さんずいに王と書いて汪!意味・読み方から苗字での使われ方まで総特集

2023年5月28日

この前、ちょっとしたことで、ある漢字に気づいたので報告します。

60爺

「王」という漢字を出すために、「おう」と入力して変換していたんですが、変換していたら、面白い漢字に出会いました。

それが、「汪」という漢字なんですよ!

この漢字は、さんずいに王と書く、「さんずいに○○」シリーズにどんぴしゃりの漢字じゃないですか。

こういうことになれば採用しないわけにはいきませんね。さんずいに王の「汪」について、意味・読み方から苗字での使い方まで総特集していきたいと思います。

ご一緒にその内容をごらんになってください。

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さんずいに王といえば汪!漢字の読み方や全体像をまずはチェック

最初に、汪の意味と読み方を明確にしましょう。

汪の読み方と意味

画数 :7画
音訓:オウ
意味
①水が広く広がるさま。また、量がゆたかなさま。涙があふれるさま。②∪型にくぼんだ大きな池。③姓の一つ。

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

「汪」の音読みは「オウ」、訓読みはないんですね。

意味は、ひとつは、「水が広く広がるさま。」で、「汪汪(オウオウ)」という言葉が例として出ています。まさに、「水が広く深いさま。」の意です。その他にも、「度量が広い」「涙が今にも溢れそう」の意があります。

ふたつめは、「大きな池」で、三つめは姓の一つですね。「汪」さんという人がいる訳ですな。

それでは、汪の書き順をみましょう。

さんずいと王を順に書くだけです!こりゃ、簡単だ!


もっと詳しく知ろう!汪の漢字としての由来や成り立ち

汪の解字です。

汪=「王(オウ・大きく広がる)」+「水(みず)」(形声)。湖や海の水が大きく広がったさま。

引用 上級漢和辞典 漢字源 学研

王は、大きく手足を広げて立つことを示す会意文字。または、末広がりの大きいおのの形を描いた象形文字。上述のように、「大きく広がる」意をも含んでいるんです。

次の章では、「王」のつく言葉を見てみましょう。

湫のつく言葉

汪のつく言葉にはどんなモノがあるでしょうか。そこそこ挙がりましたね。

汪のつく言葉読み意味
汪溢オウイツ水や体力・気力があふれるさま。《同義語》横溢。
汪汪オウオウ①水が広く深いさま。②度量の大きいことのたとえ。〔後漢書・黄憲〕③目に涙をためて、今にもあふれそうなさま。
汪然オウセ゛ン①深く広いさま。②涙が盛んに流れるさま。
汪洋オウヨウ①広い海。②水の深く広々としているさま。③度量が大きく、ゆったりしているさま。④めぐみが広く及ぶさま。⑤文章に気勢がみちているさま。
汪浪オウロウ涙がとめどもなく流れるさま。

大きな国語辞典には、上の言葉がほとんど載っています!

60爺

しかし、私は、これらの言葉を知らないんです~!

知識不足も最たるものなのか!ちょっとショックですなあ…。

次は、名前に使われるポイントを見ていきます。

名前に使われる際のポイントは

「汪」ですが、この漢字も人名漢字ではありません!フーム、このところ、さんずいの漢字は、人名漢字でないモノばかり取り扱っているようだな。

60爺

60爺ベスト3は実施できないですね。

そこで、「汪」のつく苗字を見てみます。何か、この漢字は中国っぽい気がしていて(スイマセン!)、「汪」さんはいないだろうと勝手に想像していました…。

【名字】汪
【読み】お,うん,おう,おん,わん
【全国順位】 36,726位
【全国人数】 およそ70人
参考資料 名字由来net

読み方が、「お」「うん」「おう」「おん」「わん」と5種類もあり、上記の読みにはなかった4つの読み方が出てきています

そして、全国順位は36,726位、全国人数もたった70人余りと、湫の7倍はいますが、それでも少ないと言っていいですよね。

都道府県別に見てみましょう。

都道府県人数
神奈川県およそ20人
東京都およそ20人
兵庫県およそ10人
千葉県およそ10人
大阪府およそ10人

参考資料 名字由来net

この5都府県で、全国人数のほとんどをカバーしていると言っていいでしょうね。

次に、「汪」に別の漢字をつけた苗字を見ておきます。

苗字読み全国順位全国人数参考
李汪りおう81,516位およそ10人【名字】李汪
汪朱おうしゅ88,876位およそ10人【名字】

「汪」のつく苗字2つありましたが、ご覧の通り、これらも皆、少数民族ですな。中国からの帰化した人たちのようにも見えます。

最後に

さんずいに王といえば汪ですが、この漢字について述べてきました。

この漢字は、王がつくのでイメージが良いのかと勝手に思いましたが、「王」は広がるという意であり、勝手な思惑は外れましたね。

たた、この漢字のつく言葉も思惑違いで、そこそこ挙がりました。まあ、いつも通りですが、60爺の知っている言葉は一つもなかったんですがね^^;

そして、この漢字も人名漢字ではなく、またもやベスト3を上げることはかないませんでした。この漢字のつく苗字は3つ見つかりましたが、純粋な日本の苗字ではないような気がしました。

次回の「さんずいに○○」は何にしようか、じっくり考えます。

※気づけばさんずいの記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら