草冠に巴で「芭」!読み方から意味・名前での使われ方まで総特集

2023年9月1日

恐らく、日本人であれば、「松尾芭蕉」の名前を聞いたことがあると思います。

60爺

「古池や蛙飛び込む水の音」という俳句も聞いたことがありますよね。松尾芭蕉の作です。

そういえば、最近、シリーズの漢字をあまりやっていません。芭蕉の「芭」は、「草冠に○○」シリーズの漢字じゃないですか。

そういうことで、この草冠に巴の「芭」について、読み方から意味・書き順、そして、名前での使い方まで総特集したいと思います。

ご一緒に最後まで内容をみていってくださいませ。

スポンサーリンク

草冠に巴といえば芭!漢字の読み方や全体像をまずはチェック

最初に、芭の意味と読み方を明確にしましょう。

芭の読み方と意味

画数 :7画
音訓:バ はな
意味
①「芭蕉(ハ゛ショウ)」とは、植物の名。バショウ科バショウ属の多年草。中国原産。葉は長楕円形に開いて大きい。夏・秋に黄白色の花が咲く。バショウ。②はな。平らに開くはな。③姓の一つ。
日本語だけの意味・用法
(名付)はな

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

「芭」の音読みは「バ」で、訓読みは「はな」ですね。

芭蕉

最初の意味は「芭蕉」という植物を指します。60爺は、この植物を知りません。2つ目は、「はな」という訓読みで、「平らに開くはな」ですな。

60爺

三つ目の意味は、姓の名称です。「芭」さんがいることを示しています。

芭の書き順を見てみましょうか。

草冠を書いてから巴を書きます。どちらも簡単な書き順ですね。


もっと詳しく知ろう!芭の漢字としての由来や成り立ち

芭の解字です。

芭=「巴(ハ 平ら)」+「艸(くさ)」(形声)。

形声とは、漢字の六書(リクショ)の一つ。発音を表す文字と、意味を表す文字とを組み合わせて、新しい文字を作る方法。

芭は、平らに広がる葉を持つ植物を示しています。

上記に示した芭蕉の葉を見ると、平らに広がる葉を持っていますな!

芭蕉ってどんな植物?

芭蕉について、どんな植物なのかを見ていきます。始めに花言葉を見ておきます。

花言葉

ちゃんと花言葉も持っています。

燃える想い

暑い地方に生える植物であり、燃えさかる炎のように立派な花を咲かすところからきたイメージでしょうか。

生態等

分布をみると熱帯が中心ですが、意外と耐寒性もあり、関東地方以南では露地植えも可能な植物です。

高さは2~3mで、1~1.5m・幅50cm程の大きな葉をつけます。花や果実はバナナとよく似ています。

琉球諸島では、昔から葉鞘の繊維で芭蕉布を織り、衣料などに利用していました。

沖縄県では現在もバショウの繊維を利用した工芸品が作られています。

芭蕉の英名は「Japanese banana」、訳せば、そのまま「ジャパニーズ・バナナ」なんです。
この名称の由来は、シーボルトが日本でバショウを発見して、ヨーロッパに伝えたことなんですって。

名前に使われる際のポイントは

「芭」は人名漢字です!名付けにも使っていいんですよ。

60爺

草冠では、直近の「苫」、「菰」と人名漢字ではありませんでした。「芙」以来の人名漢字ですな。

この漢字は、2004年9月から名前に使用できるようになりました。比較的、新しい名付け可能な漢字です。

松尾芭蕉のイメージが強い「芭」ですが、「はな」という読みがあることからわかるように、古風で女性的な意味をもつ漢字と言えます。

そんな「芭」ですが、名前に次のような願いが込められます。

  • おおらかで鷹揚な人になってほしい
  • 情熱的な想いを持った雄々しい人になってほしい

いざ、名付けに入ったんですが、どうにも良い男の子の名前が見つからない!

そこで、今回は、女の子ベスト5のみとします。

女の子の名前60爺ベスト5

  1. 芭(はな)
  2. 桐芭(きりは)
  3. 芭留(はる)
  4. 芭澄(はすみ)
  5. 芭月(はづき)

1読みが「はな」で、2~5の読みは「は」にしました。

女の子向けの漢字ですな。

「五芭」で「いつは」という読み方をする名前もよさそうですが、この名前を持つAV女優がいたので、ベスト5に入れるのを断念しました。

「くさかんむりに利」の「莉」も女の子の名付けには向いていました。

最後に

草冠に巴で芭の読み方と意味について述べてきました。

意味は、3つあり、最初の意味は「芭蕉」という植物を指します。60爺は、この植物を知りません。2つ目は、「はな」という訓読みで、「平らに開くはな」ですな。この文字の姓もあるようです。

植物としての特集は、「バショウ」をみました。沖縄に多いようですな。

人名漢字は、どうも女の子向けの漢字だったので、女の子ベスト5に絞らせてもらいましたよ~。

※気づけば草冠の漢字の記事も増えてきました

スポンサーリンク
この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら