魚へんに豊と書いて鱧を総特集【読み方・意味・生態・レシピなど】
今回は、シリーズものの「木へんに○○」「草冠に○○」「さんずいに○○」はお休みにして、魚へんの漢字を題材にしたいと思います。
漢字をライフワークにしているいますが、新たなシリーズ「魚へんに○○」の開拓ですね。
以前、魚へんの漢字は「魚へんに花の𩸽」で記事にしていますが、第二弾は、もう決めてあって、魚へんに豊で鱧にしたいと思います。この魚、関西の方では有名で、好きな方はご存知だと思います。
それでは、魚へんに豊の「鱧」で、読み方・意味・生態・レシピなどを総特集しちゃいます。
是非、お立ち寄りになってみてやってくださいませ。
魚へんに豊といえば鱧!漢字の読み方や全体像をまずはチェック
最初に、鱧の意味と読み方を明確にしましょう。
鱧の読み方と意味
鱧
画数 :24画
音訓:レイ(日本語だけ)はも はむ
意味
魚の名。タイワンドジョウ科タイワンドジョウ属の淡水魚。体は円筒形で、背は暗褐色、腹は灰白色。体側に三列の黒い斑点がある。水底にすみ、他の魚を食う。タイワンドジョウ。雷魚(ライギョ)。別名、鮦(ドウ)・鰑(ヨウ)・黒魚・文魚。
日本語だけの意味
はも。魚の名。ハモ科ハモ属の海水魚。体は細長い。ハモ。漢名、海鰻(カイマン)。
(訓読み)はむ
参考:上級漢和辞典 漢字源 学研
この漢字の音読みは「レイ」、訓読みはありません!意味は淡水魚である「タイワンドジョウ」ですね。
日本語では「はも」を指します。こちらはタイワンドジョウと違い海水魚です。全く違う魚ですよね!中国では「海鰻」即ち「うみうなぎ」と書くんですな。
次は、書き順をみます。
魚と豊の書き順そのままです!魚は、5,6の順を逆にする方もいらっしゃるかと思います。縦棒(5)が先なんですよ。
豊は、曲と豆を書くわけですが、曲の縦棒2本(14,15)が先なんですよ!豆の書き順は大丈夫ですよね。
もっと詳しく知ろう!鱧の漢字としての由来や成り立ち
「ハモ」の語形は、室町時代の『饅頭屋本節用集』に見え始めますが、名前の由来には諸説ありますね。
- 食む(はむ)に由来する
- 古名「はむ」が転訛
- 「歯持ち」に由来する
- 中国語の「海鰻」(ハイマン)に由来する
- マムシに姿が似ていたことから蝮(ハミ)から転化
- 食感が「はもはも」しているから
- 口を張ってもがくことに由来する
鱧の漢字を解析します。
鱧=「豊(レイ)形よく並ぶ]+「魚」(形声※)。体側に斑点が連なる魚。
引用 wiki ホッケ
形声※
漢字の六書(リクショ)の一つ。発音を表す文字と、意味を表す文字とを組み合わせて、新しい文字を作る方法。
上記にある写真を見るとわかりますが、ライギョの体には斑点が連なっています。
鱧って、どんな魚
ここで見る魚は、鱧が差すタイワンドジョウ(ライギョ)でなく、日本語だけの意味となる「ハモ」を見ていきます。
ハモの分布は、どちらかというと暖かい日本でも本州中部以南で見られます。また、西太平洋とインド洋の熱帯・温帯域に広く生息します。
全長1mほどのものが多いが、最大2.2mに達する。体は他のウナギ目魚類同様に細長い円筒形で、体色は茶褐色で腹部は白く、体表に鱗がない。体側には側線がよく発達し、肛門は体の中央付近にある。ウナギ目の中では各ひれがよく発達していて、背びれは鰓蓋の直後、尻びれは体の中央付近から始まって尾びれと連続する。胸びれも比較的大きい。
引用 wiki ハモ
ハモの消費は地域性がありますね。俗に「ウナギは関東、ハモは関西」と言われ、関東ではあまり目にしない食材ではないでしょうか。
ハモは食べた記憶がないんですよね。味はあっさりしていらしいんですが、骨切りが雑だと食えたもんじゃないと聞いたことがあります。
wikiの内容を抜き出します。
・京都市では、生活に密着した食材で、スーパーにおいても鱧の湯引きなどは広く販売されており、安くはなくとも、季節の食材として扱われている。特に祇園祭の暑い季節に長いものを食べると精力が付くとして、鰻同様に食べる風習があり、夏の味覚の代表的なものとして珍重される。家庭で「骨切り」をすることは難しいが、鮮魚店で骨切りをして、生で売ることも普通である。
引用 wiki ハモ
・大阪市の天神祭でも鱧料理は欠かせない。
・京阪以外の地域では、味は良いが骨が多く食べにくい雑魚として扱われ、蒲鉾や天ぷらの材料として使われてきた。特に大阪などの蒲鉾屋では身を使った後のハモの皮が売られていることがある。
・一方、関東など東日本では京料理を提供する高級日本料理店以外ではあまり目にかかることはなく、生活に密着した食材とは言えない。このような店で出される食材のため、高級魚というイメージもある。消費量も関東の鱧消費量は関西の十分の一程度であり、関西と関東の文化の違いが現在に至るまで如実に現れている食材の一つである。
ホッケのレシピ
クックパッドを見ると、鱧を使った、おいしそうなレシピがたくさん並んでおりますな!
60爺が食べたい料理を、勝手に見繕ってみました。
照り焼き、鍋、甘酢あんかけ、てんぷら、かば焼きと皆うまそーですな!
最後に
魚へんに豊で鱧ですが、この漢字について見てみました。
最初に、鱧の読み方と意味について述べてきました。よくあることですが、中国本土と日本では意味する魚が違いましたね!タイワンドジョウとハモ、 何と言いますか純粋な魚でない点は一致するんですが、一方は淡水魚で、他方は海水魚でした。
上述したように、ハモを食べた記憶がありません。ひょっとして、忘れてる?余り、うまくなかった場合は、そういうことがあります。
関東では、あまり見かけないんですよね。骨切りが大変ですから。
この記事では、タイワンドジョウではなく、ハモについて生態や、人間とのかかわりを見てきました。ついでに、ハモを使ったレシピですね。レシピを見ていると食べたくなってくるから不思議ですね。今度、作ってもらおうかな。
※気づけば魚へんの漢字の記事も増えてきました
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