マダガスカルの国旗を総特集!色の意味から国の概要まで取り上げます
日本の国旗は日の丸で白地に赤丸です。
世界に目を移すと三色旗が多く見られます。
前回、赤緑白の三色を持つ国旗の記事を書きました。
今回は、この中から、ひとつの国を選んで記事を起こしてみようと思います。
チョイスしたのは、めちゃくちゃ自然が豊富な国マダガスカルです。国旗の意味と、どこにあるのかから行き方・歴史・治安などを総特集します。
どうか、ご一緒にお付き合いください。
マダガスカルの国旗と意味
マダガスカルの国旗は、ご覧の通り、白が縦に配され、その右側に赤と緑が横に並びます。
国旗の縦横比は「2:3」です。また、3色の比率は同寸法です。
この国旗は、独立の2年前1958年10月14日に国民投票によって決められたものです。
マダガスカル国旗の意味
この、「普通の三色旗」とちょっと違う三色旗が、どんな意味を持つのか見てみましょう。
この国旗は、メリナ王朝時代の赤と白の二色旗をベースとして、マレー以外の民族を示す緑を加えたもので、国を構成する主要民族を赤白緑の三色によって表現しています。
同時に、白緑赤のカラーが以下の象徴を表しています。
- 白:純潔と自由
- 緑:希望と進歩
- 赤:愛国と主権
さて、国旗の意味は分かったんですが、これに関して少し推察してみます。
実は、メリナ王朝時代の国旗は、赤と白の二色旗なんですが、この赤と白の旗は、現インドネシアの国旗の色と同じです。
メリナ王朝を開いた人々は、どうやら、台湾から東南アジア島嶼部、太平洋の島々から渡ってきたマレー系だったと言われています。
そして、現在のマダガスカルの国旗は、この赤と白(アジア系住民)に、海岸地方に住むベツィミサラカ人(アフリカ系住民)の緑を加えたモノになったんですね。
カラーのそれぞれの意味は、他の白緑赤の三色旗を持つ国の意味とよく似ている(ハンガリーでは、赤は愛国の血を、白は国民の清潔な心を、緑は将来への希望)ように思います。
詳細は、次の記事を見てください。
国旗の配色が独特ですが、こんな逸話がありました。
画期的な配色について記者から尋ねられた政府高官が、「こんなに独立国が増えると、限られた色で国旗のデザインを決めるにはこうでもしなくては…」と発言したことが『タイム』誌に報道され話題になった
引用 世界の国旗|マダガスカル
なるほど、国旗を決める際にも、似たような国旗が多いので、少しでも斬新にしないと目立たなくなるわけです。
国の概要を知ることで見えてくるものが多いので、ここからはそうした国のポイントをちょっと詳しく取り上げていきたいと思います。
マダガスカルという国
マダガスカルは、どこにあるのでしょうか?地図で示します。
マダガスカルはマダガスカル共和国といい、西インド洋にあるマダガスカル島を中心とした島国です。
アフリカ大陸の南東海岸部から約400キロメートルも離れているんです。首都はアンタナナリボといいます。
マダガスカルについて、次の明細を見ていきます。
- 行き方
- 歴史
- 治安
行き方
マダガスカルへの行き方ですが、日本からの直行便はないので、乗り継いでいくしかありません。
行き方は、いくつかありますね。
- インド洋の国・モーリシャスまで移動し、そこから、マダガスカルへ移動する方法
- アジスアベバで乗継ぎ、マダガスカルに行く方法
- パリで乗り継ぎ、マダガスカルへ行く方法
1番目の方法が最も一般的です。
2番目の方法で気をつけなければならないのは、毎日の運行ではないことです。
ただ、この路線(エチオピア航空)を使う利点は、アジスアベバから首都であるアンタナナリボの他に、マダガスカルのリゾートアイランド・ノシベにも運行していることです。
3番目の方法は、乗り継ぎがめちゃくちゃ悪いのが欠点ですね。
歴史
マダガスカルの歴史を要約してお届けします。
- 18世紀
- メリナ王国が勢力を伸ばしました。1817年に制定された国旗は、白と赤の2色旗でした。
- 1885年
- フランスが領有し保護国としました。
- 1960年
- マダガスカルがフランス共同体内の共和国として独立しました。
欧米は、今は先進国と言って威張ってますが、昔は、アフリカやアジアで色々な国を搾取していたんです。
マダガスカルはフランスが搾取してたんですな。
治安
マダガスカルの治安は余り良くないようです。
アフリカ全土と比べて治安は安定しているようですが、外国人の一人歩きは推奨される行為ではないんですって。
観光客の多い場所では、スリが頻発しているそうです。複数で犯行を行う集団強盗なども増えているとのことです。
近年では、次のような例も報告されています。
- 観光地であるバッテリービーチで武装強盗や殺人などの凶悪犯罪の事例
- 夜、道路に障害物を置き、車両の通行を妨げて強盗をはたらく武装集団の出没
その他にも、海外旅行客に対し難癖をつけ、お金を巻き上げる警官もいるとのことで油断できません。
マダガスカルの動物
始めに動画を見てください。
地球は、はるか悠久の昔から大陸が大きく分離しています。
マダガスカルは、約1億3500万年前及び約8800万年前に分離を繰り返して現在の姿になったと言われています。
こうして、マダガスカル島は独立した環境となり、島に生息する動植物は進化を遂げていきました。
この結果、マダガスカル島で生息する全動植物種の約90%が固有種となり、地球上の他の場所では見ることができません。
固有の動物には、ワオキツネザル、ベローシファカ、ホウシャガメ等がおり、2021年には「地球上で最も小さい爬虫類」である「ブルケシア・ナナ(ナノカメレオン)」も発見されています。
おまけ:マダガスカルの雑学
マダガスカルに関する雑学を2つお届けします。
- マダガスカルゴキブリ
- マダガスカル芸人
マダガスカルゴキブリ
始めは、大多数の人が嫌がるゴキブリの話題から。
マダガスカル島の森林地帯に生息するマダガスカルゴキブリです。
体長は、なんと40~78mmもあり、日本のゴキブリと比較すると大きくてがっしりしています。
縞々模様がくっきりとしているのが特徴で、頭にはツノがあって羽がないんです。
動画を入れておきます。
アメリカなどは、ペットとしても飼っている人もいるとか…。
日本では、次の動物園にいます。
- 多摩動物公園「昆虫生態園」
- 上野動物園「アイアイのすむ森」
マダガスカル芸人
地球儀持ち歩いている芸人を知ってますか。
「君のハートにレボ☆リューション」といって、地球儀を使ったネタを流しています。
昔のテレビ番組「リンカーン」で何回か見ました。
ツイッターから投稿を拾ってきました。
彼は、2024年現在も現役です。
最後に
マダガスカルの国旗の意味を中心に、マダガスカルがどこにあるのか、行き方、簡単な歴史・治安などを見てきました。
マダガスカルの国旗は、赤白緑の三色によって国を構成する主要民族を表していたんですね。
その他にも、それぞれのカラーが「愛国と主権」「純潔と自由」「希望と進歩」の象徴を意味していました。
マダガスカルには、固有種がたくさんいるので動物の好きな方には良い観光が出来そうですが、日本から行くのが大変ですねエ。
■白緑赤の国旗を持つ国を8つ集めてみました。
白緑赤の国旗を持つ国は8つ!それぞれの持つカラーの意味も大特集
※「雑談の部屋」の記事はすごい大所帯です!
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