ラズパイで電光掲示板part3!pythonのサンプルプログラム実行

2017年9月13日

さて、ラズパイで電光掲示板のpart3ですが、pythonのサンプルプログラムを実行します。

part1,part2では、用意されたコマンドを叩くことで、サンプルプログラムを動かしましたが、今回の記事では、同様に用意されたpythonのサンプルプログラムを実行します。

pythonのサンプルプログラムは、このサイトに用意されています。

今回も、盛りだくさんのサンプルがあるので、順に実行していけたらと思います。

それでは、ごいっほに、ご覧になってください。

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pythonのサンプルプログラム

python の samplesフォルダに、たくさん用意されています^^;

pi@raspberrypi:~/rpi-rgb-led-matrix/bindings/python/samples $ ls -l
合計 52
drwxr-xr-x 2 root root 4096 8月 2 12:27 __pycache__
-rwxr-xr-x 1 pi pi 876 7月 31 14:18 graphics.py
-rwxr-xr-x 1 pi pi 1214 7月 31 14:18 grayscale-block.py
-rwxr-xr-x 1 pi pi 1809 7月 31 14:18 image-draw.py
-rwxr-xr-x 1 pi pi 1296 7月 31 14:18 image-scroller.py
-rw-r--r-- 1 pi pi 754 7月 31 14:18 image-viewer.py
-rwxr-xr-x 1 pi pi 1003 7月 31 14:18 pulsing-brightness.py
-rwxr-xr-x 1 pi pi 1152 7月 31 14:18 pulsing-colors.py
-rwxr-xr-x 1 pi pi 2218 7月 31 14:18 rotating-block-generator.py
-rwxr-xr-x 1 pi pi 1143 7月 31 14:18 runtext.py
-rwxr-xr-x 1 pi pi 3256 7月 31 14:18 samplebase.py
-rw-r--r-- 1 pi pi 3951 8月 2 10:50 samplebase.pyc
-rwxr-xr-x 1 pi pi 1080 7月 31 14:18 simple-square.py

たくさん用意されているのはいいんですが、実行しても面白くないサンプルも多かったので、やっていてわかりやすい次の2つを中心に記事にしています。

  1. テキストを流す runtext.py
  2. イメージを流す image-scroller.py

その他のサンプルは見ていてもあまり面白くないので、最後に「他のサンプルプログラム」としてまとめてあります。

それぞれ、動画を載せていますので、ご覧ください。

テキストを流す

これが、一番最初に出ていたサンプルプログラムです。パラメータは、こんなにあります。

usage: runtext.py [-h] [-r LED_ROWS] [-c LED_CHAIN] [-P LED_PARALLEL]
[-p LED_PWM_BITS] [-b LED_BRIGHTNESS]
[-m {regular,adafruit-hat,adafruit-hat-pwm}]
[--led-scan-mode {0,1}]
[--led-pwm-lsb-nanoseconds LED_PWM_LSB_NANOSECONDS]
[--led-show-refresh] [--led-slowdown-gpio {0,1,2}]
[--led-no-hardware-pulse LED_NO_HARDWARE_PULSE] [-t TEXT]

テキストを電光掲示板に流す

60爺の電光掲示板の LED-ROWS は 16 ですので、-r 16 ですね。あと、サウンドモジュールをそのままにしてあるので、–led-no-hardware-pulse に yes を設定しました。

実行すると、黄色の文字で “hello!world" が流れましたというか、流れ続けます。サンプルを止めるには、CTRL-Cですね。

なお、以下のサンプルは、番外編で記載したように、LEDパネル2枚で実行しています。中国製の大きい奴⇒秋月の小さいパネルの順に表示が流れます。

sudo python3 runtext.py -r 16 --led-no-hardware-pulse yes -c 2 
Press CTRL-C to stop sample 

