梓の花言葉は何?その答えがかなり意外だったので掘り下げてみた
つい最近知ったのですが、木へんに辛で「梓」、天皇陛下のお印(おしるし)なんですね。
お印(おしるし)とは、日本の皇族が身の回りの品などに用いる徽章・シンボルマークもことを指します。御印章ともいうそうです。
お印を持ってるなんて全然知りませんでした。
この梓、「シ」と読む中国での意味と、日本では国訓「あずさ」で違う意味があるんです。
さらに、それぞれが指す樹木が当然ながら異なっているんです。
この記事では、梓(あずさ)について、その花言葉が何かを調べたら、思いのほか意外な答えが出てきたので、そこを中心に掘り下げていこうと思います。
どうか、ご一緒に内容をご覧ください。
梓(あずさ)の花言葉
まずは、梓(あずさ)の花言葉を見ていきましょう。
梓(あずさ)の花言葉
梓(あずさ)の花言葉を探すと、なんということでしょう。
梓(あずさ)の花言葉はないんです。
「#△%(&■"%◎%&()」←ちょっと意外な答えだったので、驚きの余りの異様な叫び声、声にならない声が出てしまいました!
梓(あずさ)って花言葉を持っていないんですなあ。
実際、yahoo!知恵袋にも、花言葉を聞いている質問があり「ない」という答えが出てます。
GKZ植物事典・アズサ(梓)でも花言葉は空白です。
ツイッターも探してみました。
梓は木なので花言葉はないと言ってますね。
こちらの方は、梓(あずさ、1枚目)は花を咲かせないと言ってます。
むむ、何故、梓には花言葉がないのでしょうか?
梓(あずさ)の花言葉がない理由?
Bostonian13, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
梓(あずさ)の花言葉がないのはなぜなのかを想像してみました。
梓(あずさ)の花言葉がない理由?
2つの理由が考えられます。
- 近年まで、梓の正体が明確でなかったため、花言葉にまで手が回らなかったことが考えられます。
- 花が余りにも地味なので名づけられなかったのではないでしょうか。
先程述べましたが、梓(あずさ)は日本の国訓で、古代の「梓弓(あずさゆみ)」の材料として、しばしば言及されます。
ただ、その実体が明確ではなかったんです。
それまでは、諸説様々でしたが、現在では「ミズメ(ヨグソミネバリ)」が通説となっているそうです。
正倉院にある梓弓の顕微鏡的調査の結果などから割り出したそうです。
梓は中国においては、梓(シ)という植物、即ち、キササゲを指していました。
こういうことから、梓(あずさ)はキササゲと言われたり、上記にあるように、様々な説が乱れ飛んだのでしょう。
次の硬貨を見てください。
財務省 (Ministry of Finance Japan), CC 表示 4.0, リンクによる
天皇陛下御即位記念貨幣 (令和)で発行された500円バイカラー・クラッド貨幣の裏面です。菊花紋章と梓とハマナスが載っています。
ここにある梓(あずさ)は、上記のキササゲとは違いますよね。
現在では、梓(あずさ)=ミズメとなってます。
そして、上述したように、このミズメなんですが花を調べてみました。
ミズメにはないがないのではなく、何とか見つけた花は、かなり地味なんですよね。
実体がはっきりしないこと、花が地味すぎたことで花言葉は作られなかったようです。
梓(あずさ)の花言葉を命名
梓(あずさ)の花言葉がないようなので、不肖60爺が命名してみようと思います。
あまり、ネーミングセンスもないと思っているので心配なんですが、3つ出しました。
- つつましい
- 堅実
- 邪気を祓う
それぞれの花言葉について簡単に解説します。
つつましい
これは、梓(あずさ)の花が地味で目立たない所から名付けたモノです。
遠慮深く、控えめで、しとやかな様を表す言葉ですが、梓の花にピッタリだと思います。
堅実
梓弓の材料になる材質を持つ有用性から名付けました。
ミズメの木材の特徴ですが、仕上がりは光沢があって、緻密で、用途は洋家具(テーブル、イス、食器棚、本棚など)です。
仕上がり感はいいんですが、加工は難しいみたいです。
邪気を祓う
昔は湿布薬として使われていました。
樹皮を傷つけると独特の芳香があり、魔除けの意をもつことから、この花言葉を思いつきました。
この芳香は、サリチル酸メチル(サロメチール)の匂いです。
なお、ミズメの別名が「夜糞峰榛(ヨグソミネバリ)」というんですが、この芳香が昔は嫌われていたんですかね。
梓の漢字表記について
梓の漢字について簡単にみておきます。
「梓」は、木へんに辛と書く漢字です。その基本情報を見てみましょう。
- 画数:11
- 音読み:シン
- 訓読み:(日本語だけ)あずさ
- 意味:①ノウゼンカズラ科キササゲ属の落葉高木。キササゲ。別名花楸・子楸。②版木。また、それで印刷すること。③姓の一つ。
- 日本語だけの意味:カバノキ科カバノキ属の落葉高木。あずさ。ミズメ。ヨグソミネバリ。
梓は、中国では「シ」と読み、キササゲを指します。この樹木は、中国原産で、材質は軽くて軟らかいので細工に適し、建築・木工の材料として重宝されます。
他にも、版木の意味と「姓」があるんですね。
日本語だけの意味があり、「あずさ」と読みます。昔、この材で弓を作ったそうです。上記に、正倉院に梓弓があったとの記載があります。
ここから、「あずさ」という場合は、既に述べた通り、キササゲではなくミズメを指すんですね。
梓を使った名前の意味
梓は、大きな樹木であることや、出版に関連する樹木であったこと、丈夫でしなやかな梓の木から作った弓の材料であったことから、名前に次の意味・願いを込めることが出来ます。
美しくのびのびと、まっすぐ大きくなるように育ってほしい
引用 木へんに辛
知的で自分の考えをもった芯の太い人になってほしい
強さとしなやかさを持って、困難にも負けない人になってほしい
この「木へんに辛で梓」で既に記事を書いています。
上記の情報の他にも、書き順やキササゲ、ミズメについての情報が載っています。名前のベスト3なんかもありますよ。
あと、梓の名前が良くないなんて噂を聞いて、その理由と見解を述べた記事もアップしてます。こちらも、是非、ご覧ください。
最後に
梓の花言葉は何なのかを見てきました。
梓は、天皇陛下のお印なんですが、意外なことに、なんと花言葉がないんですよ。
いくつかの資料を見ましたが、どこからも見つけることが出来ませんでした。
その理由を推理し、淋しいので、花言葉を自分なりに作成してみました。まあ、悪くない花言葉が作成できたと思います。
※雑談の部屋は物凄い大所帯です
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