椛を名前に使うとキラキラネームになるのか?私の考えを書き連ねます
木へんに花で椛(もみじ)となるんですが、今回は、この椛を名前に入れた場合について少し、考えてみようと思います。
昨今、キラキラネームが悪い意味で話題に上りますよね。そこで、上に挙げた椛とキラキラネームの関連を見ていこうと思います。
椛を使った名前は、サイトを探すとかなりあるんですが、この漢字表記を使うとキラキラネームになってしまうんでしょうか?
60爺の考えを書き連ねてみようと思います。
ご一緒に考えてみてくださいませんか?
椛を名前に使うとキラキラネームになるのか?
椛を名前に使うとキラキラネームになるのでしょうか?
まずは、結論から述べていきまーーす。
椛を名前に使うとキラキラネームになるのか?
椛の読ませ方が、変に逸脱しなければキラキラネームになることはない
椛は、名前の場合、一文字だけで次のように読ませることが出来るんです。
- いろは
- なぎ
- なぐさ
- はな
- かえで
- もみじ
また、訓読みの一字を使って、「か」と読ませることで名づけの幅は広がります。
これらの読みを使うことであれば、キラキラネームには成りえませんね。
その理由をキラキラネームの定義から見ていきましょう。
キラキラネームとは
まずは、キラキラネームの定義を挙げておきます。
キラキラネームとは?
キラキラネームとは、名前に使う漢字を世間一般とは違う読み方で読ませる、いわゆる当て字を使った名前のことを指します。
引用 キラキラネームの現状とは?実際に起きた騒動や結末も紹介
この定義に従うと、おのずと、どんな名前がキラキラネームなのかが分かります。いくつか、例を挙げておきましょう。
- 「高」と書いて漢字の意味とは逆の「ヒクシ」と読ませる
- 「太郎」と書いて「サブロウ」と読ませる、読み違いか書き違いか分からない
- 「太郎」と書いて「マイケル」と読ませ、漢字の意味や読みからは連想することができない
- 「紅葉」と書いて「メープル」、英語で紅葉を「メープル」と呼ぶことが由来
- 「心姫」と書いて「はあと」、漢字の意味や読みからは連想することができない
- 「男」と書いて「あだむ」、神が最初に創造した男性の名前が由来
戸籍の氏名に読みがなを付ける法改正の要綱案で法務省は次のように語っています。
法務省は、今回新たに設ける規定について「行きすぎた『キラキラネーム』など、社会に混乱を招く極端なものは記載されない。そのうえで、辞書に載っている読み方だけではなく、載っていなくても、社会に一定程度受け入れられる読み方であれば認められる方向だ」としています。
引用 行きすぎの「キラキラネーム」は戸籍記載せず 法改正の要綱案
キラキラネームは、1990年代半ば以降から増加し、命名は親の責任であるためにその者の親の自己満足・教養の無さが露呈する名付けと言われました。
私は、この意見には賛成しちゃいます。キラキラネームを自分に付けられたことを想像すれば、安易に命名できないと思うんですが、そんなことも考えられない人が親になっている状況なんですね!
椛を使った名前の一覧
それでは、椛を使った女の子の名前を一覧にしたので見てください。
100近くありますので、すごいですよ。
愛椛(あいか)、碧椛(あおか)、愛椛音(あかね)、椛朋(あきほ)、朝椛(あさか)、篤椛(あつか)、秋椛(あきか)、綾椛(あやか)、いち椛(いちか)、彩椛(いろか)、椛羽(いろは)、咲椛(えみか)、凰椛(おうか)、音椛(おとか)、椛(かえで)、椛生(かお)、椛織(かおり)、椛衣(かえ)、樺椛(かか)、椛子(かこ)、椛澄(かすみ)、椛月(かづき)、椛南(かな)、椛奈実(かなみ)、椛杏(かなん)、椛乃(かの)、椛祈(かのり)、椛音(かのん)、椛穂(かほ)、椛弥(かや)、椛代(かよ)、椛凛(かりん)、椛蓮(かれん)、京椛(きょうか)、琴椛(ことか)、心乃椛(このか)、彩椛(さいか)、七椛(しちか)、萩椛(しゅうか)、朱椛(しゅか)、絢椛(じゅんか)、涼椛(すずか)、聖椛(せいか)、雪椛(せつか)、智椛(ちか)、月椛(つきか)、天椛(てんか)、十椛(とおか)、朋椛(ともか)、椛(なぎ)、椛沙(なぎさ)、夏椛(なつか)、七椛(ななか)、椛子(にこ)、寧々椛(ねねか)、乃椛(のか)、乃々椛(ののか)、展椛(のぶか)、椛那(はな)、椛子(はなこ)、悠椛(はるか)、弘椛(ひろか)、富椛(ふうか)、郁椛(ふみか)、冬椛(ふゆか)、和椛(ほのか)、円椛(まどか)、麻乃椛(まのか)、繭椛(まゆか)、未椛(みか)、実椛子(みかこ)、椛亜(もあ)、萌椛(もえか)、椛佳(もか)、椛七(もな)、椛(もみじ)、百椛(ももか)、萌椛(ももみ)、結椛(ゆいか)、有椛(ゆうか)、由椛(ゆか)、結椛子(ゆかこ)、結椛(ゆかば)、柚椛(ゆずか)、悠乃椛(ゆのか)、夢椛(ゆめか)、結々椛(ゆゆか)、莉椛(りか)、莉椛胡(りかこ)、六椛(りっか)、莉椛(りのか)、椋椛(りょうか)、凛々椛(りりか)、鈴椛(りんか)、瑠椛(るか)、瑠璃椛(るりか)、令椛(れいか)、蓮椛(れんか)、和椛(わか)、羽椛(わかば)
参考:【2021年】「椛」の意味と読み方、男女の名前160選、椛の名付けの注意点
「か」と読ませる名前が多いです。
「かえで」や「いろは」、「もみじ」、「なぎ」と読ませる名前もあります。どこにあるか見つけてみましょう。
ここに挙げた名前は、いずれも、キラキラネームには当たらないものです。
椛のキラキラネーム
この「椛」を使用したキラキラネームについて見ていきます。
「椛」で「こころ」と読む名前
こんな例があります。
女の子の名付けで悩んでいるのですが、「椛」と書いて「こころ」は読めないでしょうか?
