木へんに真と書いて槙!読み方から意味・名前での使われ方まで総特集
読売巨人軍知ってますか?現在のチームは、責任を取らない指揮官と小粒な選手ばかりで、常勝巨人なんて言葉を聞くと噴飯モノですよね。
大昔(背番号3長嶋茂雄)がいた頃は、それはそれは強くて、長嶋以外にも、著名な選手が多く、まさしく常勝巨人といった黄金時代でしたね!
さて一昔前に、巨人に槙原という投手(159勝、完全試合達成等)がいました。現在は評論家ですね。
さて、この苗字の一文字目「槙」ですが、おお、木へんの漢字じゃないですか。
そうとなれば、「木へんに真」の「槙」について、漢字の読み方や全体像をチェックして、由来や成り立ち及び名前での使われ方を総特集していきましょう。
シェアしますんで、ご一緒に見に行きましょうか。
木へんに真といえば槙!漢字の読み方や全体像をまずはチェック
最初に、槙の意味と読み方を明確にしましょう。
槙の読み方と意味
槙
画数 :14画
音訓:テン シン こずえ(日本語だけ)まき
意味
①こずえ。樹木の先端。②倒れた木。③木の目が細かくつまっているさま。木の葉がびっしりと茂るさま。
日本語だけの意味・用法
まき。木の名。コウヤマキ・イヌマキなど、マキ科マキ属の常緑高木の通称。暖かい土地に自生。葉は針状。材は、建築・器具などに用いる。
(名付)こずえ・まき
参考:上級漢和辞典 漢字源 学研
槙の音読みは「テン」「シン」で訓読みは「こずえ」ですね。
桔の意味は3つあります。まずは、「こずえ」即ち樹木の先端ですな!
過去に「こずえ」の意味を持つ漢字を紹介したような気がします。
「梶」にも「こずえ」の意味がありました。
梶の「つくり」である「尾」が「細い・小さい・よく見えない」という意を持ち、木のてっぺんの細くて見えにくい枝先を示すことから「こずえ」となったんでした。記事は、次の通りです。
次に、書き順をみてみましょう。
木を書いてから真を書きます。この漢字の書き順も、間違える要素はないと思います。
次に、槙の由来や成り立ちを見ていきます。
もっと詳しく知ろう!槙の漢字としての由来や成り立ち
槙の漢字としての成り立ちを確認しましょう。
槙=「真(シン・中身がつまる・頂点で極まる)」+「木(き)」(形声)。眞は「中身がいっぱいつまる」というイメージがあり、「(これ以上は行けない)頂点まで来る」「頂点で極まる」というイメージに転化。槇は木の頂点(いただき)を示す。
引用 上級漢和辞典 漢字源 学研
日本の槇(まき)は「眞(ま)」+「木(き)」で「まき」を表記する和製漢字。
形声※
漢字の六書(リクショ)の一つ。発音を表す文字と、意味を表す文字とを組み合わせて、新しい文字を作る方法。
「梶」もそうでしたが、日本の槙も和製漢字※です!
和製漢字(わせいかんじ)とは、中国から伝来した漢字ではなく、日本で作られた漢字体の文字を指し、国字、和字、倭字、皇朝造字などとも呼ばれる。 また、日本製の漢字を国字という言葉で表すようになったのは、江戸期に編纂された研究書『同文通考』および『国字考』で用いられてからである。
引用 wiki 和製漢字
そして、この槙ですが、「梶」と同じく「国訓※」なんですね。
国訓※とは、漢字の、中国での用法に合致しない、日本でのよみ方をいうんです。
既に中国にもあった漢字を知らずに作った国字の読みを「国訓」と呼びます。その仲間には、鮎・鮭・椿・芝・梶などがあります。
槙ってどんな植物
槙とはどんな植物なんでしょうか。槇の木ってあんまり知らないんですけど。
順に、花言葉と生態等を見ていきましょう。
花言葉
コウヤマキ(高野槙)の花言葉を見ていきます。3つあります。
- 奥ゆかしさ
- 慈愛
- 色褪せぬ恋
それぞれ、「成長が他の植物よりゆっくりしているところ」「昔から防風林や生垣として、家や家畜を守ってくれるところ」「1年を通じて美しい緑色を見せてくれるところ」から名付けられたのでしょう。
生態等
日本固有種で、分布は、本州(福島県北西部、中部地方以西)、四国、九州(宮崎県まで)まで広範囲です。
なお、コウヤマキは準絶滅危惧で、国際自然保護連合 (IUCN) のレッドリストに載っています。
常緑性の高木であり、大きなものは高さ30–40(m)、幹の直径 1 m になる。
引用 wiki コウヤマキ
雌雄同株で"花期"は3–4月。花粉は無孔粒で球形、小刺状突起で覆われ、気嚢を欠く。
球果は翌年の10–11月ごろに熟し、木化して褐色、円筒状楕円形で長さ 6–12 cm、直径 4–8 cm、種鱗は扇形で長さ・幅は約 2.5 cm、露出面は黒褐色、上縁は丸く外側にやや反り、苞鱗はその半長ほどで大部分が種鱗に合着している。
コウヤマキは、樹形が美しいので、神社、寺院、庭園などで植栽されています。
材は、耐水性に優れており、また、檜に比べで香りが少ないので、水回りや食料品を入れる道具即ち風呂桶、手桶、漬け物桶、味噌桶、寿司桶、飯櫃、流し板などに用いられます。
また、建築材としても使われ、また変色や腐蝕が少ないため外壁用の板材にも適していますが、畜材量が少なく、高価な点が欠点です。
次の章では、名前に使われる際のポイントを述べていきますね。
名前に使われる際のポイントは
木へんに真と書く槙は、人名として使える漢字です。読みがいくつかありますが、止め字として「キ」が使えます。
「槙」という漢字は、真という漢字が入っていますので名前に入れるのは良い気がします。
どんな想いを込められるか考えてみましょう。
- まっすぐな心を持った誠実な人になってほしい
- 回りを活かすことで自分も成長できる人になってほしい
男の子の名前60爺ベスト3
- 槙吾(しんご)
- 槙斗(まきと)
- 槙也(しんや)
読みは1,3が「しん」で、2が「まき」としました。
女の子の名前60爺ベスト3
- 小槙(こまき)
- 槙(まき)
- 槙奈(まきな)
女の子の読みは、全て「まき」となりました。選択肢が少ないかな。
最後に
木へんに真で槙ですが、「こずえ」という意味が入っていました。あちらの国では、植物を指す意はないんですよ。
日本では、槙を指していましたね。常緑の高木です。今までもいくつかあった、国訓を持つ漢字でしたね。
今までにも、椿や梶などで記事を書いてきました。
この漢字は、つくりに「真」が入っているので、名付けにも最適かと思います。どちらかというと、男の子向けの漢字ですかね。
木へんの漢字を久しぶりに調べましたなあ。
※気づけば木へんの記事も増えてきました
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