タツノオトシゴは何類か?その分類の理由と仲間も含めて詳しくご紹介
この動物の名前は聞いたことがあるでしょうが、なかなか目にする機会はないですよね。
この生物を見ることが出来るのは水族館です。タツノオトシゴは、その名前に見合った、一見伝説の竜に似た外見を持つ水生動物です。
今回のテーマは、このタツノオトシゴは何類になるのか考えたら、「えーっと!?」ということになっちゃったことから出てきたんです。
海にいるんだから多分、・・・・・・あれだと思うが。
ということで、タツノオトシゴが何類なのかを追いかけてみます。合わせて、その理由とタツノオトシゴの仲間についてもご紹介できればと思います。
どうか、最後までご覧になっていって下さいね。
タツノオトシゴは何類か?
タツノオトシゴは何類なのかを述べてから話を進めましょう。
タツノオトシゴは何類か?
タツノオトシゴは魚類です。
タツノオトシゴは、トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属に分類される魚の総称ですね。
別名には、ウミウマ(海馬)、カイバ(海馬)など多数の異名があるようです。これについては、別記事を書きたくなりますね。
さて、タツノオトシゴは魚類と言いましたが、魚類に行く前の動物は大きく「脊椎動物」と「無脊椎動物」に分けられます。そして、タツノオトシゴは背骨がある「脊椎動物」に含まれます。
さらに、「脊椎動物」は、次の5つに分類できるんです。
- 哺乳類(ヒト、犬、猫等)
- 鳥類(スズメ、カラス、ペンギン等)
- 爬虫類(カメ、トカゲ、ワニ等)
- 両生類(カエル、イモリ、サンショウウオ等)
- 魚類(サバ、イワシ、メダカ等)
ここでもう一度言いますが、タツノオトシゴは、この「脊椎動物」の中の魚類に相当するんですね。
魚類とは
現在、「魚類」とは「脊椎動物」のうち「四肢動物※」以外をいうのが一般的です。日本語の日常語で「魚(さかな、うお)」と呼ばれる動物です。
魚類の特徴は、一生を通じて水中で生活し、鰓(えら)で呼吸を行い、鰭(ひれ)で移動することです。その他にも、こんな特徴があります。
- 背骨がある
- 周りの水温に自分の体温を合わせる。(変温動物)
- ウロコがある
- 卵を産む
魚類は現在、地球上に36,000を越える種類がいて、新種は毎年たくさん報告されているんです。そんなこともあり、つまり、魚類の分類はまだまだ発展途上なの状態です。
さて、それでは、特徴に合わせて、タツノオトシゴを見てみましょう。
- 一生を水の中ですごす
- 前に曲がった首のあたりに小さな鰓孔がある
- 前に曲がった首のあたりに胸鰭があり、背中にもこれも小さな背鰭がある
- 背骨がある
- 鱗が変化した環状の硬い甲板に覆われ、凹凸あり
- メスは輸卵管をオスの育児嚢に差しこみ育児嚢の中に産卵する
これを見てわかるように、タツノオトシゴは立派な魚類なんですよ。
タツノオトシゴのひれが動いている動画です。
器用にひれを動かして移動するもんですな。ちょっと感心してしまいましたよ。
タツノオトシゴは何を食べる?
タツノオトシゴは外見に似合わず肉食性です。魚卵や小魚、甲殻類などの小型の動物プランクトンを前方に突き出た管状の吻で吸い込んで食べるんです。
海藻につかまっていて動きはスローモーですが捕食は素早く、一瞬のうちに餌を吸い込むんです。
優雅な感じがしますが、意外に獰猛な性格で、小さな口吻ギリギリの大きさでも積極的に攻撃して餌を吸い込んじゃうんです。
動画を見てください。
タツノオトシゴの仲間ヨウジウオ
上記結論の中で述べているんですが、タツノオトシゴは「ヨウジウオ科」に属しています。
ヨウジウオ科には、そのものズバリの「ヨウジウオ」という魚が属しているんですよ。
ヨウジウオについては、どこまで知名度があるかわかりませんが、楊枝のように細長い形をした魚なんですね。
体長は最大で30cmほどになる魚で、その細長い身体を活かして海藻にまぎれるようにして住んでいるんですよ。
ヨウジウオは、タツノオトシゴと同様、雄が出産する魚として有名です。タツノオトシゴと同様、オスが育児嚢を持っているんですね。
最後に
タツノオトシゴが何類なのか気になって記事を書いちゃいました。
そもそも、何類かって言われて、どんな分類があるかもわからず、右往左往しながらなんとか仕上げました!
やっぱり海にいるんだから魚類だろうという予測は外れませんでしたが、魚類の特徴は何なのよと突っ込んでいく繰り返しでした。
タツノオトシゴにはちゃんとひれがあって、器用に動かして移動できるんですね。また、餌の食べ方にも特徴があって面白かったです。
いろんな動物がいるんで、しばらく遊んでみようと思います。
■追記:何類をテーマに記事をいくつか書いています。
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