人好みの語呂合わせですね。

ただ、樹皮がつるつるしているため、木に登りづらいことがあり、子供たちが木登りで遊んでいた時代には、子供が誤って落ちると危険であり止めさせるために出てきたのかもしれません。

樹皮が人肌のようであることから、人の精気を吸う

百日紅の樹皮って、古くなると自然に剥がれ落ち、幹はつるつるした美しい表面になります。

ところが、この幹がつるつるしていて所が人肌のようだから、サルスベリは人の生気を吸って成長すると考えられたようです。

また、風水においては、つるつるした樹皮の木は、民家の庭に植えると災いを招くと言われているようです。

こちらも、迷信というか言いがかりというか、根拠のない言い伝えですので、あまり気にすることもないと考えます。ただ、風水をやっている人は無理せず避けた方が無難ですね。

樹木が大きく生長するして世話が大変

百日紅は最大で約10mまで生長することもあり、その手入れが大変であるというです。

これならば、「植えてはいけない」理由としては納得しますね。

ただ、サルスベリは強い樹木なので、「強剪定」(太い枝を短く切りつめたり、多くの枝や芽を切り落とすような剪定のこと)しても問題ないようですね。

庭に植えると病人が出る

百日紅を庭に植えていたら、表際にあるような不幸な目に遭ったというような話が出ています。
以下のような怖い話が出ていました。

・サルスベリを植えたら地滑りで家が倒壊した
・中国でサルスベリを植えたら大地震に見舞われた
・サルスベリを植えたら家人が病気になった
・サルスベリを植えたら夫婦仲が悪くなり離婚した
・サルスベリを植えたら子供が受験に失敗した

引用 サルスベリ(百日紅)の花言葉!庭に植えてはいけないって本当なの?

もう一つありました。

・夫婦や姉妹兄弟の仲が悪い
・隣人との関係が悪い
・子供の勉強や仕事運もよくない
・家人に病人が出た
・仕事や家業がうまくいかなくなった
・家系が断絶した

引用 百日紅は植えてはいけない?ダメな由来や庭木で縁起の良い種類・悪い草木も紹介!

それで、百日紅の木を切ったら、嘘のように運気が好転したという話まで出ています。

でも、これらの話って根拠が全くないんですよね。

これらの話の出どころもはっきりしていないので、余り素直にうなずけないです。

百日紅の由来

百日紅ですが、中国南部原産で、世界の熱帯各地に分布しています。日本へは江戸時代以前に渡来したと言われていますが、一説では、戦国時代に渡来したとも言われます。

この名称の由来は、「猿でも滑って落ちてしまいそうなほどツルツルの木」から来ていますが、実際には、猿は滑らずにドンドン登って行ってしまうそうです。

他の国の名称と、その由来も見てみます。

英語に訳すと「Crape myrtle」です。花弁がちりめん(crape)のように縮れているギンバイカ(myrtle)のような花ということですね。

フランス語の「Lilas d’été 」は、夏のリラ(ライラック)ということで、英語と同じく花に注目して名付けられました。

中国語に訳してみたところ、「紫薇」(ツーウェイ)でした。唐の時代、首都である長安の紫微(宮廷)に多く植えられたため、この名前が付けられたそうです。現在、江蘇省徐州市、湖北省襄陽市、四川省自貢市、台湾基隆市などで市花とされています。

最後に

百日紅を植えてはいけない理由を見てみました。

「庭に植えちゃいかんぜよ」と言われる百日紅ですが、その根拠を見ると、非常に薄弱でしたね!

昔の方は、お寺に植えられているだけで敬遠していたようですが、どうもよくわかりませんね。

その他、日本人お得意の語呂合わせである「滑る」から、受験や、出世争いに滑るからなぞという理由もありました。

まあ、幹がつるつるで子供が落ちて危ないなんてのは現実的にありそうです。また、大きくなると困るというのは納得しますね。

その他、何の根拠もない「人の生気を吸う」なんてのもありましたが、こういうのってなぜか広まっちゃいますね。

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

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