甘酒の別名を大特集!昔ながらの呼び名や少々異質な名称までご紹介
甘酒ですが、毎年、近所の酒屋で酒粕が売っていると、嫁さんが購入して作って飲んでおります。酒粕入りなので、少々アルコールが入っており、甘酒を飲んだ際の嫁さんのほんのり頬が染まっています。
嫁さんは、自分で作った甘酒が大好きなんです。60爺も飲みますが、嫁さんほど頻繁には飲んでいません。
この甘酒、酒粕で作るものだと思っていたんですが、実は、製法が色々あるみたいで、それを見に行った際、甘酒には複数の別名が出て来るのに気づきました。
製法より、そちらに興味が移ってしまい、サイトを色々とめぐってみました。
今回は、甘酒の別名を大特集します。別名には、昔ながらの呼び名が多かったのですが、少々異質な名称もあり、それらを詳しく解説しましたよ~。
そこのところを含め、是非、ご覧になってください。
甘酒の別名を何という?
始めに、甘酒の別名を挙げていきますね。
甘酒の別名を何という?
- 一夜酒(ひとよざけ)
- なめ酒
- 甘粥(あまがゆ)
- 醴酒(こさけ、こざけ)
- 飲む点滴
五つ挙がりました。上から四つは昔からの別名と思われるんですが、異質なのが最後の「飲む点滴」です。
何で、こんな名称がついたんですかね?
それぞれの別名を個別に見ていきましょう。
一夜酒(ひとよざけ)
この由来は、お粥に麹を混ぜて一晩置くと発酵して甘くなったところから来ています。まさに、「名は体を表す」ですね。「いちやざけ」とも。
wikiに、下記の記載が見られます。
米こうじ様と米を原料とする。150gの米、3合の水で作った粥を50 – 60°C程度に保温し、200gの米こうじ様を混合、撹拌し、1晩(10 – 12時間)程度かけてコウジ様カビ由来の酵素(アミラーゼ)によってデンプンを糖化することで甘味を得る。古く「一夜酒(ひとよざけ)」と呼ばれたのはこの製法から来たものである。
引用 wiki 甘酒
また、津島神社のサイトにも下記の記載があります。
一夜酒は、水を張った大釜にうるち米(白米)四升を入れ、焦げ付かないよう、掻き混ぜながら、二時間程煮ます。どろどろになった状態の白米を桶に入れ、人肌ほどの温度に冷ましてから五升の麹を掻き混ぜながら入れ、一晩醸造します。
引用 津島神社 一夜酒醸造
なめ酒
地酒用語集の甘酒に以下の記載があるんですが、その由来等を見つけることが出来ませんでした。
米のかゆに米麹を混ぜ、約一昼夜、55度前後に放置して作ったもの。別名「一夜酒」、「なめ酒」ともいう。
引用 地酒用語集 甘酒 【あまざけ】
甘粥(あまがゆ)
見た目はどぶろくに似て混濁している甘酒は、甘い粥の如きものなので、こう呼ばれたようです。
古代インドで、荒行・苦行で倒れていた釈迦に村娘アジャータが供養したのが、甘酒即ち甘粥ではないかと言われているそうです。
ちなみに、この後、釈迦は悟りを開いたそうです!
醴酒(こさけ、こざけ)
これ、「濃い酒」の意味だそうです。
日本国語大辞典には、「米、麹(こうじ)、酒を混ぜ合わせ、一夜で醸造する酒。今の甘酒の類。」と出ていますね。
「れいしゅ」とも読むようです。
「醴」の文字ですが、音読みは「レイ・ライ」で、訓読みは「あまざけ・あまい」なんですよ。意味が、『あまざけ。また、あまい。あまい水。「醴酒」』ですから、甘酒=醴酒なんですね。
飲む点滴
wikiにある次の記載が、この別名の説明になっています。
甘酒には、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、食物繊維、オリゴ糖や、システイン、アルギニン、グルタミンなどのアミノ酸、そして大量のブドウ糖が含まれている。ブドウ糖以外の成分は原料米とのコウジカビ属(Aspergillus)に由来するが、これらの栄養はいわゆる栄養剤としての点滴とほぼ同じ内容であることから、「飲む点滴」と称されることもある
引用 wiki 甘酒
一般的に飲む点滴と呼ばれているのは米麹から作られている「米麹甘酒」です。
飲む点滴と言われる理由をまとめてみます。
- ブドウ糖を多く含んでいる
- アミノ酸やビタミン類も含む
このように、「飲む点滴」とも言われる甘酒には、ブドウ糖、アミノ酸及びビタミン類などが含まれ非常によろしいのですが、カロリーが高いということもあり、飲みすぎに注意が必要です。
甘酒の製法
甘酒の製法を2種類示しますが、製造方法は複数存在し、両製法を使用した製品も存在します。
- 麹様を使用する製造方法
- 酒粕を使用する製造方法
それぞれの製造方法を見ていきましょう。
麹様を使用する製造方法
wikiに製造方法が出ています。
米こうじ様と米を原料とする。150gの米、3合の水で作った粥を50 – 60°C程度に保温し、200gの米こうじ様を混合、撹拌し、1晩(10 – 12時間)程度かけてコウジ様カビ由来の酵素(アミラーゼ)によってデンプンを糖化することで甘味を得る。古く「一夜酒(ひとよざけ)」と呼ばれたのはこの製法から来たものである。冬でないと酒を造れない酒蔵が夏の副業に手掛けていたともいう
引用 wiki 甘酒
飲む点滴と呼ばれるのは、こちらの製造方法で作られた甘酒です!
米麹が米をブドウ糖に分解して甘くなる甘酒です。アルコールを含みません。
製造時に、温度が高すぎるたり低すぎたりすると、甘味が乏しくなったり、酸味や問題ある雑味が強く風味が損なわれる場合があるようです。
酒粕を使用する製造方法
こちらも、wikiの製造方法です。
酒粕を原料とする。湯に酒粕を溶いて加熱し、砂糖などの甘味を加える。日本酒由来の酒粕には、発酵酵母など各種栄養素も多く含まれており、製法も安易である。日本酒由来の酒粕ではなくこぼれ梅(みりん粕)を使用する場合もある。材料の酒粕にはアルコールが含まれているため、作られた甘酒に少量(場合により酔う程度に多量)のアルコールが含まれている場合もある。酒粕はすり鉢などを用いて滑らかにとかしたり、塩を一つまみ加えるなどと工夫する人もいる
引用 wiki 甘酒
上述のように、酒粕を溶いたお湯に砂糖を入れて甘くする甘酒のため、少量のアルコールが含まれます。
うちの甘酒は、もっぱらこちらです。嫁さんに、米から作る方法もあるらしいと言ったら驚いてました。
以下、甘酒の商品をいくつか掲げてみました。それぞれおいしそうです。
チャレンジしてみては?
いろいろな甘酒があるんですな。
最後に
始めに甘酒の別名を5つ挙げました。
それぞれの別名について由来等の解説を加えました。「飲む点滴」と言われる甘酒ですが、カロリーが高いので、ガブ飲みは止めましょう!
そして、甘酒の製造方法を紹介しました。60爺の家では、酒粕をベースに作る方法でした。
皆様も、この際、甘酒を取り寄せて飲んでみてはいかがでしょうか?
※気づけば「別名」の記事も増えてきました
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