ゴリラの正式名称を知っていますか?ゴリラゴリラゴリラの謎に迫る
ゴリラと聞くと、多くの人が力強く、知性も兼ね備えたその姿を思い浮かべるでしょう。
今回は、ゴリラの正式名称についてお話します。
「正式名称」とは、公に正しいと認められている名前のことです。
辞書では、多く「略式の名称」などとの対比で用いられる語なんて出ています。
ゴリラの正式名称イコール学名と考えていいと思いますが、「ゴリラゴリラゴリラ」なんてのがありました。
一見すると冗談のように聞こえますよね。
この記事では、ゴリラの正式名称であるイコール学名に焦点を当てて、上述した学名の背景や由来、そしてこの名前に隠された興味深い事実を探っていきます。
さあ、一緒にゴリラの謎に迫りましょう。
ゴリラの正式名称と分類
Googleで「ゴリラ 正式名称」で検索すると、たくさんのサイトがヒットします。
そして、その中に、「ゴリラ ゴリラ」や「ゴリラ ゴリラ ゴリラ」が出てきます。
ゴリラの正式名称が、ゴリラ×2やゴリラ×3が学名だと言っていますので、何のこっちゃと思い、どういうことなのか追いかけてみました。
その結果が次の通りです!
まず、ゴリラは霊長目ヒト科に属する動物です。
ヒト科には「人間」やチンパンジーも含まれ、その中でもゴリラは最大の種です。
ゴリラを分類すると、現在、次のようになっているようです。学名に注目してください!
⇒ 参考:ゴリラ|ウィキペディア
当時「ゴリラ」は一種のみと考えられていましたが、研究が進むにつれ、亜種を含め複数種いることが分かりました。
動物の名前のあれやこれ|桐生が岡動物園
その際に「ニシゴリラ」を「Gorilla gorilla(ゴリラ ゴリラ)」。「ヒガシゴリラ」を「Gorilla beringei(ゴリラ ベリンゲイ)」と分けました。
そして「ニシゴリラ」の亜種である「ニシローランドゴリラ」は「Gorilla gorilla gorilla(ゴリラ ゴリラ ゴリラ)」。
ご覧のように、ニシゴリラの学名は「Gorilla gorilla」、ニシローランドゴリラの学名は「Gorilla gorilla gorilla」です。
確かに、上述したゴリラ×2やゴリラ×3が学名となっていますね。
これを正式名称と言っていいんでしょうか?
うーん、学名は、あくまで、学者さんの間の正式名称ですから。
我々は、普段、ゴリラをゴリラと読んでいて、学名で呼びはしませんよね。
なので、正式名称は「ゴリラ」でいいのではないでしょうか。
ゴリラの分布
ゴリラの分布を見ておきましょう。
Zoologist, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons
ゴリラは上記地図で示すように、中央アフリカの熱帯雨林に生息しています。
「ニシローランドゴリラ」と「ヒガシローランドゴリラ」の二つの亜種を示しましたが、分布している位置から名称が決まったですね。
ゴリラの別名
ゴリラは、ギリシャ語の「gorillai(毛深い部族)」が由来とされているそうです。
日本には1954年初渡来したそうですが、和名は大猩猩(おおしょうじょう、だいしょうじょう)です。
後半の「猩猩」ですが、元々は架空の動物の名前でしたが、オランウータンの別名にもなっています。これに「大」をつけて、ゴリラを指すようにしたんですね。
フクロウなどと並んで「森の賢者」と呼ばれたりしますね。どうも支持率は低いみたいですが・・・。
未確認情報ですが、「森の巨人」や「山の霧の中の幽霊」なんて別名もあるようです。
スワヒリ語では「Ngagi」、ルワンダ語では「Ingagi」というそうです。
ゴリラの雑学
雑学として次の2つを挙げておきます。
- ゴリラの食性と食べ物
- ゴリラの社会構造と行動
それぞれ、簡単に解説します。
ゴリラの食性と食べ物
力強いイメージのゴリラですが、実はその食生活は草食中心です。
果実や植物の葉、茎などを主食としています。
動物園では、リンゴやキャベツ、サツマイモなども食べます。
野生では1日の大半を食事に費やし、その量はなんと約20kgにも及びます。
巨大な体を維持するために、大量の植物を黙々と食べる姿は、まさに草食動物の王者と言えるでしょう。
しかし、時にはアリなどの昆虫を食べることもあり、完全に植物性というわけではありません。
動物質を補うために、植物につくダニやクモを無作為に食べる種もいます。
また、腸内細菌の摂取や未消化の食物を再吸収するために、糞食を行うゴリラもいます。
動物園で飼育されているゴリラは、飼育員によって栄養バランスの取れた食事が与えられています。
ゴリラの社会構造と行動
ゴリラの「社会構造」は非常に複雑で、通常は一頭のシルバーバックと呼ばれる成熟したオスがリーダーを務め、複数のメスとその子供たちからなる群れを形成します。
シルバーバックは群れの安全を守り、食物の分配や移動の指示を行います。
ゴリラの「行動」には、互いに毛づくろいをする「グルーミング」や、胸を叩く「ドラミング」などが含まれ、これらは社会的な絆を強化する役割を果たします。
また、ゴリラは非常に知能が高く、道具を使うことも観察されています。
例えば、枝を使って水の深さを測る様子が記録されています。
最後に
ゴリラの正式名称として「ゴリラゴリラゴリラ」なるモノがあると聞き、追いかけてみました。
なるほど、ゴリラの学名の中に。この「ゴリラ×3」があり、その他に「ゴリラ×2」を見つけました。
確かに、学名イコール正式名称かもしれませんが、一般社会では雑学の部類に入るのではないでしょうか。
合わせて、ゴリラの別名なんかにもスポットを当ててみました。
※「動物の雑学」様々動物の知識をまとめています。
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