ラズパイで電光掲示板part3!pythonのサンプルプログラム実行
さて、ラズパイで電光掲示板のpart3ですが、pythonのサンプルプログラムを実行します。
part1,part2では、用意されたコマンドを叩くことで、サンプルプログラムを動かしましたが、今回の記事では、同様に用意されたpythonのサンプルプログラムを実行します。
pythonのサンプルプログラムは、このサイトに用意されています。
今回も、盛りだくさんのサンプルがあるので、順に実行していけたらと思います。
それでは、ごいっほに、ご覧になってください。
pythonのサンプルプログラム
python の samplesフォルダに、たくさん用意されています^^;
pi@raspberrypi:~/rpi-rgb-led-matrix/bindings/python/samples $ ls -l
合計 52
drwxr-xr-x 2 root root 4096 8月 2 12:27 __pycache__
-rwxr-xr-x 1 pi pi 876 7月 31 14:18 graphics.py
-rwxr-xr-x 1 pi pi 1214 7月 31 14:18 grayscale-block.py
-rwxr-xr-x 1 pi pi 1809 7月 31 14:18 image-draw.py
-rwxr-xr-x 1 pi pi 1296 7月 31 14:18 image-scroller.py
-rw-r--r-- 1 pi pi 754 7月 31 14:18 image-viewer.py
-rwxr-xr-x 1 pi pi 1003 7月 31 14:18 pulsing-brightness.py
-rwxr-xr-x 1 pi pi 1152 7月 31 14:18 pulsing-colors.py
-rwxr-xr-x 1 pi pi 2218 7月 31 14:18 rotating-block-generator.py
-rwxr-xr-x 1 pi pi 1143 7月 31 14:18 runtext.py
-rwxr-xr-x 1 pi pi 3256 7月 31 14:18 samplebase.py
-rw-r--r-- 1 pi pi 3951 8月 2 10:50 samplebase.pyc
-rwxr-xr-x 1 pi pi 1080 7月 31 14:18 simple-square.py
たくさん用意されているのはいいんですが、実行しても面白くないサンプルも多かったので、やっていてわかりやすい次の2つを中心に記事にしています。
- テキストを流す runtext.py
- イメージを流す image-scroller.py
その他のサンプルは見ていてもあまり面白くないので、最後に「他のサンプルプログラム」としてまとめてあります。
それぞれ、動画を載せていますので、ご覧ください。
テキストを流す
これが、一番最初に出ていたサンプルプログラムです。パラメータは、こんなにあります。
usage: runtext.py [-h] [-r LED_ROWS] [-c LED_CHAIN] [-P LED_PARALLEL]
[-p LED_PWM_BITS] [-b LED_BRIGHTNESS]
[-m {regular,adafruit-hat,adafruit-hat-pwm}]
[--led-scan-mode {0,1}]
[--led-pwm-lsb-nanoseconds LED_PWM_LSB_NANOSECONDS]
[--led-show-refresh] [--led-slowdown-gpio {0,1,2}]
[--led-no-hardware-pulse LED_NO_HARDWARE_PULSE] [-t TEXT]
テキストを電光掲示板に流す
60爺の電光掲示板の LED-ROWS は 16 ですので、-r 16 ですね。あと、サウンドモジュールをそのままにしてあるので、–led-no-hardware-pulse に yes を設定しました。
実行すると、黄色の文字で “hello!world" が流れましたというか、流れ続けます。サンプルを止めるには、CTRL-Cですね。
なお、以下のサンプルは、番外編で記載したように、LEDパネル2枚で実行しています。中国製の大きい奴⇒秋月の小さいパネルの順に表示が流れます。
sudo python3 runtext.py -r 16 --led-no-hardware-pulse yes -c 2
Press CTRL-C to stop sample
次に、指定したテキストを電光掲示板に流してみましょう。
パラメータを良く見ると、最後に、[-t TEXT]があります。ひょっとして、テキストを与えて表示できるのではと思い、即、実行です。
思ったとおり、ここで与えた、Good Evening! を表示できました。
sudo python3 runtext.py -t "Good Evening!" -r 16 --led-no-hardware-pulse yes -c 2
Press CTRL-C to stop sample
指定したテキスト"Good Evening!"がキレイに流れていきますね。
イメージを流す
次は、イメージを流してみます。image-scroller.pyですね。
指定したイメージを流す
最初は、指定したイメージを電光掲示板に流します。
sudo python3 image-scroller.py -r 16 --led-no-hardware-pulse yes -c 2 -i /home/pi/rpi-rgb-led-matrix/examples-api-use/runtext16.ppm
Press CTRL-C to stop sample
Hello Worldとピースマーク等が電光掲示板上に流れました。
指定した日本語を流す
今度は、日本語を流してみたいのですが、テキストは、日本語を認識できない模様です。
① imagemagick インストール
ウーーン、そこで、師匠登場です。
imagemagickというソフトがあって、テキストをイメージに変換できるらしい。それを電光掲示板に流せばいいということです。
sudo apt-get install imagemagick
② 日本語フォントのインスト-ル
早々、日本語のイメージを作れないかやってみました。日本語フォントがあれば、問題なく作れるらしい。ここがみそです。
日本語フォントをインストールしないと、どうやっても出来ませんよ。日本語フォントをインストールできれば一発で出来ます。
まだ、linuxの知識の浅い60爺は、次のコマンドで日本語(明朝)フォントをインストールしました。
sudo apt-get install fonts-ipafont-mincho
③ 日本語をイメージファイルに変換
imagemagick の convert文を用いて、イメージファイルを作成します。
convert -background white -fill blue -font /usr/share/fonts/truetype/fonts-japanese-gothic.ttf -size 281x16 -pointsize 16 label:おはようございます good_m.jpg
④ 日本語を電光掲示板で流す
ここで作成したイメージファイル good_m.jpg を用いて、作成したイメージを流します。
sudo python3 image-scroller_time10.py -r 16 -c 2 --led-no-hardware-pulse yes -i /home/pi/good_m.jpg
ちょっと、指定したイメージが短く、文字の入っていない箇所が長すぎますが、まあ、実用に耐えるものが作れそうですね。
ただ、少し、ちらつきが多いのが気になります。ここらは、マニュアルを見て対処する必要があるかもしれません。
他のサンプルプログラム
この章では、最初に述べたように、見ていても余り面白くないサンプルをまとめています。
以下のサンプルプログラムを流します。
sudo python3 graphics.py -r 16 -c 2 --led-no-hardware-pulse yes
sudo python3 grayscale-block.py -r 16 -c 2 --led-no-hardware-pulse yes
sudo python3 pulsing-brightness.py -r 16 -c 2 --led-no-hardware-pulse yes
sudo python3 pulsing-colors.py -r 16 -c 2 --led-no-hardware-pulse yes
sudo python3 rotating-block-generator.py -r 16 -c 2 --led-no-hardware-pulse yes
sudo python3 simple-square.py -r 16 -c 2 --led-no-hardware-pulse yes
輝度が強すぎるように感じるので、その半分くらいになるよう、それぞれにパラメータを追加しました。
実行結果は以下です。余り、きれいに撮れていないですね。
ただのサンプルみたいな面白くないのもありますが、ご容赦してください。
最後に
ラズパイで電光掲示板part3ということで、今回はpythonのサンプルプログラムを実行してみました。
用意されたサンプルはたくさんあったのですが、見ていて面白いサンプルは2つほどしかなかったです。
その2つ、テキスト及び画像を流すサンプルをそれぞれ見ていただきました。
これらは、何かに使えそうですね。
※気づけば魚へんの漢字の記事も増えてきました
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