火へんに皇と書いて煌を総特集【意味・読み方・成り立ち・名前など】
横須賀に「さいか屋」という、こじんまりした百貨店があります。このご時世、百貨店は冬の時代と言われていますが、それなりに頑張っていると思います。
この「さいか屋」に「煌蘭」という中華料理屋があります。ランチタイムにはスープとデザートがつきます。
私も何度か、ここで食事をしています。
さて、この「煌蘭」の最初の漢字、火へんに皇で「煌」を今回の題材にしたいと思います。火へんの漢字は2つ目ですね。
それでは、この火へんに皇と書く「煌」について、読み方から意味・書き順、そして、苗字での使い方まで総特集しようと思います。
どうぞ、最後までご覧になってくださいますよう。
火へんに皇で「煌」!漢字の読み方や全体像をまずはチェック
最初に、火へんに皇と書く漢字「煌」の意味と読み方を明確にしましょう。
火へんに皇と書く漢字「煌」の読み方と意味
煌
画数 :13画
音訓:コウ かが・やく あき・らか(日本語だけ)きら・びやか他多数
意味
①かがやく。あきらか(あきらかなり)。光が四方に大きく広がる。明るいさま。②姓の一つ。
日本語だけの意味・用法
(訓読み)きら・びやか きら・めかす きら・めき きら・めく きら・やか きら・らか
(名付)あき あけ てる
参考:上級漢和辞典 漢字源 学研
「煌」の音読みは「コウ」で、訓読みは「かが・やく」「あき・らか」の2つですね。日本語だけの訓読みに「きら・びやか」「きら・めかす」「きら・めき」「きら・めく」「きら・やか」「きら・らか」の6つがあります。
よく見ると、日本語だけの訓読みは「煌」に対して「きら」と読ませているのがわかります。
意味は、一つは「姓」ですので、実質ひとつだけですね。
今、いったように。「煌」さんがおられるんですな。
意味は「かがやく」「あきらか」です。類義語に「晃(コウ)」があります。この意味の言葉で「煌煌(コウコウ)」があります。「きらきらと光りかがやくさま」を表していますね。
先日アップした、赤に赤の「嚇」も「あきらか」の意を持っていましたが、こちらは、火に照らされてそうなっていました。
この漢字の書き順を見てみましょうか。
この漢字の書き順は火に皇です。皇は白+王ですから簡単ですね。
もっと詳しく知ろう!煌の漢字としての由来や成り立ち
煌は見てわかるように、「皇(コウ 大きく広がる)+火(ひ)」(形声)ですね。
皇は「自(はな)+音符王」からなり、偉大な鼻祖(開祖)のことなんだそうです。そこから、火の光が広がって輝く状況を示しています。
類義語は、先程も触れた晃(コウ)(光が広く発散する)や徨(コウ)(四方に広がっていく)なども同系です。また光(四方に広がるひかり)とも縁が近いようです。
煌のつく言葉
この章では、煌のつく言葉をみていきたいと思います。
煌のつく言葉 | 読み | 意味 |
---|---|---|
煌煌 | コウコウ | きらきらと光りかがやくさま。 |
熒煌 | ケイコウ | きらきらと輝く。 |
輝煌 | キコウ | {輝煥(キカン)}輝ききらめく。きらびやか。はなばなしいこと。 |
敦煌 | トンコウ | 地名。甘粛(カンシュク)省敦煌県にある。西域四郡の最西端。前漢の武帝のとき以来、東西交通の要地として栄えた。 |
4つの言葉を挙げました。ウーム、「敦煌」は聞いたことがありまっせ。
やはり、輝くという意を持つ言葉ばかりですね!
次の章では、「煌」を使った名前についてを簡単に述べておきます。
煌を使った名前ついて
火へんに皇と書く漢字「煌」は人名漢字です!この漢字、燃えあがる「火」と皇帝の「皇」で構成される漢字で、力強くかっこいい印象がありますよね。
上述したとおり、「かがやく」「光が四方に大きく広がる。明るいさま」という意味を持ちますので、生まれてくる赤ちゃんの輝かしい未来が想像できそうです。
次のような願いを込められそうです。
- 輝かしい人生を歩んでくれますように
- エネルギッシュで元気な人になりますように
「煌」を使った名前
男の子の名前60爺ベスト3
- 煌(こう)
- 煌斗(あきと)
- 煌眞(てるまさ)
読みは、1が「コウ」で、2が「あき」、3に「てる」と、それぞれ違う読みをもってきました。
トップは、「煌」一文字で「こう」にしました。
女の子の名前60爺ベスト3
- 煌麗(きらら)
- 煌奈(あきな)
- 煌美(こうみ)
女の子の読みも、1は「きら」、2は「あき」、3は「こう」と、皆異なる読みです。
最後に
火へんに皇と書く漢字「煌」の読み方と意味等について述べてきました。
「かがやく」「光が四方に大きく広がる。明るいさま」という意味を持ち、名付けにも、複数の読みがある漢字ですネ。
煌は見てわかるように、「皇(コウ 大きく広がる)+火(ひ)」で構成される漢字で、ここから火の光が広がって輝く意を持つようになりました。
名前にも向いた良い漢字だと思います。
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