糸へんに文で紋を大特集【読み方・意味・書き順・名前での使われ方】

2023年8月23日

60爺

時代劇が好きで、決まり文句を言う時代劇をよく見たなあ。

水戸黄門って知ってますか。水戸黄門漫遊記をベースにした時代劇で、悪人を懲らしめた後、「この紋所が目に入らぬか」って言って印籠を見せる奴です。

この決まり文句にある「紋所」の「紋」ですが、糸へんに文で構成される漢字ですね。先日アップした「絃」に続いて、又もや「糸へん」の漢字が続けて登場です。

糸へんの漢字も5つ目となったので、前回記事でも言ったように、「糸へんの漢字」でカテゴリを作ってシリーズに追加しました。

ということで、この糸へんに文と書く「紋」について、読み方から意味・書き順、そして、名前での使われ方まで総特集しようと思います。

ご一緒に内容をご覧になっていって下さい。

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糸へんに文で「紋」!漢字の読み方や全体像をまずはチェック

最初に、糸へんに文と書く漢字「紋」の意味と読み方を明確にしましょう。

糸へんに文と書く漢字「紋」の読み方と意味

画数 :10画
音訓:モン (日本語だけ)もん
意味
①いろいろな形の模様。②姓の一つ。
日本語だけの意味・用法
もん。古くからその家のしるしとする定まったもよう。
(音訓)もん
(名付)あき あや

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

「紋」の音読みは「モン」で、訓読みはありません。日本語だけの音訓に「もん」があります。

意味は形の模様です。「細紋(サイモン)・(サイフ゛ン):細かいもよう」や「波紋:波のもよう」と言った言葉があります。

60爺

この漢字の姓があります。「紋」さんがいるんですね。

日本語に、「その家のしるし」即ち家紋の意があります。また、冒頭で言った「紋所」という言葉もあります。

この漢字の書き順を見てみましょうか。

この漢字の書き順は、糸に文を順に書きます。こちらも、問題ありませんよね。


もっと詳しく知ろう!紋の漢字としての由来や成り立ち

紋=「文(ブン 細かいものが入り交じる)+糸(いと)」(形声)です。

形声とは、漢字の六書(リクショ)の一つ。発音を表す文字と、意味を表す文字とを組み合わせて、新しい文字を作る方法。

文は衣の襟元の飾り模様の形。細かく入り交じって織りなした模様を表します。

後に、文章や文字の意味に転じたので、模様の意味に専用する「紋」が作られたのです。

同源語は、紋・文・蚊・紊があります。

紋のつく言葉

この章では、紋のつく言葉をみていきたいと思います。

紋のつく言葉読み意味
紋楸モンシュウ碁盤。▽「楸」は、木の名。きささげ。碁盤をつくるのに用いる。
紋章モンショウ《日本語での特別な意味》その家・団体がしるしとして定めているもよう。紋じるし。
紋所モンドコロ《日本語での特別な意味》それぞれの家にきまっている、紋じるし。定紋(シ゛ョウモン)。
紋理モンリ手足のすじ。
60爺

4つの言葉が挙がりました。

トップに出てきた言葉の2つ目の文字は「木へんに秋」の「楸」です。懐かしいですな。記事をアップしておりますよ!

「紋章」及び冒頭に出た「紋所」はご存知の方も多いと思います。手足の筋を表す「紋理」は聞いたことがありませんでした!

次の章では、「紋」を名前に使う場合のポイントを簡単に述べておきます。

名前に使われる際のポイントは

糸へんに文と書く漢字「紋」は人名漢字です!この漢字の持つ意味から、美しい伝統的な柄をイメージできます。

名づけに用いると、古風な印象もつところから、落ち着きのある名前になりそうです。

次のような願いを込められそうです。

  • 芸術的なセンスが目立つ人になって欲しい
  • 伝統を敬う落ち着いた人になってほしい

「紋」を使った名前

男の子の名前60爺ベスト3

  1. 幸紋(よしあき)
  2. 紋斗(あやと)
  3. 紋恭(あきみつ)

読みは、1,3が「あき」で、2が「あや」です。男の名前にはちょっと付けづらい気がしました。

女の子の名前60爺ベスト3

  1. 紋(あや)
  2. 紋音(あやね)
  3. 玲紋(れもん)

1,2は「あや」、3は「もん」にしてみました。

トップは、一文字で「あや」としてみましたがどうでしょうか。

最後に

糸へんに文と書く漢字「紋」の読み方と意味等について述べてきました。

いろいろな形の模様を表す漢字ですが、日本だと「家紋」「紋所」などで使用される、日常でも見かける可能性の高い漢字ですネ。

この漢字は名前に使うと、「絃」と同様に、古風な感じがして落ち着いたイメージになりますね。この漢字も、どちらかというと女の子向けの漢字かなと思いました。

※気づけば糸へんの記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

糸へんの漢字

Posted by 60爺