草冠に秋と書いて萩!意味・読み方から名前での使われ方まで総特集

2023年4月10日

3月の下旬にお彼岸がありましたが、その際、牡丹餅を食べましたか。

この牡丹餅ですが、秋のお彼岸にも食べられますが、その際は、牡丹餅ではなく「おはぎ」と呼ぶんですよ。それは、季節の花にちなんで呼び分けているからです。秋のそれは、「萩」の花ににているからです。

60爺

この萩の漢字を見たら、草冠の漢字をシリーズにして記事にしている60爺には見逃せませんね。

今回は草冠に秋と書く萩を題材に記事を書いていきますよ。

ということで、草冠に秋の「萩」について、意味・読み方から名前での使い方まで総特集したいと思います。

それでは、最後までご一緒にご覧になってくださいね。

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草冠に秋といえば萩!漢字の読み方や全体像をまずはチェック

最初に、萩の意味と読み方を明確にしましょう。

萩の読み方と意味

画数 :12画
音訓:シュウ (日本語だけ)はぎ(名付)はぎ
意味
①草の名。キク科ヨモギ属の木質性草本。芽は紫褐色で叢生(そうせい)する。根は太く短い。葉は毛が密生する。薬用。ケショウヨモギ。牛尾蒿。②木の名。ノウゼンカズラ科キササゲ属の落葉高木。トウキササゲ。=楸
日本語だけの意味・用法
はぎ。草の名。マメ科ハギ属の総称。山野に自生。初秋に紫紅色または白色の花が咲く。秋の七草の一つ。ハギ。

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

上記のとおり、「萩」の音読みは「シュウ」で、訓読みはありません。

意味は、二つの植物を指していますね。ケショウヨモギとトウキササゲです。トウキササゲは、=楸となっていますね、これは、木へんに秋の楸で出てきました。

キササゲ

日本語だけの意味として、秋の七草※のひとつである「はぎ」を指しています。

秋の七草※
「ハギ・キキョウ クズ・フジバカマ オミナエシ オバナ・ナデシコ」

さて、次は、萩の書き順を見てみましょうか。

この漢字の書き順は簡単ですね。草冠を書いてから秋を書きます!恐らく、書き順を間違えることはないと思いますが、大丈夫ですよね。


もっと詳しく知ろう!萩の漢字としての由来や成り立ち

萩の漢字としての由来と成り立ちを知っておきましょう。

萩=「秋(シュウ)引き締まる」+「艸(くさ)」(形声)。茎が細く締まって長く伸びた草を示す。

引用 上級漢和辞典 漢字源 学研

形声とは、漢字の六書(リクショ)の一つ。発音を表す文字と、意味を表す文字とを組み合わせて、新しい文字を作る方法。

萩の語源は不明なんですが、『大言海』に「生芽(ハエキ)の意、宿根より芽を生ずればなリ」とあるそうです。

「萩の読み方と意味」にもあるように、日本でのみ、植物の「はぎ」に「萩」の字を当てるのは、秋に花を咲かせるからです。

■追記 秋について記事を書いています。秋とは何か、その期間はいつなのかを解説しています。

萩ってどんな植物?

萩は、どんな植物なのでしょうか。ここでは、日本語だけの意味にある「萩」について花言葉と生態を見ていきましょう。

花言葉

「萩」の花言葉を以下に示します。

  • 思案
  • 内気
  • 柔軟な精神

写真にあるように、垂れた枝先にひとつひとつの花が小さく、うつむいているように見えるところから「思案」や「内気」といった花言葉が出てきたのでしょうか。

「柔軟な精神」は、細いけれど、たくましさを感じる萩の茎からつけられたのでしょう。

形態・生態

萩は、東アジア、南アジア、北米東部、オーストラリアの、温帯・亜熱帯に分布しています。

萩の特徴です。

数種あるが、いずれも比較的よく似た外見である。
背の低い落葉低木ではあるが、木本とは言い難い面もある。茎は木質化して固くなるが、年々太くなって伸びるようなことはなく、根本から新しい芽が毎年出る。直立せず、先端はややしだれる。
葉は3出複葉、秋に枝の先端から多数の花枝を出し、赤紫の花の房をつける。果実は種子を1つだけ含み、楕円形で扁平。

引用 wiki ハギ

以上、萩の漢字の読み方と意味、由来や成り立ち、そして、萩とはどんな植物なのかを見てきました。

次の章では、「萩」を名前に使う場合のポイントを簡単に述べておきます。

名前に使われる際のポイントは

草冠に秋と書く「萩」は、赤ちゃんへの名付けで、音読みの「シュウ」、名付けとして「はぎ」と読ませることができます。

また、「萩」は名前ではどんな思いが込められるのか考えてみました。

  • じっくりと物事をよく考えて行動できる人に
  • 柔軟な精神を持ったおおらかな人になるように
60爺

女の子の名づけにピッタリの漢字だと思います!

「萩」を使った名前

男の子の名前60爺ベスト3

  1. 萩斗(しゅうと)
  2. 萩平(しゅうへい)
  3. 萩磨(しゅうま)

読みは全て「しゅう」にしました。

女の子の名前60爺ベスト3

  1. 小萩(こはぎ)
  2. 萩凛(しゅり)
  3. 千萩(ちはぎ)

女の子は、1,3が「はぎ」という読みにしました。2番目は「しゅ」です。

「はぎ」の読みは少し古風かもしれませんが、なかなか良いと思いませんか?

最後に

草冠に秋で萩の読み方と意味について述べてきました。

読み方は、音読み「シュウ」で、訓読みはありませんね。ただ、日本だけの訓読みで「はぎ」があります。名付も、また「はぎ」と読ませます。

中国の方では、日本とは違い、ケショウヨモギあるいはトウキササゲを指しています。後者のトウキササゲは、木へんに秋の楸を指すんですね。こんなところで繋がるとは…。

日本ではハギを指しています。この漢字でも、中国と日本では違う植物を指しましたね。

この次の、草冠の漢字は何にするか考えるのも楽しいですよ!

■追記 他の部首に秋と書く漢字の記事です。

※気づけば草冠の漢字の記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

草冠の漢字

Posted by 60爺