沙は名前に良くない?否定的意見を全部出して60爺の見解をぶつけてみる

2024年1月18日

名付けの漢字について、悪質な感情論に反論していくシリーズですが、今回もやっていきます。

名付けの際に、なぜ、ネットに意見を問うのか不思議なんですが、知恵袋等に質問が満載ですよね。

60爺

真面目に答える方もいらっしゃいますが…。

今回の題材は、アップしたばかりの記事にある「さんずいに少と書く沙」を取り上げます。

この漢字「沙」は、以前取り上げた「汰」と同様に、否定的意見を全部出して、それぞれについて60爺の見解をぶつけてみることにしました。

それでは、ご一緒に内容を確認していきましょう。

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沙は名前に良くない?

沙は女の子向けに良い文字だと思いますが、名前に良くないのでしょうか?

沙は名前に良くない?

沙は名前に良くないでしょうか?

沙は名前に使う漢字として、なんら問題はありません。

その理由は次のように複数あります。

  • 「沙」はさんずいの漢字なので海や水を連想でき、「清らか」「透明感」「洗練された」のイメージにつながる。
  • 「水で洗って選り分ける」という意味があるので、「物事を見極める」のイメージもある。

この「沙」に対して、なんで「名前に良くない」なんて声が上がるのでしょう。

ちょっと、追いかけてみたら、以前確認した「汐」でも出てきた感情論が多数を占めました。

以下に、「沙」に対する名前に良くないという意見と、60爺の見解を述べていきます。

名前に良くないという意見60爺の見解
1「警察沙汰」や「裁判沙汰」などに使われるため、悪いイメージを抱いてしまうこれは、ただの感情論です。
「沙汰(サタ)」の本来の意味は、不良なものを流して選別することです。
2「少」が漢字に含まれるので良くない「少」の意味は「そぎ取って小さくする」ということであり、「悪い物を捨て去りよい物を選びとる」という良い意味です。
3キラキラネームになってしまうどんな漢字もキラキラネームになる可能性があります。漢和辞典を使用して、自分流の読みを採用しないようにしましょう
4さんずいの付いた文字は「流れてしまう」「水難に遭う」という連想につながり、嫌う人もいるこちらも、感情論、即ち、個人の好みの問題です。
社会的な事実には全く関係ありません。
5沙は「すな」のことだから名付けに良くない上述したように、良い意味もたくさんあります。一点だけに絞って攻撃するのは感情論ですよね。

各々の名前に良くないという意見について細かく見解を述べます。

「警察沙汰」等から悪いイメージを抱く

これは、単なる感情論です。自分が嫌いな漢字なので、何とか屁理屈をひねり出しただけです。

対象の漢字が、ある言葉に使用されているのでイメージが悪いというのであれば、どんな漢字でも悪者にできるでしょう。

そもそも、「沙汰(サタ)」の本来の意味は、不良なものを流して選別することです。

時間が経過するうちに、今回出てきた「警察沙汰」のような部分にも使われるようになっただけのモノです。

そのため全く気にすることはありません!

「少」が漢字に含まれるので良くない

つくりにある「少」の字に因縁をつけてきました。「少」⇒少ない、足りないなど悪い意味があるから、名前には良くないという論法です。

これも、上記の警察沙汰と同じ、個人の好みの押し付けに他なりません!

この「少」の意味は「そぎ取って小さくする」ということです。即ち、「悪い物を捨て去りよい物を選びとる」という良い意味なんです。

悪いどころか、とても良い意味なんですよ~!

こういうイチャモンをつける方って、本来の意味を調べることもせず、自分流の好み、感情を押し付けてきますので、スルーしちゃいましょうね。

キラキラネームになってしまう

キラキラネームは命名する人の問題です。漢字のせいじゃないんですよ。

漢字の読みを個人が勝手に作るせいです!

ネットの中には、名前の読みは自由であるというサイトを散見しますが、感覚がずれてます!

