エクセルで丸の数を数える方法!COUNTIF関数と注意事項をご紹介

2024年3月16日

久方ぶりにエクセルの記事を書こうと思います。

今回の対象は、特定の値の入ったセルがいくつあるかを数える方法を解説します。

表を使って、出席の有無などを作成する際、出席者に〇、欠席者に×をつけたりしますよね。

最後に出席者は何人か調べるのに、少ない時は手で数えてもいいんですが、その量が増えた時など、〇の付いたセルを数えることができるんです。

この記事ではエクセルで丸のついたセルを数える方法や、その際の注意点について解説していきます。

このやり方を覚えれば、他の文字なども同様に数えることができますよ。

ゆっくり、ご覧になって、しっかり理解しましょう。

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エクセルで丸の数を数える方法

エクセルで丸のついたセルを数えるには、COUNTIF関数を使用します。

使い方は非常に簡単です。

解説を始めますが、ベースとなる表は次の「5名の出欠が出ている」表です。

ベースとなるエクセルの表の画像

出席者には〇が、欠席者には×が付いています。

出席者は、〇が付いたセルの数を数えることで求めることが出来ます。

今回の例では、わずか5名の表なので目で見れば追いかけられます。しかし、人数が増加すると、いちいち手で数えるなんてやってられませんよね。

そこで、エクセルのCOUNTIF関数を使用します。

実施手順

まず、出席者の数を入力するセルC9にカーソルを持っていき、fxをクリックします。

エクセル実施手順1の画像

「関数の挿入」画面が表示されます。

エクセル実施手順2の画像

関数の検索に「COUNTIF」と入力し、検索開始をクリックします。

エクセル実施手順3の画像

関数名にCOUNTIFが現れますので、選択して「OK」をクリックします。

エクセル実施手順4の画像

「関数の引数」画面が表示されます。

エクセル実施手順5の画像

範囲にカーソルがあることを確認後、表のC3~C7までを選択します。

エクセル実施手順6の画像

次に、検索条件にカーソルを持っていき、「"〇"」と入力します。「関数の引数」画面は次のようになるので「OK」をクリックします。

エクセル実施手順7の画像

ベースとなる表の出席者には3が入りました。そして、カーソルの内容に「=COUNTIF(C3:C7,"〇")」がセットされています。

エクセル実施手順8の画像

これで、COUNTIF関数を用いた〇の数が数えられました。


COUNTIF関数とは

この章ではCOUNTIF関数の引数の解説をします。

始めにCOUNTIF関数の基本形を見ていただきましょう。

=COUNTIF(範囲,検索条件)

COUNTIF関数の引数は、わずか2つのみです。

  • 範囲:数えたい範囲を指定
  • 検索条件:何を探すかを指定、あるいは、探したい内容が入っているセルを指定

引数について個別に説明していきます。

範囲

範囲は、数えたい範囲を指定します。

今回の例でいえば、出欠の値の入っているC3~C7ですね。エクセルではC3:C7となります。

なお、範囲は絶対条件指定することをお勧めします。

絶対条件とは、$C$3:$C$7というように「$」を付けて範囲を固定することです。

検索条件

検索条件には、値かセルを指定できます。今回の対象は〇でしたが、このような場合""で括ります。

検索条件にセル指定する場合の例です。

COUNTIF検索条件の画像

出席及び欠席の凡例が出ています。

出席は〇がセルF3にあるので、COUNTIF関数の検索条件にF3を指定することで、同じ結果を得ることが出来ています。

COUNTIF関数は、指定した条件を満たす個数を求めましたが、SUMIFS関数は、指定した条件を満たす数値の合計を計算できます。しかも、複数条件を指定できちゃうんです。

エクセルで丸の数をカウントできない

COUNTIF関数を使用する場合の注意事項です。

エクセルで丸の数をカウントできない場合があります。

次の例を見てください。

COUNTIFエラーの画像

COUNTIF関数を正しくセットしたはずなのに、なぜか出席者が0です。

なんで、こんなことが起きたのでしょうか?

答えは「検索条件の○」です!

この「○」が「記号の丸」だったんです。表の中の「〇」は「漢数字の丸」で、この二つはそっくりのように見えますが別物なんです。

そのため、「記号の丸」は存在しないので答えが0だったんですね。

「漢数字の丸」にすれば、ちゃんと3が出て来ました。「漢数字の丸」も「記号の丸」も、見た目はそっくりですよね!

COUNTIF成功の画像

良く起こる問題なので注意してくださいね。

特定のデータの個数を数える

今回は〇の数を数えましたが、COUNTIF関数を使えば、特定のデータの個数を数えることが可能です。

△、□、☆‥等々、検索条件に、その条件を指定することで個数を数えることが出来ます。

〇、×、▲、☆、◇の入った5×5のマトリクスがあります。

マトリクスカウントの画像

それぞれの記号の個数は、次の式で求めました。

  • =COUNTIF($G$3:$K$7,"〇")
  • =COUNTIF($G$3:$K$7,"×")
  • =COUNTIF($G$3:$K$7,"▲")
  • =COUNTIF($G$3:$K$7,"☆")
  • =COUNTIF($G$3:$K$7,"◇")

このように、簡単に特定のデータの個数を数えることのできるCOUNTIF関数を有効活用してください。

最後に

エクセルで丸の数を数える方法COUNTIF関数について解説しました。

エクセル表でカウントするための関数は複数用意されていますが、今回はセルに○が入ったモノがいくつあるのか数えました。

COUNTIF関数は、引数が2つしかない簡単な関数ですが、丸だけでなく、特定のデータの個数を数えることも可能です。

是非、使いこなして、エクセルライフを楽しんでください。

■思えばエクセルの記事も増えてきています。

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら