コートの昔の言い方って?なんと60爺の父が使ってた年季モノだよ

2023年10月5日

さて、あれほど猛威を奮った暑さも一段落したと思ったら、あっという間に薄着してると風邪をひいちゃいそうな感じになってきましたね。

なんか、最近の日本は亜熱帯のように、暑さが終わると寒くなり、寒さが落ち着くとあっという間に暑くなる繰り返しのような気がします。

寒くなってくると、あっという間にコートとの活躍する季節ですね!

さて、このコートですが、昔は別の言い方をしていたんですよ。多分、若い方は知らないと思います。

60爺

その呼び名は、私のような爺(じじい)でもあまり聞きなれないモノでした。

その名称をお教えしますが、60爺の親父が使っていた記憶があるほどの年季ものですね。

この記事では、コートの昔の言い方をご教示するとともに、語源や、他の情報について出来るだけ突っ込んでいければと考えています。

どれでは、その内容をご一緒にどうぞ。

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コートの昔の言い方

コートの昔の言い方です。

コートの昔の言い方は?

外套(がいとう)

おそらく、年輩の方でも余り、この言葉を聞いたことがないのではないかと考えます。

広辞苑で「外套」を引いてみます。

がいとう【外套】
①防寒・防雨のため洋服の上に着る衣類。オーバー。〈[季]冬〉
②外套膜の略。

引用 広辞苑

上記の①の意味ですね。

他の辞書の内容も合わせて確認してみましょう。

  • 大辞林:オーバー-コート。[季]冬
  • 大辞泉:防寒などのため、衣服の上に着るゆったりした外衣。オーバー・マント・二重回しなどの類。《季 冬》
  • 日本国語大辞典:防寒、防雨のため、衣服の上に着る衣類。オーバーコート、マント、二重まわしなどの類。《季・冬》
  • 明鏡国語辞典:外出のときに衣服の上から着る防寒用の衣類。オーバー。オーバーコート

4つの辞書で、「防寒のため」の衣類で、衣服の上に着ると書かれています!

そして、「オーバー」という言葉は全ての辞書で使われていますね。


昔の言い方があるモノは他にもあります。スーツ、スプーン、それからシーツですね。これらの記事をアップしていますので、合わせて、ご覧ください。

トイレの昔の言い方をいっぱい紹介します。どの位ご存知ですか?

スーツの昔の言い方は「せ〇〇」です。1980年に入社した頃は、この呼び名が普通でした。

スプーンの昔の言い方は、たった2文字の言葉です。医者が薬の調合の際に使う「○○かげん」なんて言葉がありますね。今は余り、いい意味で使われないかも…。

シーツの昔の言い方は「○○ふ」と呼ばれます。60代以上でないとわからない可能性が高いかも。

キッチンの昔の言い方は「○○○○ろ」と呼ばれます。こちらは今も使っているかもです。

こちらは、昔の言葉を一覧にしてたくさん紹介しています。是非、ご覧ください。

外套の語源

次に、外套の語源とは何かを見ていきましょう。

外套の語源

何故、コートが「外套」と呼ばれるようになったのでしょうか?

どうやら、日本へ(洋服)が入ってきた際、英語でいう「overcoat(オーバーコート)」に「外套」が当てられたことが始まりのようです。

なお、日本語では「オーバー」または「コート」と略すこともあるんですね。

いまや、オーバーやコートには、とてもたくさんの種類がありますよね。

しかし、外套は上記で述べた通り、オーバーコートに当てたものですから、オーバーコートに当たるモノは全て「外套」ということになります。

ですから、私たちが丈の長さで呼び分けているロングコート(膝丈程度)、ハーフコート(腿丈程度)、ショートコート(腰丈程度)も全て「外套」というわけです。

そして、もう一つの面白い「外套の分類法」を見つけました。それによると、外套は次の3つに分類できるそうです。

  1. コート:袖付きの上着で防寒用に長く分厚くなっているモノ
  2. マント、ケープ:一枚布を羽織る、または、巻きつけるモノ
  3. ポンチョ等:一枚布に穴をあけて被る貫頭衣

防寒用であれば、マントやポンチョまで外套として仲間にしちゃうのがスゴイですね。

世界での表記

外套を世界の国々ではどう表記して、どう発音するのかみてみましょう。

言語スペル発音
英語overcoatオーバーコート
ドイツ語Mantelマンテル
オランダ語overjasオーバーヤス
フランス語pardessusパルブッシ
イタリア語cappottoキャポット
スペイン語sobretodoソブレトード
ポルトガル語sobretudoソブレトード
スウェーデン語överrockオーバロック
ノルウェー語ytterfrakkイーテンプラ
中国語(繁体)大衣ターイ
中国語(簡体)大衣ターイ
ロシア語пальтоパルト

ヨーロッパ各国のスペルが、スペイン語とポルトガル語を除くと、ほとんど違いますね。これは、ちょっと驚きました!

中国語は繁体、簡体とも同じ漢字で「大衣」でした。発音も同じ「ターイ」でした。

ロシア語は、いつもと同様に、相変わらず、スペルは我が道を行き、今回は発音も独自路線でしたね~。

最後に

コートという言葉がメインになったのは、いつ頃でしょうかね。

60爺

私が入社した頃は何と言っていたかなあ?偉く、昔のことなので思い出せませんが、「外套」ではなかった気がします。

今回は、コートの昔の言い方ということで、「外套」という古~~い言葉に感動をいただきながら記事を書きました。

語源はあんまりおもしろくなかったですが、世界での呼び名はみんな違うので何か新鮮でしたな!

※気づけば言い方・呼び方の漢字の記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら