にんべんに幸せで倖!読み方から意味・苗字での使われ方まで総特集

2023年10月25日

将棋の藤井聡太八冠といえば、2023年10月11日に不可能だと思われていた将棋の八大タイトルを独占した話題の人です。

彼がデビュー後29連勝の新記録を成し遂げていますが、20連勝した際に発した言葉「…僥倖としか言いようがない」があります。

60爺

中学生だったのに、普通の大人より、使う言葉が違うなと感じました。

この藤井八冠の言葉「…僥倖…」両方ともにんべんの漢字です。今回の対象は、2番目の「にんべんに幸せの倖」を取り上げたいと思います。

にんべんの漢字では四番目に当たる、にんべんに幸せで倖について、読み方から意味・書き順、そして、名前での使われ方まで総特集しようと思います。

それでは、ご一緒に内容を見に行きましょう~。

スポンサーリンク

にんべんに幸せで倖!漢字の読み方や全体像をまずはチェック

最初に、にんべんに幸せで倖の意味と読み方を明確にしましょう。

にんべんに幸せで倖の読み方と意味

画数 :10画
音訓:コウ さいわ・い
意味
{名詞}さいわい(さいはひ)。思いもよらなかった幸運。
日本語だけの意味・用法
(名付)さち

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

「倖」の音読みは「コウ」で、訓読みは「さいわ・い」です。

なお、日本語だけの意味・用法の中で、名付けとして「さち」があるんです。

意味は一択!上述の通り、「思いもよらなかった幸運」。同義語は「幸」ですね。

この意を持つ言葉に、冒頭で述べた藤井八冠の「僥倖(キ゛ョウコウ):思いもかけない、身分不相応な幸い。」「倖臣(コウシン):=幸臣。主君に気に入られるという幸いを得た臣下。」があります。

60爺

この漢字には、「姓の一つ」という意味がないため、「倖」さんは存在しないんですな!

この漢字の書き順を見てみましょうか。

この漢字の書き順は、にんべんに幸と書きます。書き順は問題ないですね。

もっと詳しく知ろう!倖の漢字としての由来や成り立ち

倖=「幸(コウ 枠をはめる)+人(ひと)」(形声)です。

形声とは、漢字の六書(リクショ)の一つ。発音を表す文字と、意味を表す文字とを組み合わせて、新しい文字を作る方法。

何と、幸は手錠の形で「枠をはめる」というイメージがあるんです。執(シュウ)・(シツ)(手かせをはめて捕らえる)の左側に含まれる漢字なんです。

ここから、はめられた枠を逃れようと望むイメージ(執が、もと、刑罰の刑(かせ)と同系のことばで、刑にかかるところを危うく免れたの意)が生まれるんです。

これが、思いもよらず運よくはこんだの意である「僥倖の倖(偶然の幸運)」の由来になったんですねエ。

のちに、幸が幸福の意味に転じたので、幸いも幸の原義を受け継いだんですよ。


倖のつく言葉

この章では、倖のつく言葉をみていきたいと思います。

倖のつく言葉読み意味
倖曲コウキョク上の人にへつらい、心がよこしまなこと。
倖臣コウシン⇒幸臣。主君に気に入られるという幸いを得た臣下。
倖嬖コウヘイ主君のお気に入りの女。愛妾(アイショウ)。
僥倖ギョウコウ思いもかけない、身分不相応な幸い。

参考 上級漢和辞典 漢字源 学研

60爺

上述の通り、僥倖は知っています。

にんべんのついた幸には「思いもかけぬ」という形容詞が付くんですな。

次の章では、「倖」を使った名前の使われ方について簡単に述べておきます。

倖を使った名前について

にんべんに幸せの倖は人名漢字ですね!このため、名前に使うことが出来ます

この漢字は、個性と古風な雰囲気を感じさせてくれますし、さらに、幸せがあふれるイメージがありますね。

倖から、どんな思いを込められるか考えてみました。

  • 多くの愛情に恵まれ、その恵みを周りの人にも分け与えられる人になることを願って
  • 多くの幸運に恵まれますように

「倖」を使った名前

男の子の名前60爺ベスト3

  1. 倖二(こうじ)
  2. 倖汰(こうた)
  3. 倖飛(さちと)

読みは、1,2で「こう」を、3で「さち」を使いました。

女の子の名前60爺ベスト3

  1. 倖(さち)
  2. 倖穂(さちほ)
  3. 倖子(さちこ)

読みは、皆、「さち」を使いました。1位は、一文字の「さち」を選びました。

最後に

にんべんに幸で倖の読み方と意味等について述べてきました。

意味は、「思いもよらなかった幸運」です。藤井八冠が使ったことで有名になった「僥倖」は、まさにそのままの意味を持っているんですな!

60爺

はじめて知りました!

この漢字を使った言葉を4つだしましたが、案の定、「僥倖」しか見知った言葉はなかったです(涙)。

名付けに関しては、読みが限定されており、ちょっと、付けづらかったですね。

※気づけばにんべんの記事も増えてきました

スポンサーリンク
この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら