草冠に雷と書いて蕾!意味・読み方から苗字での使われ方まで総特集

2023年5月25日

仏花なんですが、嫁さんが定期的に換えてくれています。ご先祖さまも喜んでくれていると思います。その花に、蕾の花もあるんですが、どうも開花しないようです。

60爺

環境とか、花器が小さいとかが影響しているんでしょうか?

今回の話題は、「蕾」です。草冠の漢字、即ち、「草冠に○○」シリーズに適合する「草冠に雷」ですよね。

この草冠に雷の蕾について、今までやってきたように、意味・読み方から名前での使い方まで総特集しようと思います。

どうか最後まで、ご覧になっていって下さいませ。

スポンサーリンク

草冠に雷といえば蕾!漢字の読み方や全体像をまずはチェック

最初に、蕾の意味と読み方を明確にしましょう。

蕾の読み方と意味

画数 :16画
音訓:ライ つぼみ(日本語だけ)つぼ・む

つぼみ。いくつも重なった花のつぼみ。
日本語だけの・用法
(訓読み)つぼ・む。
(名付)つぼみ

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

音読みは「ライ」で、訓読みは「つぼみ」ですね。日本語だけの訓読みに「つぼ・む」があります。

意味は一択で「つぼみ」ですね。

それでは、次に、蕾の書き順をみてみましょう。

草冠に雷、即ち、雨、田を順に書いていけばOKです。田は、12,13の後、縦棒(14)を先に書くんですよ。

60爺

私は、5の後に、縦線を書いちゃいますね。


もっと詳しく知ろう!蕾の漢字としての由来や成り立ち

蕾の語源を見てみます。

「つぼむ」の連用形「つぼみ」の名詞化。動詞「つぼむ(蕾・窄)」には2つの意味があります。

  1. 蕾の状態になる
  2. せばまる(「つぼんだ唇」のような使い方)

「つぼむ」=「壺のような形になる」ということ。蕾の先端が開かず、狭く閉じた状態になることと思われます。

60爺

何で、草冠に雷(かみなり)で「つぼみ」になるんでしょうか?

字源を見てみましょう。

蕾=「雷(ライ・丸いものが重なる)」+「艸(くさ)」(形声※)。花がまだ開かず、花弁になるものが重なるように丸くふくらんだもの(つぼみ)を表す。

引用 上級漢和辞典 漢字源 学研

形声※
漢字の六書(リクショ)の一つ。発音を表す文字と、意味を表す文字とを組み合わせて、新しい文字を作る方法。

ここでわかると思いますが、雷(ライ)は、稲妻を発する「かみなり」ではなく、「丸いものが重なる」という意味で用いられているんですね。

ついつい、雷があると、なぜ、草に雷なのという疑問が出ますが、それぞれの漢字は全く違う意を持っているわけです。

次の章では、蕾のつく言葉を探します。

蕾のつく言葉

蕾のつく言葉を探してみました。

蕾のつく言葉読み意味
花蕾からい花のつぼみ
つぼみ①花の芽ぐんでまだ開かないもの。
②前途有望であるが、まだ一人前とならない年頃の者のたとえ。
摘蕾てきらい大きな果実を得るためなどに、適量以上の余分な蕾つぼみを摘つみ取ること。
味蕾みらい舌粘膜の各種の乳頭内にある卵形の小体。感覚細胞から成り、味覚をつかさどる。味覚芽。

うーむ、かろうじて4つ見つけましたが、蕾と味蕾は知っています。花蕾と摘蕾は聞いたことがないなー。ちなみに、花蕾は国語辞典には載っていませんよ。

味蕾ですが、年齢とともに減っていくそうで、若い時に「うまかった」と思ったものには、齢を取ると二度と出会えないそうですね。悲しい^^;

次の章では、名前に使われるポイントをみましょうか。

名前に使われる際のポイントは

草冠に雷と書く蕾は、人名として使える漢字です。この漢字は、2004年から名前に使用できるようになった比較的新しい漢字です。

「蕾」という漢字は、これから芽吹く植物の力強さと可能性をイメージできます。どんな想いを込められるか考えてみましょう。

  • 明るい未来と繁栄が訪れる人になりますように
  • 色々な才能をもって人生を切り開けるひとになりますように

男の子の名前60爺ベスト3

  1. 蕾夢(らいむ)
  2. 蕾斗(らいと)
  3. 実蕾(みらい)

読みは全て「らい」です。

女の子の名前60爺ベスト3

  1. 蕾菜(らいな)
  2. 蕾(つぼみ)
  3. 蕾良(らいら)

1,3を「らい」で、2は一文字で「つぼみ」です。

最後に

草冠に雷で蕾ですが、意味は一択でしたね。「つぼみ」です。

日本語のみの訓読みで「つぼ・む」がありましたが、「蕾の状態になる」「せばまる」という意を持っていました。

蕾を使う言葉は少数ですが存在していますが、今回は、知っているものと知らないものが半々でしたね。

漢字は面白くて興味が尽きません。次の候補は何にしましょうかね。

※気づけば草冠の漢字の記事も増えてきました

スポンサーリンク
この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

草冠の漢字

Posted by 60爺