英語でサツマと呼ばれる食べ物は何かわかる?意外や意外の食品だった
日本語がそのまま英語になった文字、たとえば、ゲイシャ、ニンジャ、スシなどがありますが、この度、サツマと呼ばれるモノがあると知りました。
しかも、それが食べ物なんだそうで、こりゃ初耳だわいと思いまして、その正体を知るべく調査を開始しました。
その正体は難なく知れたわけですが、この名称、アメリカだけでなくヨーロッパの方でも知る人ぞ知るモノだったんですよ。
気になる方は、是非立ち寄って行ってください。一緒に見ていきませう!
英語でサツマと呼ばれる食べ物は?
意外や意外の食品です!
英語でサツマと呼ばれる食べ物は?
温州ミカンなんですよ!
英語で、satsuma mandarin と書きます。
satsumaは、アメリカ南部の住民だと日本文化や和食に全く興味がなくても、皆が知ってる食べ物だということです。
何故satsumaなのか?
wiki 温州ミカンの記事から辿って、以下の記事を見つけました。
明治 9 年にアメリカのフロリダへ導入した際、苗が原産地の鹿児島から運ばれたため、薩摩の名がついています。また、その後、苗の多くが尾張の種苗産地からアメリカに送り込まれたことから、Owarisatsuma (おわり さつま)とも呼ばれました。(岩政正男氏)
引用 蜜柑歴史散歩 小蜜柑と温州みかん
しかし、「Satsuma」と呼ばれるようになった由来には諸説あるようです。
- 「温州みかん」の原産地が鹿児島県と推定されており、そこから「Satsuma」と呼ばれているという説
- 幕末期に薩英同盟が結ばれた際、薩摩藩からイギリスに苗が送られたことに由来するとの説
- 薩摩地方から最初に欧米に輸入されたことに由来するとの説
- 在日アメリカ大使館職員の家族が鹿児島県からみかんをアメリカに持ち帰って紹介したことによるという説
裏付けになるかわかりませんが、「英語訳」検索で出てくる翻訳窓で英語⇒日本語にして英語に「satsuma mandarin」と入れると日本語に「温州みかん」と出てきます。
でも、その逆、日本語で「温州みかん」とやっても、英語では「satsuma mandarin」になりませんでした。
ウィーンでも、みかんは「Satsuma」と呼ばれているようです。
ウィーンのスーパーでは、「Spanische Satsuma」(スペインのさつま)などと書いてあり、なんかちょっとへんてこな感じの名前に聞こえるが、味は日本のものと比べて遜色ない。
引用 「さつま」という食べ物
ロングマン現代英英辞典で「satsuma」を引いてみました。
その内容は、「a fruit like a small orange, that has no seeds, and a loose skin you can pull off easily」で、日本語に訳すと「小さなオレンジのような果物で、種がなく、皮が簡単に剥ける」と出ています。
みかんを英語で何というのか?
みかんを英語で何というのでしょうか?
先程の記事にはこう出ています。
ともかく「Satsuma」=ズバリ「温州みかん」のことを伝えられるかと思います。ただ「Satsuma」はいわゆる品種名なので、「Satsuma」を知らない人には伝わらない可能性が高いです。
引用 みかんな豆知識
多くの人に「みかん」を伝えたいときは「Mandarin」、もしくは「Mandarin orange」が有効ではないでしょうか。
和英辞典でみかんを調べた際も「mandarin」が出ることも多いかと思います。
「英語訳」検索で出てくる翻訳窓で日本語に「みかん」と入れると「Mandarin orange」と出てきますね。
みかんについては、漢字でどう書くのか記事にしています。どうぞ、そちらも見てやってください。
satsuma=薩摩とは?
日本人だと、「satsma」で食べ物というと、「さつまいも」あるいは「さつまあげ」を連想するのではないでしょうか?
クイズなどでも、3択問題で「魚肉のすり身揚げ」、「いもの天ぷら」、「温州みかん」が出されていると、まさか「温州みかん」とは思わないですよね~。
ここでは、satsuma=薩摩について、少し解説しておきます。
薩摩を、広辞苑で見ると、「旧国名の一。鹿児島県西部にあたる。薩州。」とあっさりとしたものです。
ただ、その後に、「薩摩」のつく言葉が延々と出てきました!
さつま-あげ【薩摩揚(げ)】さつま-いとびな【薩摩糸雛】さつま-いも【薩摩芋】さつま-いり【薩摩炒り】さつま-うま【薩摩馬】さつま-がすり【薩摩絣】さつま-ガラス【薩摩―】さつま-ぎく【薩摩菊】さつま-げた【薩摩下駄】さつま-けん【薩摩拳】さつま-こくぶ【薩摩国府】さつま-ごよみ【薩摩暦】さつま-じい【薩摩椎】さつま-じょうふ【薩摩上布】さつま-じる【薩摩汁】さつま-すぎ【薩摩杉】さつま-どり【薩摩鶏】さつま-にしき【薩摩錦】さつま-にんぎょう【薩摩人形】さつま-の-かみ【薩摩の守】さつま-はやと【薩摩隼人】さつま-ばん【薩摩版】さつま-はんとう【薩摩半島】さつま-びきゃく【薩摩飛脚】さつま-びわ【薩摩琵琶】さつま-ふじ【薩摩富士】さつま-ぶし【薩摩節】さつま-やき【薩摩焼】さつま-ろうそく【薩摩蝋燭】さつま-げき【薩摩外記】さつまじしょ【薩摩辞書】さつま-じょううん【薩摩浄雲】さつまのかみ【薩摩守】
さつま-あげ【薩摩揚(げ)】がトップで、その他にも、たくさんの言葉がありますな。さつま-いも【薩摩芋】もちゃんと入ってます。
私は、薩摩っていうと「薩摩藩」のことかと思いました。あと、「桜島」が出てきます。
最後に
サツマの正体は温州みかんだったんですね。
聞いたところによると、日本のように手で剝くことのできるみかんは外国にはなかったようで、かなり人気があることがわかりました。
サツマと呼ばれるようになった理由はいくつかありますが、いずれも、薩摩藩や薩摩地方から出ていったというのが真相のようですね。
ついでに、みかんの英語名を見ておきました。
最後に、薩摩について蘊蓄を少しだけ載せておきました。
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