漢字の読みを自分流に作って届け出る人達がこの事態を招きました。

現在、国がキラキラネームの対策に乗り出しています。自分流の読みは、名付けの届けが認められなくなる可能性が高いです。

名付けの際は、ネットではなく漢和辞典に当たりましょう。そうして、キラキラネームにしないように。

具体的に「沙」のつくキラキラネームを挙げておきます。

  • 女の子で、「亜沙(あず)」「菜沙(なずな)」

女の子で「ず」「ずな」と読ませようとしていますね。名付けで「す」「すな」がありますが、濁点を追加しています。

これは、細かいですが「勝手に自分流の読みを入れた」なんて思われてしまうので要注意です!

さんずいの付いた文字は良くない

こういう考えは昔からあります(他にも、同じ考え方で、木へん・花の名前は良くないとか言います)。

これ、年配の人から指摘される場合があるかもしれません。

しかし、これも各個人の感情、即ち、好みの問題に当たります。過去に、さんずいの漢字を持つ名前の人は多数いらっしゃるのに失礼ですよね

しかし、この考えを、さも事実であるように語る方が多数いるので惑わされないようにしましょう。

沙は「すな」のことだから良くない

確かに、沙の意味には「すな」という意味がありますが、だから何?ですね。これも、自分の好みを言っているだけです。

沙には、「水で洗って選り分ける」ことから、「物事を見極める」のイメージもある良い感じです。

こういうことを言う方は、悪い一点を強調して、良い面に目を向けようとしない、悪意があると言ってもいいでしょう。

物事は全体を俯瞰して判断することが大切です。


沙を名前に使う時のポイント

最後に、沙を名前に使う場合のポイントを述べて記事を終わります。

まず、漢字「沙」の読みと主な意味を見ておきます。

沙の読み方と意味

画数 :7画
音訓:サ すな まさご すなはら よな・げる(日本語のみ)いさご・す
意味
①{名詞}すな。まさご。細かくばらばらの石が集まったすな。非常に細かい石。いさご。また、すなはま。②{名詞}すなはら。水や草のないすな地の荒原。砂漠(サハ゛ク)。③{動詞}よな・げる(よなぐ)。細かい物を水に入れて洗い、悪い物を捨て去りよい物を選びとる。④{助辞}すなのようなきわめて細かい物に冠することば。⑤{形容詞・動詞}ざらざらしているさま。しわがれる。⑥姓の一つ。
日本語だけの意味・用法
(訓読み)いさご・す
(名付)いさ いさご す すな

さんずいに少と書く「沙」は、赤ちゃんの名前ランキングで、「凪沙(なぎさ)」が2023年女の子100位にランクインしています。

この漢字は、止め字としても使えますし、その他にもいろいろと使えそうです。どちらかというと、女の子向きの漢字かと思います。

上述した、沙の良い所から連想して次の願いを込められるでしょう。

・綺麗な水のように清らかな心を持つ人に育ってほしい
・海のような広い心を持つ人に育ってほしい
・物事をしっかりと見極められる人に育ってほしい

引用 さんずいに少と書いて沙!読み方から…
  • 綺麗な水のように清らかな心を持つ人に育ってほしい
  • 海のような広い心を持つ人に育ってほしい
  • 物事をしっかりと見極められる人に育ってほしい

なお、「沙」は、「さんずいに少で紗」で記事をアップ済です。上記の名前の使われ方の他にも、書き順、沙のつく言葉等も解説しています。

最後に

沙が名前に良くないと聞きまして、また似たような噂だろうと当たりを付けてみてきました。

まあ、案の定と言うか代わり映えしないというか、似たような指摘が多かったですな。自分の好き嫌いで言いたい放題です。

それらについて見解を述べました。まあ、悪い噂はパターンが同じで、気に入らないことを、さも一般論のように展開するやり口でした。

本文でも言いましたが、俯瞰してみれば自ずと善し悪しが分かりますよ。

この先も、別の漢字についても見ていきます。

※気づけば「〇名前良くない」の記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら