魚へんに雪と書いて鱈を総特集【読み方・意味・生態・レシピなど】

2023年8月7日

ご飯をお腹いっぱいに食べることを「たらふく」と言いますが、この漢字表記「鱈腹」は当て字だそうです。

60爺

この事実は初めて知りました。

この「鱈」、シリーズの魚へんの漢字ですネ。しばらく、魚へんの漢字は扱っていないので、そろそろ記事を書いてもいい頃合いです。

鱈は白身でおいしい魚ですが、どんな姿かたちをしているのか、実は知らないんですよ!

そういうことで、魚へんに雪の「鱈」について、読み方から意味・生態・レシピなどを総特集します。

それでは、ご一緒に、その結果を見にいきましょうか。

スポンサーリンク

魚へんに雪といえば鱈!漢字の読み方や全体像をまずはチェック

最初に、鱈の意味と読み方を明確にしましょう。

鱈の読み方と意味

画数 :22画
音訓:(日本語だけ)たら
日本語だけの意味・用法
たら。魚の名。タラ科の海水魚。北日本方面の雪国の深海にすむ。タラ。漢名、鰵。

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

この漢字は国字です。即ち、日本で作られた漢字ですネ。ただ、現代中国でも使うそうです。

この「鱈」という漢字ですが、ご存知でしたか?ご存知の方も多かったのではないでしょうか。

それでは、書き順をみてみましょう。

魚と念=「雨」+「ヨ」を順番に書いていけば完成ですね。画数が多いですが、魚にある田の書き方を間違えなければ、あとは問題ないでしょう。


もっと詳しく知ろう!鱈の漢字としての由来や成り立ち

解字を見てみると、次のように書いてあります。

「鱈」=「魚+雪」(会意)。先ほども述べましたが、この漢字は国字ですが、現代中国でも使うそうです。

会意※とは、二つ以上の漢字を組み合わせて、もとの漢字とは別の意味を表した漢字

タラの語源ですが、体側に不規則な褐色の斑紋(はんもん)があることから、「まだら」(斑)→「たら」となったそう(『日本釈名(にほんしゃくみょう)』(1699年))です。

「鱈」の由来は諸説あるようです。

  • 雪のように白い肉の魚に由来
  • 雪の降る冬の季節に大量に獲れることから「雪の魚」⇒鱈

タラって、どんな魚

タラは、北半球の寒冷な海に分布する肉食性の底生魚です。

分布をみると、北日本沿岸にマダラ、スケトウダラ、コマイの3属3種がいます。

国内の比較的海水温の低い海域で獲れます。北に行くほど獲れる水深が浅く、逆に南に行くほど水深が深くなるそうです。

食性は肉食で非常に貪欲であり、多毛類・貝類・頭足類などの無脊椎動物や他の魚類を捕食します。

60爺

冒頭でも述べている「鱈腹」は当て字ですが、ここでいう非常に貪欲なことにちなむそうです。

タラの身は脂肪が少なく柔らかい白身で、次のように利用範囲は広いですね。

  • 鱈ちりなどの鍋料理
  • 棒鱈などの干物
  • 照り焼きやムニエルなどの焼き魚
  • フィッシュ・アンド・チップスのような揚げ物
  • バカラオなどの塩蔵品
  • かまぼこおよび魚肉ソーセージなどの練製品

タラのレシピ

クックパッドで、タラのレシピをみてみました。山ほどあります!ジャンルの違うお品を5品紹介します。

まずは、ムニエルからですよ~。

60爺

ムニエル、野菜あんかけ、煮付け、フライ、ホイル焼きと、ジャンルの違ううまそうな料理を挙げています!

クックパッドには、別のレシピもあるんで覗いてください。

最後に

魚へんに雪の鱈、この漢字もの国字でした。現代中国でも使用されているそうです。

タラの語源は、不規則な褐色の斑紋(はんもん)があることから、「まだら」(斑)→「たら」になったとか。

そして、漢字の「鱈」の由来は、「雪のように白い肉の魚」とか「雪の降る冬の季節に大量に獲れることから」とか諸説あるんですね。

北半球の寒冷な海に分布する肉食性の底生魚で、貪欲な食欲から「鱈腹」なんて言葉も生まれています(実は当て字だそうですが)!

さてさて、次回の魚へんの漢字はいつになるでしょうか?

※気づけば魚へんの漢字の記事も増えてきました

スポンサーリンク
この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

魚へんの漢字

Posted by 60爺