次に、指定したテキストを電光掲示板に流してみましょう。

パラメータを良く見ると、最後に、[-t TEXT]があります。ひょっとして、テキストを与えて表示できるのではと思い、即、実行です。

思ったとおり、ここで与えた、Good Evening! を表示できました。

sudo python3 runtext.py -t "Good Evening!" -r 16 --led-no-hardware-pulse yes -c 2
Press CTRL-C to stop sample 

指定したテキスト"Good Evening!"がキレイに流れていきますね。


イメージを流す

次は、イメージを流してみます。image-scroller.pyですね。

指定したイメージを流す

最初は、指定したイメージを電光掲示板に流します。

sudo python3 image-scroller.py -r 16 --led-no-hardware-pulse yes -c 2 -i /home/pi/rpi-rgb-led-matrix/examples-api-use/runtext16.ppm
Press CTRL-C to stop sample

Hello Worldとピースマーク等が電光掲示板上に流れました。

指定した日本語を流す

今度は、日本語を流してみたいのですが、テキストは、日本語を認識できない模様です。

① imagemagick インストール

ウーーン、そこで、師匠登場です。

imagemagickというソフトがあって、テキストをイメージに変換できるらしい。それを電光掲示板に流せばいいということです。

sudo apt-get install imagemagick

② 日本語フォントのインスト-ル

早々、日本語のイメージを作れないかやってみました。日本語フォントがあれば、問題なく作れるらしい。ここがみそです。

日本語フォントをインストールしないと、どうやっても出来ませんよ。日本語フォントをインストールできれば一発で出来ます。

まだ、linuxの知識の浅い60爺は、次のコマンドで日本語(明朝)フォントをインストールしました。

sudo apt-get install fonts-ipafont-mincho

③ 日本語をイメージファイルに変換

imagemagick の convert文を用いて、イメージファイルを作成します。

convert -background white -fill blue -font /usr/share/fonts/truetype/fonts-japanese-gothic.ttf -size 281x16 -pointsize 16 label:おはようございます good_m.jpg

④ 日本語を電光掲示板で流す

ここで作成したイメージファイル good_m.jpg を用いて、作成したイメージを流します。

sudo python3 image-scroller_time10.py -r 16 -c 2 --led-no-hardware-pulse yes -i /home/pi/good_m.jpg

ちょっと、指定したイメージが短く、文字の入っていない箇所が長すぎますが、まあ、実用に耐えるものが作れそうですね。

ただ、少し、ちらつきが多いのが気になります。ここらは、マニュアルを見て対処する必要があるかもしれません。

他のサンプルプログラム

この章では、最初に述べたように、見ていても余り面白くないサンプルをまとめています。

以下のサンプルプログラムを流します。

sudo python3 graphics.py -r 16 -c 2 --led-no-hardware-pulse yes
sudo python3 grayscale-block.py -r 16 -c 2 --led-no-hardware-pulse yes
sudo python3 pulsing-brightness.py -r 16 -c 2 --led-no-hardware-pulse yes
sudo python3 pulsing-colors.py -r 16 -c 2 --led-no-hardware-pulse yes
sudo python3 rotating-block-generator.py -r 16 -c 2 --led-no-hardware-pulse yes
sudo python3 simple-square.py -r 16 -c 2 --led-no-hardware-pulse yes

輝度が強すぎるように感じるので、その半分くらいになるよう、それぞれにパラメータを追加しました。

実行結果は以下です。余り、きれいに撮れていないですね。

ただのサンプルみたいな面白くないのもありますが、ご容赦してください。

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最後に

ラズパイで電光掲示板part3ということで、今回はpythonのサンプルプログラムを実行してみました。

用意されたサンプルはたくさんあったのですが、見ていて面白いサンプルは2つほどしかなかったです。

その2つ、テキスト及び画像を流すサンプルをそれぞれ見ていただきました。

これらは、何かに使えそうですね。

※気づけば魚へんの漢字の記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

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Posted by 60爺