木へんに困るで「梱」!読み方から意味・苗字での使われ方まで総特集
宅急便などで荷物を送る際に、荷物を「梱包」する必要があります。
また、ネットなどで商品を購入した時など、その商品に「○○が同梱されている」なんて表記があったりします。
今回の対象となる漢字が、これらに含まれている「梱」です。
それは、木へんに困るで「梱」という漢字です。「梱」とは何と読むのか?その意味は何なのか…。
それでは、木へんに困るで梱が今回の題材です。読み方から意味・苗字での使われ方までを総特集します。
どうか、最後までご一緒に見ていってください。
木へんに困るで梱!漢字の読み方や全体像をまずはチェック
最初に、梱の意味と読み方を明確にしましょう。
梱の読み方と意味
梱
画数 :11画
音訓:コン しきみ(日本語だけ)こうり こう・る こ・る
意味
①{名詞}しきみ。門の内と外との仕切り。②{名詞}棒や薪を揃えてしばったもの。③{動詞}しばる。
日本語だけの意味・用法
こり。竹や柳で編んだかご。行李(コウリ)。
(訓読み)こうり こう・る こ・る
参考:上級漢和辞典 漢字源 学研
上記のとおり、「梱」の音読みは「コン」で、訓読み「しきみ」です。日本語の訓読みに「こうり」「こう・る」「こ・る」の3つがあります。
意味は3つあります。
この漢字は、「姓の一つ」という意がありません。「梱」さんはいないんですね!
①の同義語に「閫」、類義語に「閾(イキ)(しきい)」があります。②の類義語は「束」です。③の同義語に「捆」があります。
薪の束です。薪の長さをそろえ束ねて縛ってあります。
日本語だけの意味・用法にある「行李」です。
梱の書き順を見てみましょうか。
木に困を順に書くだけです。簡単な書き順ですね。
もっと詳しく知ろう!梱の漢字としての由来や成り立ち
梱の解字です。
梱=「因(コン とじこめる)」+「木(き)」(形声)。出入りをおさえて、内部にとじこめる仕切りの木。
引用 上級漢和辞典 漢字源 学研
形声とは、漢字の六書(リクショ)の一つ。発音を表す文字と、意味を表す文字とを組み合わせて、新しい文字を作る方法。
この木へんに困るで「梱」ですが、木へんに区で「枢」にちょっと似てるかなと思います。この「枢」は「スウ」と読む他に、とても面白い読みを持っているんですよ。
こちらの記事で、その詳細をご覧になってください!
梱のつく言葉
梱には植物の意味はないので、「梱」のつく言葉を見てみましょう。
梱のつく言葉 | 読み | 意味 |
---|---|---|
梱外之任 | コンガイノニン | 宮門のしきみより外の任務の意。軍隊をひきいて、国外に遠征する将軍の任務。 |
梱包 | コンポウ | =捆包《日本語での特別な意味》むしろや、なわで荷作りをすること。 |
冒頭で例を出した「梱包」が出て来ました。
余り、梱のつく言葉はないようですね。
次の章では、「梱」を名前に使う(使えるのか?)場合のポイントを簡単に述べておきます。
名前に使われる際のポイントは
この漢字ですが、「枉」と同じく名付けには向かない漢字だなと思っていましたが、やはり「梱」は人名漢字ではなかったです。
もし、人名漢字だとしても名付けはしにくいよな!
そこで、苗字はないかと、「梱」のつく苗字を探したんですが、「枉」一文字の名字も、梱に別の漢字を付けた名字も見つからんのですよ!
残念ながら、前回の「枉」と同様で名前も名字もないため、この章はこれで終わりです!
最後に
木へんに困るで梱という漢字を追求してみました。
この漢字、荷物をやり取りする中で使用する「梱包」「同梱」などで見かけるモノでした。
ですが、梱のつく言葉は2個しか出て来ませんでした。で、ひとつは、今いった「梱包」、もう一つは60爺の知らない言葉でしたね。
思った通り、人名漢字ではなく、苗字もありませんでした。
前回の「枉」に続いて、名前、名字とも空振りは残念でした。
※気づけば木へんの記事も増えてきました
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