回答と解答の正しい使い方!意味の違いと例文を紹介しクイズで確認

2024年7月21日

皆さん、こんにちは!

文章を作成していると、「回答」と「解答」のどちらを使うべきか迷ってしまうことはありませんか?

どちらも「問いに答えること」を意味する言葉ですが、厳密には異なる意味を持ち合わせています。

そのため、使用シーンを間違えると、読者にとって不自然な文章になってしまうことも。

本記事では、そんな「回答」と「解答」の違いを分かりやすく解説していきます。

それぞれの言葉の定義から、具体的な例文、そして使い分けのポイントまで徹底的に解説していくので、最後まで読んでいただければ、もう迷うことはありません!

どうか、最後まで、ご一緒にお付き合いくださりますよう、お願いします。

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回答と解答の違いとは?

「回答」と「解答」は、どちらも問いに対応することを表す言葉ですが、明確な違いがあります。

簡単に言うと次の通りです。

  • 「回答」:自分の考えを答えること。正解はない。
  • 「解答」:問題や課題に対して正解を示すこと。正解がある。

例えば、就職面接で「将来の展望は?」と聞かれた場合は「回答」が適切です。

なぜなら、この質問に正解はなく、自分の考えを述べることが求められているからです。

一方、数学の問題を解いて答えを求める場合は「解答」を用います。

これは、問題に対して唯一の正解が存在するためです。

このように、明確な違いがあるので、状況に応じて的確に使い分けることが必須です!

回答の定義

始めに、辞書の内容を見ておきます。

質問・要求などに答えること。また、その答え。

回答(かいとう)とは|goo辞書

ここに述べたように、「回答」は質問や要求などに対する返答や応答を指し、一般的には口頭や文書での返答を含みます。

アンケートに対する「回答」は意見や感想など多様な形式を取ります。

解答の定義

こちらも、辞書の説明を見ておきましょう。

問題を解いて答えを出すこと。また、その答え。

解答(かいとう)とは|goo辞書

「解答」は、試験やクイズなどの問題に対する正しい答えを指します。

数学の問題に対する「解答」は具体的な数値や計算式となり、導き出せる「解答」は一つです。

回答と解答の違いを理解するポイント

「回答」と「解答」の違いを理解するためには、まずその意味を明確にすることが重要です。

  • 回答:質問や問題に対して返答する行為を指し、一般的なコミュニケーションの中でよく使われる
  • 解答:特定の問題や試験に対する正しい答えを示す言葉で、主に学術的な場面やテストで用いられる

このように、日常の会話やビジネスシーンでは「回答」が適しており、教育や試験の文脈では「解答」が適しています。

例えば、会議での質問に対しては「回答」を提供し、数学の試験では「解答」を求められます。

この違いを理解することで、どちらの言葉を選ぶかわかります。


「回答」と「解答」を使った例文

それでは、具体的に、回答と解答を使用した例文を見て、その違いを理解しましょう。

回答を使った例文

まずは「回答」を使用した例文から見ていきます。

  1. 彼は即興の回答で、詰めかけた多くの人を笑わせた
  2. 夏の休暇取得に関するアンケートにどう回答しますか?
  3. この前のテレビ番組の大喜利で、5問目の出題に対するどの回答が印象的でしたか?

1.は、彼の回答が多くの人を笑わせたわけですが、この時の答えは複数あるので「回答」を使います。

2.もアンケートであるため、答えは複数です。ですので、「回答」を使用せねばなりません。

最後の例題も、大喜利での答えは種々雑多になるので「回答」を使用します。

解答を使った例文

次は「解答」を使用した例文です。

  1. 問題の解答用紙を受け取ったら、始めに受験番号と名前を記入してください。
  2. テストで解答欄に答えを記入する。
  3. クイズ番組での珍解答が話題になりました。

1.は、問題に対する答えを書く用紙ですので、答えはひとつにです。ということで、「解答」用紙となるわけです。

2.はテストに対する答えを書く欄(答えはひとつ)のことですので、「解答」になります。

3.もクイズの答えはひとつですが、それに合わない珍妙な「解答」が出たわけですね。

クイズ形式の練習問題

ここまで読んだ皆さまは、もう、回答と解答で間違えることはないと思います。

そこで、何問かクイズを出しますので、回答なのか解答なのかをお答えください。

  1. 5×4はいくつですか、手元の「カイトウ」用紙に記述してください。
  2. アンケートに「夏休みに何をしたい?」とあったので「海水浴に行きたい」と「カイトウ」した。
  3. 先日、知人から「週末、どこに遊びに行った?」と聞かれたので、適当な「カイトウ」をしておいた。
  4. 「水の化学式は何?」という質問に的確な「カイトウ」を返した。
  5. 「好きなアイドルは誰?」と聞かれたら、どう「カイトウ」しますか?

いかがですか。簡単ですね。

上記の結論で挙げた、回答と解答の違いを再掲します。

  • 「回答」:自分の考えを答えること。正解はない。
  • 「解答」:問題や課題に対して正解を示すこと。正解がある。

これらを上記のクイズ問題に当てはめて考えていけば、自ずと正しい答えが導かれるでしょう。

さて、回答は。






2,3,5が「回答」、1,4が「解答」です。

上記の違いを見ながら、内容をご確認ください。

「回答」と「解答」の他の「カイトウ」

日本語には「回答」「解答」の他にも「カイトウ」と読む同音異義語があります。

それも、かなりの数あるんです。

その他のカイトウの画像

今回は、7つの「カイトウ」を紹介します。

いくつ、ご存知でしたか。

余り、日常では出会わない「カイトウ」もありますね。

この中では、「解凍」が一番出会いそうな気がします。食品の解凍や、ソフトウェアを解凍するなんて使い方ですね。

会頭や解党には、まれにぶつかることがあります。

野球が好きなら、「快投」という言葉に反応するのでは。

60爺は、人間が古いので「怪盗ルパン」なんてのが連想されますが、現代では、名探偵コナンの怪盗キッドなんですかね。

最後に

回答と解答の違いについて明確に論じてみました。

その意味が明らかに違うので、使用する際は、くれぐれも間違えることのないよう、ご注意ください。

その使い方やクイズなども用意しましたので、その違いを理解していただけたと思います。

※気づけば「違い」の記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

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Posted by 60爺