地球一周は何キロ?その距離の長さを実感するための対策を施してみた
私たち人類(2022年11月15日に80億人)を擁する惑星・地球ですが、その一周は一体どの位あるんでしょうか?
普段、あまり気にすることもないのですが、家にある地球儀を掃除している際にちょっと気になったんですよ。
そこで、サイトを中心に色々と調べてみました。
やはり、地球はかなり大きなサイズで、その規模をどうすればわかりやすくお伝えできるのかを合わせて考えてみました。
その例をいくつか見せて、地球のサイズに想いを馳せましたので、是非、ご一緒に見ていって下さればありがたいですね。
地球一周は何km
まずは、その値を出しておきましょう。地球は完全な円ではないため、ふたつの数字になります。
地球一周は何km?
赤道をぐるっと一周したとき 40,075km
北極と南極を通ったときは 40,009km
完全な円形になっていないのは、地球が自転しているために遠心力で赤道付近が膨らんでいるためだそうです。
ついでですから、別の単位ではどのくらいになるかも示しておきます。
日本で昔使われていた単位の「里(り)」、ヤード・ポンド法における長さの単位のマイルとフィートでの数値を紹介します。
- 里 10,185里(1里は3.9273km)
- マイル 24,854.8477マイル(1マイルは1,609.344メートル)
- フィート 131,233,596フィート(1フィートは0.3048m)
4万kmって?世界各都市の距離と見比べてみよう
4万kmって言われても、どうもピンとこないので、世界の各都市との距離を比較してみました。
世界の都市は、60爺が勝手に選びました。
都市 | 距離(km) |
---|---|
ニューヨーク | 10,845 |
ブラジリア | 17,670 |
ロンドン | 9,580 |
パリ | 9,730 |
ローマ | 9,870 |
マドリード | 10,780 |
ケープタウン | 14,750 |
デリー | 5,850 |
モスクワ | 7,490 |
ニューヨーク、マドリードなら、2往復すると地球を一周したことになりますね。ケープタウンなら1.5往復で十分、ブラジリアなら1往復と少しで地球一周ということになります。
ロンドン、パリ及びローマなら2往復して、地球一周にあと少しです。デリーだと3.5往復が必要です。モスクワなら3往復が必要です。
この数字から見ると、世界を股にかけるビジネスマンの方々は、地球を何周もしていることになりそうですな!
どうですか。イメージできましたか?4万km!
4万kmって?歩行や乗り物でどの位かかるか見てみよう
歩いたり乗り物に乗った時、4万kmを走破するのに、どれだけかかるのか見てみましょう。それぞれのスピードの目安は次のように仮定します。
- 歩いたらどの位かかるのか?人間は1分80mというのが、不動産などで距離を示す際に示されている数字です。ここから、1時間4.8kmとなります。
- シティサイクル(いわゆるママチャリ)の速度は約4~20km/hで、15km/hが平均的な速度だそうです。歩行速度の3倍強ですね。
- 次は、自動車の場合、車の速度はカーナビ(地図アプリ)などで一般道は時速40kmで計算されています。高速を走った80kmの二つで見てみましょう。
- 新幹線は、各新幹線で多少違いがありますが、時速250kmと仮定します。
- ジェット旅客機はだいたい時速900kmです。
手段 | 時間 | 日 |
---|---|---|
歩き | 8333.3 | 347.2 |
ママチャリ | 2666.7 | 111.1 |
車40km | 1000 | 41.6 |
車80km | 500 | 20.8 |
新幹線 | 160 | 6.7 |
旅客機 | 44.4 | 1.9 |
歩くと、寝食無し、風呂無し、排せつもなく、ただひたすら歩いても347.2日もかかります。寝ないで、食べないで、ウンコしないで歩き続けて、ほぼ1年、それで、やっと達成できる距離なんですよ。
ママチャリに乗っても111.1日もかかっちゃいます。
車だと1桁減って、40kmなら41.6日、80kmだと20.8日に短縮できました。それにしても、とんでもない距離ですな。
新幹線の160kmで、それでも6.7日かかってしまいます。
ジェット機に乗って約2日です。
どうですか。イメージできましたか?4万km!
何故、地球一周の長さは4万km?
上述したように、地球一周の長さは、ほとんどピッタリ4万kmです。
なぜ、ほとんどピッタリ4万kmなのでしょうか。
これは18世紀後半に長さの国際基準が定められた際、地球の周囲の長さを基にしたため。この基準がメートル法で、1メートルの長さは「赤道から北極までの距離の1000万分の1」と決められました。極点から赤道までが1万キロメートルなので、地球一周の距離を求めるにはそれを4倍すればよいのですね。
引用 地球一周の距離は何キロ?地球一周から紐解く航海の歴史
なぜ、メートルという単位が作られたのかというと、フランス国内では地方によって長さの単位が違っていたんです。
長さの単位がばらばらだったのは、国際的にみてもそうで、各国それぞれ固有の長さの単位が使われていたため、非常に不便だったんですね~。
そこで、国際的に共通の長さの単位を制定しようということになったわけです。
1889年には第1回国際度量衡総会が開かれ、白金とイリジウムの合金でメートル原器が作られることになりました。
「原器」は世界中にひとつしかなく、パリにある国際度量衡局BIPM (Bureau International des Poids et Measures)に保管されています。各国は、複製した副原器を保管しています。
しかし、1950年代に、膨張などの影響で、原器自体が1万分の1mmの変化を起こしていることが判明したようです。
現在では、下記のように改められています。
他の原子と化合しにくい質量数86 のKr(クリプトン)が出す橙色の光の、真空中における波長を1650763.73倍したものを1mとすることになりました。1650763.73倍なんて半端な数になったのは、それまでのメートル原器による定義になるべく近くなるように決めたからです。この定義は、1960年10月の国際度量衡総会で採用され、日本では、1961年7月1日に政令で定められています。
引用 メートル法のそもそも
最後に
地球一周は何キロかということに焦点を当ててみてきました。
地球の一周は、ほとんどピッタリ4万kmでした。
余りに大きな距離なので、非常にイメージしずらいと考えまして、世界の各都市の距離と、歩きや乗り物を使った際の時間を出して比較してみました。何かの助けになったでしょうか。
そして、4万kmになった理由を見てきました。ほとんどピッタリになった理由がわかりましたね~。
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