引用 「椛」で「こころ」と読む名前
「椛」は「もみじ」と読めるので、
・秋生まれの女の子
・昔から女の子なら「こころ」と名付けたかった
こともあり、椛にしようか悩んでいます。
これは、そのまま名付けたとしたら、間違いなくキラキラネームです。でも、この質問に、こんな答えをしている人がいるんですよ。
周囲の意見で「おかしい」が多数派だったら変えます?
引用 「椛」で「こころ」と読む名前
どうつけようが公序良俗に反しない限り自由ですし、しっかりとした譲れない想いがあって付けるのなら、それで良いと思いますよ。
「どうつけようが公序良俗に反しない限り自由」なんて言ってますが大間違いですね。「自由をはき違えないで欲しい!何を偉そうに・・・」って言うのが、正直、60爺の気持ちです。
他に、まっとうな意見もあったのでホッとしていますが…。
友達にも覚えて貰えない。キラキラネーム認識されたら、今は読めないような名前を付ける親は子供の気持ちを考えない毒親だったり、知能の低い親(実際、そういう研究結果も有るようです。)と思われる可能性も。
引用 「椛」で「こころ」と読む名前
そして何より、そういう不利が予想されるにもかかわらず、名前を付けたら、子供が辛い思いや、虐められたりするから、親を怨むようになったり、改名の手間が掛かるというようなことが、起きます。
「心椛」で「ここも」はギリギリセーフ?
北京オリンピックのスノーボード女子銅メダル・村瀬心椛選手の名前ですが、「むらせここも」と読みます。
「心椛」の名前の由来は、「心は優しく、椛は秋に生まれたから」(2004年11月7日生まれ)だそうです。
本来、「こころもみじ」となるんですが、「ここも」と読ませるんですね。
これは、キラキラネームなんでしょうか。
私の中では、ギリギリセーフかな。
命名権についての考察
キラキラネームを子に付けるのは、その親ですが、子供に名前を付ける命名権とは何なのでしょうか?勝手な名前を付ける権限を国が認めているのでしょうか?
wikiで命名権を調べてみました。
命名権が誰にあるかの学説・判例については、次のように体系化される。
引用 wiki 命名権
・命名権親権者固有説:子(命名される者)の命名権は親権者の親権の1つ(身上監護権)とする立場。多くの学説と判例はこの立場を取る。
・命名権子固有説(事務管理的代行説):子の命名権は子本人の人格権の1つであるが、子は出生時に権利行使できないので、親権者がその子のために事務管理的に代行するという立場。
・命名権子固有説(親権者代行説):子の命名権は子本人の人格権の1つであるが、子は出生時に権利行使できないので、親権に基づき親権者が代行するという立場。
ただし、上記のいずれの立場を取るとしても、社会通念に照らして明らかに不適切な名や、名の持つ本来の機能を著しく損なう名を命名することは命名権の濫用として、戸籍事務管掌者(市町村長)は出生届の受理を許否することが許されるとされる。
命名権は、基本、親に与えられていると解釈できますな!
親が自分勝手にキラキラネームをつけても、社会通念上明らかに不適切な場合や、名前が持つ本来の機能を著しく損なわない限り、命名権の乱用にはならんわけです。
そして、キラキラネームのような名前を付ける人間は、得てしておかしな信念を持っちゃってるんで困ったことが起きる訳です!
キラキラネームを付けられた人たちの声
実際にキラキラネームを付けられた当事者の声を聴いてみましょう。
意外や意外、その中でもポジティブなものがあるんです。
- 一発で名前を覚えてもらえる
- 親からもらった大切な個性
- 長年この名前だから徐々に愛着が湧いてきた
一方、これに反して、当然、ネガティブな声もあるんです。
- 自己紹介で笑われる
- 名前を言うと、微妙な空気になる
- 覚えてもらいやすいが、マイナスの印象で覚えられることが多い
参考:キラキラネームの現状とは?実際に起きた騒動や結末も紹介
私のように、当事者ではない人間は、キラキラネームは悪だと思うんですが、ポジティブに生きている方もおるんですな。
キラキラネームが余りにも、その方の人生にマイナスに働くのであれば、最終的には改名という手段があります。
そして、その受理率は7割もあるそうなので、そちらの選択肢を考えても良いと思います。
最後に
椛という名前がキラキラネームに当たるかどうかを見てきました。
椛という漢字を変に脱却しなければ、この漢字がキラキラネームに当たることはないと60爺は結論付けました。
そして、キラキラネームの定義を掲げ、その中でキラキラネームの例を挙げました。そこから、椛を使った名前の一覧、椛のキラキラネームの例を見ていただきました。
最後の章では、命名権について考察しました。親が子供を命名するので、その親がちょっとあれだと、そういう騒動が起きちゃうんですよね!
私は、古い人間なんで、子供が将来困っちゃうような名前を付けないようにしてきましたが、いろんな人間がおりますんで…。
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