パイナップルは食べてはいけない?人によりはするけれど…
今回の主題となるのは、南国のフルーツである「パイナップル」です。このパイナップルですが、今では年間を通してスーパーなどで気軽に購入ができますよね。
割と普段から口にするフルーツです。
この歳(2023年時点68歳)までパイナップルを食べた後、体に異常を覚えたことは全くないですね!
この度、このパイナップルを食べてはいけないなんて噂を聞きました。
こういう悪い噂を聞くと、ちょっとだけ不安になってあれこれ調べてしまう悪い癖があります。なんでもそうですが、基本的に食べ過ぎなければ大丈夫ですね。
今回の記事は、パイナップルを食べてはいけない?人によりはするけれどということで注意すべき事柄をまとめてみました。
どうか、最後までお付き合いください。
人によっては食べるのに注意した方が良い
さて、パイナップルを食べてはいけないという噂があるんですが、それについて結論を申し上げます。
人によっては食べてはいけない場合がある
パイナップルは、人によっては食べるのに注意した方が良い場合があるようです。例えば…、
- アレルギーを持っている方
- 低血圧の方
- お腹が弱い方
上記の症状がある方は、ちょっと注意した方がいいかもです。
パイナップルの成分を後に示しますが、一部の成分が上記の症状と折り合いが悪い場合があるんですね。
それらにつきまして、細かく見ていきますのでご覧ください。
アレルギーを持っている方
パイナップルは、「アレルゲン特定原材料8品目」にも「特定原材料に準ずるもの20品目」にも含まれません!
じゃ、安心かと思ってはいけません!
もし、ラテックスアレルギー※を調べて、陽性だった場合、「パイナップルアレルギー」の可能性が出てきます!
※ラテックスはゴム手袋の内側に、滑りをよくするために含まれていることがあります。これで、手がかゆくなったりする方のことです。
「パイナップルアレルギー」とは、パイナップルを食べたときに、口や、のどの腫れ、じんましんが出るなどのアレルギー反応が出現することです。
怖いですねー!ですから、パイナップルを食べて、こんな症状が出るようなら、食べるのは止めた方がいいしょう。
また、パイナップルアレルギーではありませんが、パイナップルを食べると舌や口内がピリピリとする場合があります。
こちらは、成分の一つであるプロメリンがタンパク質で作られている人間の口内や舌も分解しているためです。
ピリピリとした刺激を受けるのは、そのためです。
さて、低血圧の方及びお腹の弱い方の解説前に、パイナップルの1日の摂取量はどの位が適切かを述べておきます。パイナップルだけではなく、何でもそうですが、一番良くないのは食べすぎですね。
ソルティライチの記事でもそうでしたが、物事は何でも、やり過ぎると良くないんですよ。
そこで、パイナップルの1日の限度量ですが100g(5,6切れ)を目安にすれば、まず安心でしょう。これを越えて、1日、200g以上を毎日食べ続けると、いろいろと支障が出てきてしまいますよ。
それでは、低血圧の方及びお腹の弱い方の項の詳細を述べていきます。
低血圧の方
パイナップルはカリウムを多く含んでいます。このカリウムは、ナトリウム(塩分)の排出を促して血圧を下げるはたらきを持つミネラルです。
パイナップルは血圧を下げる働きがあるので、高血圧の方には良い果物だと言えます。
高血圧の方なら多少の食べ過ぎは許容できますが、半面、低血圧体質の方は、更に血圧が低くなることで次のような症状が発生します。
- 立ち上がれない
- 立ちくらみの増加
- 疲れやすい
そうならないためにも、1日の摂取量を守りましょう。
お腹が弱い方
パイナップルは、食物繊維も豊富に含まれているフルーツなんです。
しかし、食べ過ぎることで余りにもたくさんの食物繊維を摂取してしまうと、お腹がゆるくなってしまい下痢が発生します!
お腹が弱い方のパイナップルの食べ過ぎは厳禁ですね。こちらも、摂取量をきちんと守っていくことが重要ですね。
その他に注意する方
以上のアレルギーを持っている方、低血圧の方、お腹が弱い方の他にも、少し注意して欲しいのが次の点です。
- 冷え性の人
- 肥満が怖い人は食べ過ぎない
簡単に注意点を述べておきます。
冷え性の人
パイナップルは南国系のフルーツのため、身体を冷やす性質があります。そのため、パイナップルを食べすぎて身体を冷やしてしまい、血行が悪くなる場合があります。
冷え性の方は要注意です!
血行の悪化による代謝の低下により、次のような症状が起きます。
- 顔色が悪い
- 生理不順
- 疲れやすい
- 低血圧・低体温(平熱が35℃以下)
- 肌荒れ
- 冷え性
- 便秘
うわー、イヤなことばっかりだ!年寄りが気をつけないと。
食べ過ぎなければ、なんら問題は起こりませんので安心してください。
肥満が怖い人は食べ過ぎない
1日の目安であるパイナップル100gでしたら54kcalですから問題は無いでしょう。
しかし、おいしいおいしいと言って、余りにたくさん食べてしまうと、カロリー及び糖質の過剰摂取になります。
その結果、その食べ過ぎは肥満という皆さんの嫌がる結果につながり、ひいては、とても身体に悪いことになってしまいます。
色々と、食べてはいけないみたいな話を色濃くしてきました。しかし……、
本来、パイナップルは多くのメリットをもった果物で、食べ過ぎなければそうそう体調を崩すようなフルーツではありません。
但し、前述のアレルギーを持っている方は止めておいた方が無難です。低血圧の方、お腹が弱い方は、体長と相談しながらにしましょうか。
ということで、ここからは、パイナップルの素晴らしい成分と、その効果を見ていただきます。
素晴らしいパイナップルの成分と効果
さあ、それでは、素晴らしいパイナップルの成分と効果を見ていきましょう!
まずは成分からです。
素晴らしいパイナップルの成分
パイナップルの成分を一覧にしました。
栄養素 | 含有量 | 備考 |
---|---|---|
エネルギー | 54kcal | ご飯1杯(150g):234kcal、食パン1枚:80g |
たんぱく質 | 0.6g | |
脂質 | 0.1g | |
炭水化物 | 13.7g | |
食塩相当量 | 0g | |
カリウム | 150mg | ソルティライチのペットボトル1本の13.6倍の数値 |
βカロテン | 37μg | 体内でビタミンAに変換されて作用するカロテノイド色素群に属する成分。 主に植物性食品に含まれるプロビタミンAの1つでもあり、抗酸化作用も知られています。 |
ビタミンC | 35mg | バナナ16mg、アボガド12mg、スイカ10mg、リンゴ6mg、ブドウ2mg |
食物繊維 | 1.2g | レタス1.1g、ミカン・トマト1.0g、メロン、ブドウ0.5g |
ブロメリン | - | パイナップルに多く含まれるたんぱく質分解酵素 |
カロリーは、54kcal(ソルティライチのペットボトル1本170kcalの1/3)ですので大した量ではありません。
カリウムは熱に弱い(ゆでると約30%減少)ですが、パイナップルは生で食べるので、そんな心配は不要です。
ビタミンCは、他の果物に比べ、はるかに含有量が大きいとわかりますね。さらに、食物繊維も他の食材に比べわずかですが上回り、トップとなっています。
食物繊維も、わずかですが、他の食品を上回って1位です!
素晴らしいパイナップルの効果
さて、素晴らしいパイナップルの成分を見てきましたが、それらの発揮する効果を見ておきます。
効果 | 内容 |
---|---|
食欲増進 | 胃液の分泌を活発にし消化を促進 |
生活習慣病の予防・改善 | 食物繊維がコレステロールを排出し、動脈硬化や糖尿病といった生活習慣病の予防 |
腸内環境改善 | ブロメリンが炎症を鎮めたり、有害物質を分解し、ガスの発生など腸内環境を改善 |
美肌効果 | ビタミンCが、肌にハリを持たせたり、シミを予防する美容効果 |
疲労回復 | ビタミンB1とともにエネルギー代謝を促進し、疲労回復に力を発揮 |
便秘解消 | 食物繊維が豊富なので、排便をスムーズにし、便秘解消に効果的 |
食欲増進から、疲労回復、便秘解消まで、いいことずくめですな!
凄いぞ!パイナップル。
合わせて、今、はやりの「生活習慣病の予防・改善」にも役立ちます。ビタミンCによる美肌効果も期待できますね。
さらには、腸内環境の改善にまで効果があるとは大変うれしいことです!
最後に
パイナップルを食べてはいけないという噂について追いかけました。
成分を見る限り、パイナップルは素晴らしいフルーツです。
食べてはいけないというのは大ウソでしたね。
ただ、食べ過ぎると、かなり身体に悪さをするということもわかりました。まあ、なんでもそうなんですが、皆さん、食べ過ぎには気をつけましょうね。
パイナップルの漢字表記について調べてます。2つの表記を見つけました。本土と台湾で異なるんですね。
※雑談の部屋は物凄い大所帯です
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