糸へんに旬で絢!読み方から意味・名前での使われ方まで総特集
きらびやかに輝いて美しいことを「豪華絢爛」という言葉で表現しますね。
特に、豪勢な着物などを褒めるときに使用される文言です。
この「豪華絢爛」の3文字目にある「絢」ですが、糸へんに旬で構成される漢字ですね。今月に入って、糸へんの漢字を久々に取り上げます。
糸へんの漢字は6つ目になりますね。
それでは、この糸へんに旬と書く「絢」について、読み方から意味・書き順、そして、名前での使われ方まで総特集しようと思います。
ご一緒に内容をご覧になっていって下さい。
糸へんに旬で「絢」!漢字の読み方や全体像をまずはチェック
最初に、糸へんに旬と書く漢字「絢」の意味と読み方を明確にしましょう。
糸へんに旬と書く漢字「絢」の読み方と意味
絢
画数 :12画
音訓:ケン あや
意味
{名詞・形容詞}あや。色糸をめぐらしてとりまいた模様。模様があって美しいさま。
日本語だけの意味・用法
(名付)あや
参考:上級漢和辞典 漢字源 学研
「絢」の音読みは「ケン」(冒頭であった絢爛のケンですな)で、訓読み「あや」です。
意味はここにある通りです。
「姓の一つ」という意味意がないため、この漢字の姓はないんですね。
この漢字の書き順を見てみましょうか。
この漢字の書き順は、糸に旬を順に書きます。問題ありませんよね。
もっと詳しく知ろう!絢の漢字としての由来や成り立ち
絢=「旬(ぐるりと回る・めぐらす)+糸(いと)」(会意)です。
会意※とは、二つ以上の漢字を組み合わせて、もとの漢字とは別の意味を表した漢字
旬=勹(モノを包み込む)+日(太陽)ですので「(日を)ぐるりと回る」様子を表すんですね。
これに「糸」が組み合わされて「衣服に糸をぐるりと巻き付ける」となり「美しい折り目や模様をつける」と変化していき、「織物の美しい模様」の意味が生まれたんですよ~。
即ち、衣に模様をぐるりとめぐらす情景を示しています。
そして、眩(目がくらむ)と同源で、目くらめくほどあやがって美しいことを表しています。
絢のつく言葉
この章では、紋のつく言葉をみていきたいと思います。
絢のつく言葉 | 読み | 意味 |
---|---|---|
絢文 | ケンブン | 色彩をめぐらしたあや模様。 |
絢爛 | ケンラン | ①きらびやかで美しいさま。あでやかなさま。 ②詩・文の字句に修飾が多くて美しいこと。 |
2つのしかありませんな。
冒頭に出た「絢爛」がまた出て来ました!この言葉は知ってますよ。最初の「絢文」は知らんですねえ・・・。
次の章では、「絢」を名前に使う場合のポイントを簡単に述べておきます。
名前に使われる際のポイントは
糸へんに旬と書く漢字「絢」は人名漢字です!
この漢字には、きらびやかな美しい印象があります。そのためか、「絢」は「アヤ」の響きが好まれ、女の子の名前によく使われます。
ただ、最近、音読みの「ケン」を用いて男の子の名前でも見られるようになったそうです。
「絢斗(ケント)」という名前が、明治安田生命の名前ランキングで、2012、2015年にトップ50にランクインしました。
「絢」を使った名前
男の子の名前60爺ベスト3
- 絢斗(ケント)
- 絢汰(ケンタ)
- 絢吾(ケンゴ)
読みは、全て「ケン」としています。止め字を別にした名前3種を選びました。
女の子の名前60爺ベスト3
- 絢華(アヤカ)
- 絢菜(アヤナ)
- 絢乃(アヤノ)
女の子の読みは全て「アヤ」ですね。すべて頭に配置し、違う文字で止めたのは男の子と同じです。
絢を名前に使うのは良くないなどという、根拠のないであろう否定的意見があるのを見つけまして、それに対して、60爺なりの見解を述べました。
是非是非、ご覧になってくださいませ。
最後に
糸へんに旬と書く漢字「絢」の読み方と意味等について述べてきました。
美しいという意味を表す漢字で、何度も出てきた豪華絢爛のイメージがある表記ですよね。
言葉は2つしかありませんが「絢爛」はしっかり入っていました。
この漢字は名前に使うと、美しさを表すイメージになりますね。この漢字は、女の子向けかと思っていましたが、止め字を使用して男の子にも名付けが可能ですよ。
※気づけば糸へんの記事も増えてきました
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