草冠に夫と書いて芙!読み方から意味・名前での使われ方まで総特集

2023年6月12日

これは、つい先日気が付いたことなんですが、パソコンでの変換の話です。

「ハス」を変換していて、普通は「蓮」が見つかれば終わりなんですが、色々な漢字を出してくれる「単漢字」を押下したところ、「芙」という漢字があるのを見つけました。

60爺

これ、「芙蓉(ふよう)」の「ふ」だと思っていましたが、「ハス」という読み方もあるんでしょうか?

そして、この「芙」は、60爺のやってるシリーズ「草冠に○○」に該当する漢字なんですよね。

そうとなれば、この草冠に夫の「芙」について、読み方から意味・書き順、そして、名前での使い方まで総特集しなければ収まりがつきませんなあ!

どうか、最後までご覧になっていって下さいませ。

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草冠に夫といえば芙!漢字の読み方や全体像をまずはチェック

最初に、芙の意味と読み方を明確にしましょう。

芙の読み方と意味

画数 :7画
音訓:フ
意味
①「芙蓉」とは、a.ハスの花。b.木の名。アオイ科フヨウ属の落葉低木。初秋のころ、薄紅色または白色の大きな花が咲く。観賞用。フヨウ。モクフヨウ(木芙蓉)。②「阿芙蓉(あふよう)」とは、阿片のこと。
日本語だけの意味・用法
(名付け)はす

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

「芙」の音読みは「フ」で、訓読みはありませんね。

意味は、都合3種類。「芙蓉」は、ハスの花またはフヨウを指します。「阿芙蓉」は阿片を指すんですね。

この漢字の書き順を見てみましょうか。

この漢字の書き順も簡単です。草冠を書いてから夫を書きます!間違える箇所はありませんなあ。


もっと詳しく知ろう!芙の漢字としての由来や成り立ち

芙の解字です。

芙=「夫(フ・大きく広がる)」+「艸(くさ)」(形声)。大きく広がるハスの花を示す。

引用 上級漢和辞典 漢字源 学研

形声とは、漢字の六書(リクショ)の一つ。発音を表す文字と、意味を表す文字とを組み合わせて、新しい文字を作る方法。

「夫」は「長・トップ」のイメージがあるんです。父もそうなんですが、これらの漢字の根源には「大きい」「大きく広がる」というコアイメージがあるんですな。

そこに、「艸」がつくことで大きく広がるハスの花を示すことになったわけです。上で、フヨウも大きな花が咲くと言っていますね。

芙ってどんな植物?

芙はどんな植物なのでしょうか。ハスの花と、フヨウを指していますが、今回は「フヨウ」を取り上げたいと思います。

花言葉

芙の花言葉は次の2つです。

  1. 繊細な美
  2. しとやかな恋人

大きくて華やかな花が咲きますが、一晩でしぼんでしまうところから、1番目の花言葉がつけられたようです。

2番目の花言葉は、落ち着いた色の花が咲く所から来たと言われています。

形態・生態

「芙蓉」は、上でも述べましたが、ハスの美称でもあることから、とくに区別する際には「木芙蓉」(もくふよう)とも呼ばれます。

日本での分布は、関東地方以南で主に、観賞用に栽培されています。

7~10月初めにかけて、薄紅色や白色の直径10~15cm程度の花をつけます。上述の通り、花は朝咲いて夕方にはしぼんでしまいますが、長期間にわたって毎日新しい花が次々と開花してくれます。

スイフヨウ(酔芙蓉)という種は、咲き始めは白色なんですが、時間とともにピンクがかってきて夕方しぼむ頃には濃いピンク色になります。

昔は、フヨウの樹皮を下駄の鼻緒や和紙の補強剤、縄などに加工して使われていました。

次の章では、「芙」を名前に使う場合のポイントを簡単に述べておきます。

名前に使われる際のポイントは

草冠に夫と書く芙は、人名として使える漢字です。この漢字は、1976年から名前に使用できるようになった比較的新しい漢字です。

「芙」という漢字は、ハスの花の持つ清純さと美しさ、気品や優雅な雰囲気を想いに込められると考えてます。

  • 清らかさと美しさを兼ね備えた人に成長することを願って
  • 気品と優雅さを感じさせる人に成長しますよう

男の子の名前60爺ベスト3

  1. 芙実彦(ふみひこ)
  2. 芙玖大(ふくひろ)
  3. 芙也(はすなり)

1,2の読みは「ふ」、3の読みは「はす」です。

女の子の名前60爺ベスト3

  1. 芙寧(はすね)
  2. 知芙結(ちふゆ)
  3. 芙弓(ふゆみ)

1の読みが「はす」で、2,3の読みは「ふ」ですね。

最後に

草冠に夫で芙の読み方と意味について述べてきました。

意味は、3つありました。「芙蓉」と書いて、ハスの花あるいは樹木のフヨウを指していました。「阿芙蓉」は何と阿片のことでしたね。

植物としては、「フヨウ」を取り上げて、花言葉、生態等を解説しました。

今回の漢字、草冠に夫の芙は久々の人名漢字でした。ベスト3を出しましたが、随分と魔が空いたような気がしました。

次の草冠の漢字はどうなるでしょうか。

※気づけば草冠の漢字の記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

草冠の漢字

Posted by 60爺