カナダの漢字表記は発音の当て字!見れば誰でも読める3文字だった
オーストラリアの漢字表記以来、随分と国の漢字については記事を書いていません。少し、このジャンルに手を加えようかと思います。
エジプト、スペイン、オーストラリアを書きましたが、今度は北アメリカ大陸にある「カナダ」にします。
カナダは、自然が凄い国というイメージがあります。新婚旅行の候補にも挙がりましたが・・・。
死ぬ前に一度は訪れてみたい国ではあります。外国は怖いけど・・・。
そこで、カナダの漢字表記はどうなるかを調べ、今までやったように、その漢字の由来を読み解いてみます。そして、漢字一文字ではどう表すかも見ていきたいと思います。
それでは、ご一緒に内容をご覧になってください。
カナダを漢字で書くと?
カナダの漢字表記を見てもらいましょう!
加奈陀
こりゃ、また、何とも言えない文字が並びましたね!ただ、それぞれの漢字を素直に読めば、誰でも読めちゃう漢字選定ですね。
カナダは北アメリカ大陸北部に位置する連邦立憲君主制国家です。
イギリス連邦加盟国で、英連邦王国の一つです。10の州と3の準州からなり、首都はオタワになります。
カナダが、英連邦王国の一つであることは今知りました。私の中では驚きです。
国土面積は、ロシア連邦に次いで世界で2番目に広い約998.5万平方キロメートルですね。
漢字表記と読み方
「加奈陀」を構成する各々の漢字に意味はあるのでしょうか?漢字源でざっと見てみます。
加
音)カ 訓)くわ・える
①加賀の略。②「加奈陀(カナダ)」の略。カナダのこと。③「カリフォルニアの略」
おお、日本語だけの意味・用法の②に「加奈陀(カナダ)」の略と出ていますよ!
奈
音)ナ 訓)いかん
①からなし。果樹の名。②「奈花(ナイカ)」とは、茉莉(マツリ)(ジャスミン)の花のこと。③いかん。いかんぞ。いかんせば。どうして。どうすれば。
陀
音)ダ 訓)いかん
①斜めにのびた地形。坂。斜めに傾いたさま。②「陂陀(ハタ゛)」とは、土地が斜めに長くのびているさま。③梵語(ホ゛ンコ゛)ダを音訳するとき当てた字。
参考 上級漢和辞典 漢字源
意味を見る限り、どう考えても「カナダ」とはならんようですね!
漢字の由来を読み解く!
昔、外国の国名などは発音に近い漢字を当てはめて書いていたそうです。
カナダも、この例に入る漢字だそうです!
上記の、個々の漢字の音読みの語をつなげてみてください!
・加:カ
・奈:ナ
・陀:ダ
つなげることで「加奈陀」=「カナダ」になっていますね!
そういうことで、加奈陀を構成する漢字を別々に吟味しても意味がなかったんです。
ちなみに、パソコン、スマホで「かなだ」を変換すると次のようになります。
パソコンで、「かなだ」と入れて変換してみると「加奈陀」が出てきますよ。
スマホでも同様に、「かなだ」と入れて変換すると、候補に「加奈陀」が出てきますネ。
漢字一文字で表わすと
国を現わすとき、1文字の漢字で表記するケースがありますよね。アメリカは「米」、イギリスは「英」というような。
カナダはの漢字一文字の表記は既に出てきましたが「加」となります。
「加奈陀」ですから、一文字で表わす場合は「加」になるのは当たり前ですね!
そういえば、埃及(エジプト)も西班牙(スペイン)も、頭一文字を取って「埃」と「西」でしたよね。
「埃及」を「エジプト」だと読める方は少数派でしょう。読めたら、ドヤ顔してもいいですよね。
「エジプト」を漢字一文字で表わすと上述の通り「埃」になります。
「西班牙」も同様に難しい表記です。漢字一文字で表わすと上述の通り「西」になります。
なお、オーストラリアだけは、濠太剌利の「濠」の字が常用漢字にないため、一文字の漢字を「豪」の字に置きかえているんですよ。
国名ではないですが、漢字表記が難解だったのは「チューリップ」がそうでした。
世界での表記
カナダを世界の国々ではどう表記して、どう発音するのか見てみましょう。
言語 | スペル | 発音 |
---|---|---|
英語 | Canada | キャナダ |
ドイツ語 | Kanada | カナダ |
オランダ語 | Canada | カナダ |
フランス語 | Canada | キャナダ |
イタリア語 | Canada | キャナダ |
スペイン語 | Canadá | キャナダ |
ポルトガル語 | Canadá | カナダ |
スウェーデン語 | Kanada | キャナダ |
ノルウェー語 | Canada | カナダ |
中国語(繁体) | 加拿大 | キャナダ |
中国語(簡体) | 加拿大 | キャナダ |
ロシア語 | Канада | カナダ |
ヨーロッパ各国は、スペルはCanada,Canadá,Kanadaのどれかです。発音も「カナダ」ないし「キャナダ」ですね。
発音と言えば、中国語ではキャナダ、ロシア語ではカナダでした!
中国語は繁体、簡体で、スペルは同じ「加拿大」で、日本語の「加奈陀」と全く違いますね。発音が違ったから当てる漢字も違ったので、こうなったのかしらん?
ロシア語はスペルは相変わらず我が道を行きますが、発音はヨーロッパと同じなんですな。
最後に
カナダの漢字表記を見てきました。
発音を漢字に当てた漢字表記でしたので「加奈陀」になったんですな。素直に読めば「カナダ」になりますが、初見だとわからないかも。
ただ、オーストラリアやスペイン、エジプトに比べたら、はるかに分かりやすい漢字表記かもしれんですな。
漢字一文字は頭1桁の「加」で、あくまで分かりやすかったです。
世界の表記と発音ですが、発音だけで行けば、ほぼ全国共通見体だったですね。
※国名の漢字です
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