さんずいに奏ると書いて湊!意味・読み方から名前での使われ方まで総特集

2023年4月5日

60爺

最近、めったに音楽は聴きませんが、iTunesがインストールされているので、聞こうと思えばいつでも聞くことはできるんです。

この中にはクラシックも入っています。若かりし頃、小学館のクラシック・インを買いそろえたんですよ。クラシックの演奏を聴くのもいいですね。

この「演奏」にある「奏」の文字、「奏でる」なんて読みもあるんですが、さんずいに奏で「湊」という漢字になりますね。

今回は、さんずいに奏でるの湊について、前回やった「汐」と同様、意味・読み方から名前での使い方まで総特集したいと思います。

今回も、是非、ご一緒して内容を見ていってください。

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さんずいに奏でるといえば湊!漢字の読み方や全体像をまずはチェック

最初に、湊の意味と読み方を明確にしましょう。

湊の読み方と意味

画数 :11画
音訓:ソウ あつ・まる(日本語だけ)みなと(名付)すすむ み みなと
意味
①あつ・まる。多くのものがそこへとしぼられたようにあつまる。②「湊理(ソウリ)とは、細かい組織の集まった皮膚組織。
日本語だけの意味・用法
みなと。水上航路のあつまってくるみなと。

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

上記のとおり、「湊」の音読みは「ソウ」で、訓読みは「あつ・まる」です。日本語だけの訓読みとして「みなと」があります。日本での名付で「すすむ」「み」「みなと」の3種類があります。

意味は、「あつ・まる」です。モノが集まってくるんですね!「輻湊」という言葉があり、「方々から集まること。物が1カ所にこみあうこと。」という意味です。

日本語だけの意味として「みなと」を差します。

さて、次は、湊の書き順を見てみましょうか。

この漢字は、さんずいを書いてから奏を書きます!春の日を除いたモノを書いてから、天に似た文字を書くんです。それらの書き順は問題ないと思いますが、どうでしょうか?


もっと詳しく知ろう!湊の漢字としての由来や成り立ち

湊の漢字としての由来と成り立ちを知っておきましょう。

湊=「奏(ソウ)一所に集めそろえる」+「水(かわ)」(形声※)。いくつかの川が一つの川に合流するように、一つの所に物が集まり合わさる状況を示す。水は比喩的限定記号。「みなと」の意味は日本的展開。

引用 上級漢和辞典 漢字源 学研

形声※
漢字の六書(リクショ)の一つ。発音を表す文字と、意味を表す文字とを組み合わせて、新しい文字を作る方法。

ここでの「さんずい」の意味は、汐のそれと違い、川を表すんですね。水は比喩的限定記号と言っています!奏(ソウ)は一所に集めてそろえる意を持っているんですね!

そして、「一つの所に物が集まり合わさる状況」から、日本では「みなと」の意味を持たせたのですね!

次の章では、港のつく熟語を挙げてみます。

湊のついた熟語

湊の意味は分かったのですが、辞書を駆使して、もう少し詳しく見ていきましょう。

熟語読み意味
湊会(會)ソウカイ=湊集(ソウシュウ)。物が一か所にあつまること。
湊合ソウゴウ一つに集まること。
湊集ソウシュウ=湊会
湊成ソウセイ①成し遂げること。出来上がること。②一つに集めること。集まること。
湊泊ソウハク①船が船着き場に停泊すること。②一か所にあつまり、とどまること。
湊紙ミナトガミ和泉国大鳥郡湊村(現、堺市)原産の漉返しの紙。壁の腰張り、襖の下張りなどに用いる。

漢字で集める熟語には、余り馴染みのない言葉が集まる傾向があるようですね。ここに出てきた熟語も、初めて目にする言葉ばかりですよ~!

次の章では、「湊」を名前に使う場合のポイントを簡単に述べておきます。

名前に使われる際のポイントは

さんずいに奏でると書く「湊」は、赤ちゃんへの名付けで、音読みの「ソウ」、訓読みは「ゆうしお」「うしお」、名付けとして「すすむ」「み」「みなと」と読ませることができます。

なお、2017年生まれの名前ランキングで「湊」は第一位を獲得しているんです。

「湊」は名前ではどんな思いが込められるのか考えてみました。

  • 周りに人が集まってくる人になりますように
  • 活気のある人生を送れる人になりますように
  • 色々な人を集めてまとめられる人になりますように
60爺

どちらかというと、女の子の名づけに合った漢字だと思います!

「湊」を使った名前

男の子の名前60爺ベスト3

  1. 湊(みなと)
  2. 湊太(そうた)
  3. 湊真(そうま)

1番は、「湊」一文字で読みは「みなと」です。2,3番目の読みは「そう」です。

女の子の名前60爺ベスト3

  1. 湊月(みづき)
  2. 湊優(みゆ)
  3. 湊咲(みさき)

読みは全て「み」です。港に続く漢字で女の子らしくなったと思います。

最後に

さんずいに奏で湊について述べてきました。

奏には、「モノが一か所に集まる」という意味があるんですね。それに、「川」を表すさんずいがついて湊になりました。そこから、日本では、「みなと」という理解をしたわけです。

この湊という漢字ですが、現在普通に使う「港」より、何か昔の「みなと」のイメージがしませんか?

熟語を見てきましたが、相変わらず、よくわからない熟語ばかりでした。

さんずいの漢字は2つ目でしたが、こちらも面白かったですね。

※気づけばさんずいの記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら