コウモリは卵から産まれる?なぜ哺乳類という点から迫ると見えてくる
最近は全くというほど見かけませんが、60爺が幼かった頃、夕方になって付近が薄暗くなるとコウモリを見かけたものです。
黒い塊が不規則な飛び方をするので、すぐにわかりました。
このコウモリ、どうやって産まれるかご存知でしょうか。
ネットをみると「卵から産まれるの?」なんて質問をしている方がちらほらいらっしゃいますよね。
今回は、この件について少し追いかけてみましょう。アップしている記事の中も参照にしながら、「コウモリは卵から産まれるのか?」という疑問に明確にお答えします。
それでは、本文をご覧ください。
コウモリは卵から産まれる?
最初に答えを出しておきますね。
コウモリは卵から産まれる?
コウモリは、母親のお腹の中で子供を育てて出産する「胎生」です。ですので、卵からは産まれません。
コウモリは卵から産まれると思っている方は、コウモリが空を飛ぶので鳥類だと勘違いしている可能性が高いです。
鳥類は「卵生」即ち、卵から生まれますから。
しかし、コウモリは哺乳類なんですよ~。我々人間と同じ分類に含まれるんですな。
哺乳類ですから「胎生」であり、母親のお腹から出てくるんですね。その決定的瞬間を次の動画で見てください。
■コウモリが出産する様子を暗視カメラでとらえた映像です。2007年9月撮影。NHK
コウモリが空を飛ぶので哺乳類ではないと思った方、他にも、空を飛ぶ哺乳類がいますよ。
ムササビ、モモンガ、ヒヨケザルなどですね。
まあ、彼らは、飛膜を広げて滑空するだけなんですけどね。コウモリのように空を飛べるわけではありません。
なぜ哺乳類なのかという視点から迫ると見えてくる
コウモリは哺乳類ですが、この哺乳類の特徴の第一は、分類の「哺乳」類が示すように、「ミルクを与えて子供を育てる」ことなんです!
コウモリは、ここにバッチリ該当するんですよ!
その他の特徴に、「肺呼吸」「恒温性」「胎生」「身体が毛で覆われる」があるんですが、コウモリは、下記に示すように、これらの特徴を全て備えています。
- 肺呼吸します。
- 自ら熱を発して体温を調節できる恒温動物です。
- コウモリは胎生です。
- 皮膚には多くの毛が生えています。
さて、コウモリが何類かという点については、以上の内容も含め、次の記事に詳しいです。是非、ご覧くださいね。
コウモリは哺乳類だから「胎生」だと言いましたが、哺乳類の中でも「卵生」の生物はいます。
その珍しい生物は「カモノハシ」です。
カモノハシは、モグラとアヒルを合体させたような見た目をしています。
カモノハシの仲間は単孔類に属しており、哺乳類としては唯一の生態で「卵を産んで母乳で育てる」んですね。
カモノハシについて詳しく解説した記事がこちらです。
最後に
コウモリは卵から産まれるのか?という疑問について追いかけてみました。
コウモリは胎生であり、卵から生まれるのかという疑問には、はっきりノーという答えが出ました。
コウモリは空を飛びますが、鳥類ではなく哺乳類だったからです。
哺乳類の特徴を確認していくと、明確に卵生ではなく胎生だということもわかりましたね。
生物は、ちょっと見では何類かわからない所が難しいですな。
コウモリにも漢字表記があることを知っていますか?2文字の表記なんですが、それぞれの漢字が「壁にへばりつき、ひらひら飛ぶ」というコウモリの特性を表してるんですよ。
是非、次の記事で確認してください。
※「動物の雑学」様々動物の知識をまとめています。
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