さんずいに朱と書いて洙!読み方から意味・苗字での使われ方まで総特集

2023年7月8日

「さんずいに○○」でたくさんの記事を書いてきましたが、そのうち、いくつかは、その意味の中に「川の名」を持っていました。

60爺

汝、洛、洸、沁です。

今回の漢字も、その種類の漢字です。

それは、「さんずいに朱」で洙という漢字です。

それでは、さんずいに朱の「洙」について、いつもやっているように、読み方から意味・苗字での使い方まで総特集していこうと思います。

ご一緒に最後までご覧になってくださるよう、お願いします。

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さんずいに朱といえば洙!漢字の読み方や全体像をまずはチェック

最初に、洙の意味と読み方を明確にしましょう。

洙の読み方と意味

画数 :9画
音訓:シュ
意味
①川の名。山東省西南部を東流して、泗水(シスイ)に注ぐ。洙水(シュスイ)。②姓のひとつ。

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

「洙」の音読みは「シュ」です。訓読みはないんですね。

意味は2つです。川の名「洙水(シュスイ)」と、姓の一つですから「洙」さんがいるんですね。

さんずいを草冠に変えると「茱」という漢字になりますが、この漢字について特集した記事があります。

それでは、洙の書き順をみましょう。

さんずいと朱を順に書くだけです!どちらも簡単な漢字です。


もっと詳しく知ろう!洙の漢字としての由来や成り立ち

洙の解字です。

洙=「朱(シュ)」+「水(みず)」(形声)。

引用 上級漢和辞典 漢字源 学研

困ったことに何の解説もありません!まあ、川の名前ですから、解説しようがないと言えば、そうだろうなと納得してしまいますが…。

次の章では、「洙」のつく言葉を見てみましょう。

洙のつく言葉

洙のつく言葉にはどんなモノがあるでしょうか。

洙のつく言葉読み意味
洙泗シュシ①洙水(シュスイ)と泗水(シスイ)。また、その二つの川の流域。
②孔子の学。儒学。▽孔子が洙水・泗水の流域で、でしたちに学問を教えたことから。

たったひとつだけありました!聞いたことがない言葉ですが・・・。

冒頭で言った川の名がついている漢字をまとめてみました。

  • 汝水:河南省嵩(スウ)県に源を発し、東流して淮水(ワイスイ)に注ぐ。
  • 洛水:陝西省北部に源を発し、東南流して渭水(イスイ)に注ぐ。
  • 洸水:山東省中部を流れる。
  • 沁水:山西省沁源(シンゲン)県に源を発し、南流して河南省に入り黄河に注ぐ。

これらのさんずいの漢字について記事を書いています。

次は、苗字での使われ方を見ていきます。

苗字での使われ方

60爺

「水も滴るいい男」なんて表現がありましたが、無理矢理、こじつければ使えないことはないですかね。

表題にあるように、洙は人名漢字ではないため、ここでは、苗字での使われ方を見ていきましょう。

そこで、「洙」のつく苗字を見てみます。最初にやるのは、「洙」一文字の苗字です。中国では、この姓がありますが日本では存在しませんでした。

それでは、「洙」に他の漢字を追加した苗字はあるのでしょうか。

田を追加した「洙田」さんがおられるようです。

【名字】洙田
【読み】なめだ、なめた、なみた
【全国順位】 29,633位
【全国人数】 およそ110人

参考資料 名字由来net

そこそこの人数がいますね。およそ110人、順位も30,000弱台ですから、まあ上位の方です。

読みは3つあるんですが、まあ、変わっていること!洙を「なめ」「なみ」と読ませていますね。どこから、産まれた読みなんでしょうか?

都道府県別の人数はどうでしょうか。

都道府県人数
徳島県およそ50人
北海道およそ30人
神奈川県およそ10人
大阪府およそ10人
愛知県およそ10人

参考資料 名字由来net

110人中100人(90.9%)がベスト5で出てきました。残り、およそ10人が他の都府県に散らばっている計算になりますな。

60爺は「洙田」さんに会ったことはないですね。

最後に

さんずいに朱といえば洙ですが、この漢字について述べてきました。

この漢字を使うのは、川の名と漢姓のふたつでした。

日本では、まず、出会うことがほとんどない漢字だとわかります。この漢字のつく言葉も、たった一つ見つかりましたが、ほとんどなじみのないモノでした!

名前には使えないし、苗字も「洙田」さん一択のみだと思われます。ただし、読みはすごーーく変わってますね。

※気づけばさんずいの記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら