魚へんに平と書いて鮃!読み方と不思議な意味・レシピなどを総特集
前回の「魚へんに○○」シリーズでは、魚へんに虎のシャチを取り上げました。
「シャチ」という読みがあるのは認識していました。
この際、他の辞書には存在しない読みがあって驚いたのは記憶に新しいです。
その読みが「ヒラメ」だったんですよね。ええええ!「シャチ」と「ヒラメ」は全く違います。片方は哺乳類だし、片方は魚類だし!で、「ヒラメ」を変換したら「鮃」が出てきました。
そこで、今回は、魚へんに平の「鮃」について、ついでながら読み方・意味・生態・レシピなどを総特集してみようと思います。
今回も前回のような驚きの発見はあるでしょうか。
魚へんに平といえば鮃!漢字の読み方や全体像をまずはチェック
最初に、鮃の意味と読み方を明確にしましょう。
鮃の読み方と意味
鮃
画数 :16画
音訓:ヘイ(日本語だけ)ひらめ
意味
魚の名。▷実体は未詳。
日本語だけの意味
①魚の名。ヒラメ科のヒラメ族の海水魚。体は暗褐色。口が大きい。両目が左側に寄り集まっている。ヒラメ(平目)。②魚の名。ヒラメやカレイの総称。漢名、比目魚。▷現代中国でも使われる。
参考:上級漢和辞典 漢字源 学研
この漢字にも謎の表現が出ています。意味の中に「実態は未詳」の文字が…。
ネットをみても、未詳を解明する手掛かりが余りないんです。twitterにひとつ。
次のサイトで「鮃」を見つけてください。やっぱり、カスベがいる。エイを指してる?
日本語では、①「ヒラメ」か、②「ヒラメやカレイの総称」となっていますので分かりやすい!
それでは、書き順をみてみましょう。
魚と平を順に書くだけです。
もっと詳しく知ろう!鮃の漢字としての由来や成り立ち
解字を見てみると、「鮃」=「平(へい)」+「魚(さかな)」(形声)とだけ。さっぱりわからない!
日本語のみの方は、「鮃」=「魚」+「平(ひらたい)」(会意)となっており、「平べったい魚」からつけられたことがわかります。カレイも含むんですな!
鮃の語源をみると、「片平(かたひら)」に目ある意で、鮃の目は左側にあるという特徴から名付けられたということです。
鮃って、どんな魚
鮃は、沖縄県を除く日本各地の沿岸に分布していますね。大きさなんですが、最大で80cm~1mほどになるようですね。
鮃は、目が左に寄っていますが、卵から孵った時期は目は両側についているそうです。体長が1cm位になった頃から右目が左に移動を始めます。
3年ほどで成熟し、数年間生きるようですな。
カレイ類に比べると、口が大きくて、鋭くて立派な歯が生えています。
日中は、身体を海底と同じ色に変化させてじっとしているか、海底の砂に潜って顔だけを出しています。
基本、海底に棲む魚ですが、エサである小魚を追って長距離を移動したり、中層まで泳ぎ上がったりします。
鮃のレシピ
クックパッドで、鮃のレシピをみてみました。
そのうち、何品かを紹介します。
ヒラメは白身魚ですね。まずはムニエルからですよ~。
ポテト焼き、甘煮、お花見向けの炊き込みご飯と、おなじみカルパッチョです!
クックパッドは、本当にたくさんのレシピが載っていますね。カルパッチョが他にも載っていました。
最後に
魚へんに虎の鯱に載っていた意味から、今回のヒラメに行きつきました。その内容が知りたい方は、次の記事をどうぞ。
この漢字の意味にも謎がありました。情報を探しましたが、余り見つからなかったですが…。
こちらもエイを指してる?
昔指しているモノと現在のモノには大きな違いがあるんですなあ。いくつかのサイトを見つけましたが、イヤー漢字は面白いですね!
さてさて、次回の魚へんの漢字では、どんな発見があるんでしょうか?
※気づけば魚へんの漢字の記事も増えてきました
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