回答と解答の正しい使い方!意味の違いと例文を紹介しクイズで確認
皆さん、こんにちは!
文章を作成していると、「回答」と「解答」のどちらを使うべきか迷ってしまうことはありませんか?
どちらも「問いに答えること」を意味する言葉ですが、厳密には異なる意味を持ち合わせています。
そのため、使用シーンを間違えると、読者にとって不自然な文章になってしまうことも。
本記事では、そんな「回答」と「解答」の違いを分かりやすく解説していきます。
それぞれの言葉の定義から、具体的な例文、そして使い分けのポイントまで徹底的に解説していくので、最後まで読んでいただければ、もう迷うことはありません!
どうか、最後まで、ご一緒にお付き合いくださりますよう、お願いします。
回答と解答の違いとは?
「回答」と「解答」は、どちらも問いに対応することを表す言葉ですが、明確な違いがあります。
簡単に言うと次の通りです。
- 「回答」:自分の考えを答えること。正解はない。
- 「解答」:問題や課題に対して正解を示すこと。正解がある。
例えば、就職面接で「将来の展望は?」と聞かれた場合は「回答」が適切です。
なぜなら、この質問に正解はなく、自分の考えを述べることが求められているからです。
一方、数学の問題を解いて答えを求める場合は「解答」を用います。
これは、問題に対して唯一の正解が存在するためです。
このように、明確な違いがあるので、状況に応じて的確に使い分けることが必須です!
回答の定義
始めに、辞書の内容を見ておきます。
質問・要求などに答えること。また、その答え。
回答(かいとう)とは|goo辞書
ここに述べたように、「回答」は質問や要求などに対する返答や応答を指し、一般的には口頭や文書での返答を含みます。
アンケートに対する「回答」は意見や感想など多様な形式を取ります。
解答の定義
こちらも、辞書の説明を見ておきましょう。
問題を解いて答えを出すこと。また、その答え。
解答(かいとう)とは|goo辞書
「解答」は、試験やクイズなどの問題に対する正しい答えを指します。
数学の問題に対する「解答」は具体的な数値や計算式となり、導き出せる「解答」は一つです。
回答と解答の違いを理解するポイント
「回答」と「解答」の違いを理解するためには、まずその意味を明確にすることが重要です。
- 回答:質問や問題に対して返答する行為を指し、一般的なコミュニケーションの中でよく使われる
- 解答:特定の問題や試験に対する正しい答えを示す言葉で、主に学術的な場面やテストで用いられる
このように、日常の会話やビジネスシーンでは「回答」が適しており、教育や試験の文脈では「解答」が適しています。
例えば、会議での質問に対しては「回答」を提供し、数学の試験では「解答」を求められます。
この違いを理解することで、どちらの言葉を選ぶかわかります。
「回答」と「解答」を使った例文
それでは、具体的に、回答と解答を使用した例文を見て、その違いを理解しましょう。
回答を使った例文
まずは「回答」を使用した例文から見ていきます。
- 彼は即興の回答で、詰めかけた多くの人を笑わせた
- 夏の休暇取得に関するアンケートにどう回答しますか?
- この前のテレビ番組の大喜利で、5問目の出題に対するどの回答が印象的でしたか?
1.は、彼の回答が多くの人を笑わせたわけですが、この時の答えは複数あるので「回答」を使います。
2.もアンケートであるため、答えは複数です。ですので、「回答」を使用せねばなりません。
最後の例題も、大喜利での答えは種々雑多になるので「回答」を使用します。
解答を使った例文
次は「解答」を使用した例文です。
- 問題の解答用紙を受け取ったら、始めに受験番号と名前を記入してください。
- テストで解答欄に答えを記入する。
- クイズ番組での珍解答が話題になりました。
1.は、問題に対する答えを書く用紙ですので、答えはひとつにです。ということで、「解答」用紙となるわけです。
2.はテストに対する答えを書く欄(答えはひとつ)のことですので、「解答」になります。
3.もクイズの答えはひとつですが、それに合わない珍妙な「解答」が出たわけですね。
クイズ形式の練習問題
ここまで読んだ皆さまは、もう、回答と解答で間違えることはないと思います。
そこで、何問かクイズを出しますので、回答なのか解答なのかをお答えください。
- 5×4はいくつですか、手元の「カイトウ」用紙に記述してください。
- アンケートに「夏休みに何をしたい?」とあったので「海水浴に行きたい」と「カイトウ」した。
- 先日、知人から「週末、どこに遊びに行った?」と聞かれたので、適当な「カイトウ」をしておいた。
- 「水の化学式は何?」という質問に的確な「カイトウ」を返した。
- 「好きなアイドルは誰?」と聞かれたら、どう「カイトウ」しますか?
いかがですか。簡単ですね。
上記の結論で挙げた、回答と解答の違いを再掲します。
- 「回答」:自分の考えを答えること。正解はない。
- 「解答」:問題や課題に対して正解を示すこと。正解がある。
これらを上記のクイズ問題に当てはめて考えていけば、自ずと正しい答えが導かれるでしょう。
さて、回答は。
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2,3,5が「回答」、1,4が「解答」です。
上記の違いを見ながら、内容をご確認ください。
「回答」と「解答」の他の「カイトウ」
日本語には「回答」「解答」の他にも「カイトウ」と読む同音異義語があります。
それも、かなりの数あるんです。
今回は、7つの「カイトウ」を紹介します。
いくつ、ご存知でしたか。
余り、日常では出会わない「カイトウ」もありますね。
この中では、「解凍」が一番出会いそうな気がします。食品の解凍や、ソフトウェアを解凍するなんて使い方ですね。
会頭や解党には、まれにぶつかることがあります。
野球が好きなら、「快投」という言葉に反応するのでは。
60爺は、人間が古いので「怪盗ルパン」なんてのが連想されますが、現代では、名探偵コナンの怪盗キッドなんですかね。
最後に
回答と解答の違いについて明確に論じてみました。
その意味が明らかに違うので、使用する際は、くれぐれも間違えることのないよう、ご注意ください。
その使い方やクイズなども用意しましたので、その違いを理解していただけたと思います。
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