汐は名前に良くない?その理由を抽出して私の見解をぶつけてみたよ
だいぶ前に、さんずいに夕で「汐」について記事を書いています。
この度、他の記事でやっているように「名前に良くない」という噂についてネットを見ていたら、この漢字についてもいくつか悪い噂があるのを見かけました。
人の意見を気にしすぎると生きにくいですよね。
現在、「名前に良くない」ことに対して60爺のブームになっているので、いざ、記事を書こうかと思った次第です。
ということで、汐は名前に良くないという意見に対して、またまた60爺の見解をぶつけてみました。
さあ、ご一緒に内容をみにいきましょう。
汐は名前に良くない?
まずは、汐は名前に良くないのか、そこから見ていきます。
汐は名前に良くない?
汐は名前に使うと良くない漢字しょうか?
汐は名前に使っても何ら問題はありません!
「汐」の良い所を並べてみました。
- 「夕方の海の満ち引き」の意味から「夕暮れ時の波風が立たない穏やかな海」が連想できる
- 汐時というタイミングを見極められるイメージもある
「汐」には、上述したように、穏やかさの他、静けさ、繊細さなども表現できそうです。名付けの際は、自信をもって使用してください。
いつものように、結論として「汐」が漢字とぢて何ら問題がないことを示しました。しかし、やはり世の中には、否定的な意見があることも事実です。
これら否定的な意見を確認して、その内容を把握し、実際はどうなのかを見極めておきましょう。
以下に、その否定的意見を抽出して60爺の見解を挙げてみました。
№ | 否定的意見 | 60爺の見解 |
---|---|---|
1 | キラキラネームになる | いつも言ってますが、漢字の読み方を自分で作るとそうなります。読みを逸脱することがなければ無用な心配です |
2 | さんずいは縁起が悪い | さんずいは水で、「流れてしまう」「水難に遭う」イメージがあるからという理由です。しかし、これは、個人の勝手な思い込み・好みです |
3 | 歴史的に特定の良くない階級の漢字だから | 江戸時代の遊女の階級の中に「汐」があったことを言っています。ただの「いいがかり」にしか見えません。 |
4 | 読みにくい漢字だから | 常用外漢字だから読みにくいという意見です。これも個人の勝手な思い込み・好みです |
汐に対する否定的意見は、キラキラネームを除くと、単なる好み、言いがかりだけのような気がしました。
以下、否定的意見の詳細を見ておきましょう。
キラキラネームになる
キラキラネームは漢字のせいではありません。命名する親に問題があるんです。
漢字の読みを自分で作るからです
一部サイトでは、読みは自由だとか書いてありますが、今は昔の話だと思ってください。
漢和辞典に載っていない読みを、自分で作って届け出る方がこの事態を招きました。
今までは国も静観してきましたが、目に余る事例が増加したため対策に乗り出しています。名付けの届けが認められなくなる可能性もあります。名付けの際は、ネットではなく漢和辞典に当たりましょう。
漢字の持つ読みに沿った名付けであれば、奇抜なキラキラネームにはなりえませんよ。
具体的に「汐」のつく次の名前はキラキラネームです。
- 男の子で、「慧汐郎(けいしろう)」「汐流(せな)」
- 女の子で、「汐穂(しほ)」「汐美(ゆうみ)」「優汐(ゆう)」「凛汐(りお)」「莉汐(りせ)」
男の子の名付けでは、「汐」を「し」「せ」と読ませますが、いずれも「汐」にはない読み、女の子の方も「し」「ゆう」「う」「お」「せ」と読ませようとしていますね。
これは、明らかに「勝手に自分流の読みを入れた」「親が漢和辞典を調べていない」なんて思われてしまうので要注意なんです!
コミックの世界の漢字への勝手なルビは、実社会では通用しません。
さんずいは縁起が悪い
「汐(しお)」の部首である「さんずい」に対してのいちゃもんです。
さんずいイコール水ですから、「流れてしまう」「水難に遭う」から縁起が悪いという考え方は、昔から言われてきたものです。
これ、木へんや草冠はイコール植物で「枯れる」「散る」から縁起が悪いという類と同じです。
個人の勝手な思い込み・個人の好みの押し付けです。
明治時代から、さんずいの付く漢字を持つ名前の人は膨大な数に登るので、それを考えても、この理由のハチャメチャさがよくわかると思います!
「汰」「沙」でも出て来ましたね。全く気にする必要はありませんヨ!
歴史的に特定の良くない階級の漢字だから
これ、何を言っているかというと、「江戸時代の大坂新町遊里の下級遊女の階級」のことを言っています。
この階級の中に「汐:太夫・天神・鹿恋(かこい)に続く4番目」があったことから、遊女の階級は名前に向かないと言っているんですね。
60爺には、ただの「いいがかりに」しか見えませんね。
こんなことを言いだすと、きりがなくなっちゃいますな!
それにしても、よく、こんな内容を掘り出して来たもんです。無視してしまいましょう。
読みにくい漢字だから
常用外漢字だから読みにくいという意見です。
これも、個人の勝手な思い込み・個人の好みの押し付けです。
汐は人名漢字として登録されているモノですので何ら問題がありません。
常用外漢字だから読みにくいなんてのは、そう言ってる本人の問題に過ぎませんね。
たった6画の漢字ですし、読めない人もいるのかなあ?
まあ、耳を貸す価値なしの理由だと考えます!
汐を名前に使う時のポイント
さて、この章では、汐を名前に使う時のポイントを述べておきます。
汐の読み方と意味
汐
画数 :6画
音訓:フセキ ゆうしお うしお(日本語だけ)しお(名付)きよ・しお
意味
ゆうしお(ゆふしほ)。うしお(うしほ)。夕方におこるしおの干満。また、広く潮汐現象のこと。
日本語だけの意味
しお(しほ)。海の水。潮。
参考:上級漢和辞典 漢字源 学研
名付けのポイントです。
「汐」には、上述したように、穏やかさの他、静けさ、繊細さなどが表現できます。
- 落ち着いた感じの人になってほしい
- 穏やかで柔らかい感覚の人になってほしい
この漢字も、どちらかというと女の子向けの漢字かと思います。
上述した内容ことから、名前の例をいくつか示しておきます。
- 男の子:汐飛(きよと)、汐(うしお)、汐晴(きよはる)
- 女の子:汐凪(しおな)、汐寧(しおね)、舞汐(ましお)
キラキラネームとならないよう、読みは「きよ」「うしお」「しお」としています。
冒頭でも言いましたが、「汐」については、既に「さんずいに夕」で記事をアップしています。前述した読み方から、書き順、汐の意味等も載っていますので、是非、ご覧ください。
最後に
今回は、「汐」が名前に良くないのかを確認しました。
否定的意見は4つでしたね。
汐に対しては、ただのいいがかりや個人の好みの押し付けが半数を越えました!
遊女の階級まで持ち出してきたのには、逆に感心しましたが…。
「汐(しお)」のついた名前は男女ともランキングしていませんでしたが、落ち着いた感じがする表記だと思います。
これからも、不当な言いがかりをつけられている漢字を助けます。
※気づけば「〇名前良くない」の記事も増えてきました
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