スズメより小さい鳥で白黒なのは何?9つの種類の特徴を徹底解説
「あっ、ちっちゃくて可愛い鳥がいる!」
街中や公園で、見かける小さな白黒の鳥、気になったことはありませんか?
スズメよりも小さなその姿は、可愛らしさと同時に興味を引き立てます。
白と黒のコントラストが美しい小さな鳥は、種類によって鳴き声も異なり、それぞれに独自の特徴があります。
この記事では、スズメより小さい鳥で白黒の容姿を持つモノを9種類ピックアップして、それぞれの特徴や見分け方、生態をわかりやすく解説していきます。
鳥の観察や写真撮影が趣味の方はもちろん、自然に関心がある方にも役立つ情報を提供できればと思います。
普段何気なく見ている小さな鳥たちの、知られざる一面を発見できるかもしれません。
バードウォッチングの参考にもぜひ、読み進めてみてください。
スズメの紹介
この記事では、スズメより小さい白黒の鳥を扱っていきます。
そのため、まず、ベースとなるスズメの特徴を押さえておきましょう。
スズメは、日本全国で見られる小型の鳥です。
彼らの体長は約14~15cmで、体重は18~27g、翼長7cm前後、尾長4.5cm前後です。
スズメは「都市部」や「農村」など、さまざまな環境で生活しており、特に「人間の居住地」に適応しています。
彼らの食性は多様で、主に「種子」や「昆虫」を食べます。
スズメは「社会性」が高く、群れを作って行動することが多いです。
日本では鳥の大きさ等を比較する場合の基準となる「ものさし鳥」と呼ばれる基本種となる(他に ムクドリ、キジバト、ハシブトガラスなど)。
スズメ|ウィキペディア
タイトルで「スズメ」を基準に白黒の鳥を紹介しますが、大きさを比較する「ものさし鳥」だったとは初めて聞きました。
スズメに関しては、「スズメの巣は縁起が良いか」で記事をお届け済ですね。
スズメより小さい鳥で白黒なのは
さて、ここから、本題である「スズメより小さい鳥で白黒なのは」何なのかを紹介して参ります。
今回紹介する鳥の名称は次の9種類(鳥の名前はアイウエオ順)です。
- エナガ
- キセキレイ
- コサメビタキ
- シジュウカラ
- シマエナガ
- セグロセキレイ
- ツバメ
- ハクセキレイ
- ヤマガラ
さて、それでは、エナガから順に紹介して参ります。
エナガ
エナガは、体重は5.5〜9.5gですので、「スズメより小さい鳥」ですが、その愛らしい姿が人気です。
全長は約13センチメートルで、白と黒のコントラストが特徴的な羽毛を持ちます。
特に、白い顔と黒い尾が目を引きます。
エナガは日本全国に分布し、特に山地や森林でよく見られます。
冬になると群れを作り、木の枝を移動しながら餌を探します。
昆虫やクモを主食とし、時には木の芽や果実も食べます。特にアブラムシを好むようです。
繁殖期は春から初夏にかけてで、巣は木の枝に巧妙に作られます。
エナガの鳴き声は「チーチー」、「ツリリ」、「ジュリリ」と高く、可愛らしい音色が特徴です。
キセキレイ
Photo by Laitche, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
キセキレイは、セキレイの仲間の鳥で、胸から腹にかけて黄色いところからキセキレイの名があります。
この鳥は、日本全国に広く分布しており、特に水辺や湿地帯でよく見られます。
頭から肩、背にかけてが灰色、上腹部が白色、下腹部が黄色で、他種と容易に見分けられる。
体長は約20センチメートルで、尾が長く、飛びながら尾を上下に振る姿が特徴的です。
まあ、この体長だと、スズメよりも大きいですけどね。
食性は主に昆虫であり、水中や岩陰などに棲む小さな虫を捕食します。
繁殖期には、オスが美しい鳴き声でメスを誘い、巣作りを行います。
巣は草や苔を使って作られ、卵は4~6個ほど産みます。
キセキレイは「チチッ チチッ」と鳴きながら波形をえがいて飛びます。
コサメビタキ
Flickr User Charles Lam, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
コサメビタキは全長は約13センチメートルですから、スズメより小さく、羽面は灰褐色、下面は白い羽毛で覆われています。
食性は動物食で、樹先などに止まり、飛翔している獲物を目掛けて飛翔し捕食します。
春から夏にかけて繁殖し、秋には南方へ渡ります。
主に昆虫を食べると言いましたが、渡りの時期にはマユミやアカメガシワなどの木の実も食べるようです。
コサメビタキの鳴き声は「チッチッ」と短く、控えめな音色が特徴です。
シジュウカラ
シジュウカラは、大きさはスズメと同じくらいの鳥で、白黒の美しい羽を持っています。
日本全国に広く分布し、特に森林や公園でよく見られます。
体長は約14センチメートルで、特徴的な白い頬と黒い頭部が目を引きます。
シジュウカラは雑食で、昆虫や種子を主食とし、地表でも樹上でも採食します。
繁殖期には、巣作りに適した木の洞や人工の巣箱を利用します。
また、シジュウカラはその美しい鳴き声でも知られており、さまざまな声でコミュニケーションを取ります。
鳴き声の組み合わせを変えて仲間に警告するといった言語能力を持つとされています。
シマエナガ
シマエナガは、スズメよりも小さい全長は12~14cmの日本最小級の小鳥ですね。
日本では北海道にのみ生息しており、その愛らしい姿から「雪の妖精」と称されることもあります。
白と黒のコントラストが特徴的な 羽毛ですが、顔からは黒色が消え、真っ白な綿毛のような姿をしています。
その愛くるしい表情は、見る人の心を和ませてくれることでしょう。
小さな体で厳しい寒さに耐えながら、木々を飛び回る姿は健気さを感じさせます。
セグロセキレイ
セグロセキレイは、体長20〜22cm、翼開長約30cm、体重26〜35gで、白と黒のコントラストが美しい鳥です。
やはり、この鳥はスズメより大きいですなあ。
都会の公園や河川敷など、水辺に近い場所を好みます。
特徴的なのは、ハクセキレイやキセキレイと同様に、長い尾羽を上下に振りながら歩く姿です。
これは、セグロセキレイが歩行中に虫などを驚かせて捕まえやすくする行動だと考えられています。
また、繁殖期には「チチン、チチン」とさえずり、縄張りを主張します。
セグロセキレイは、日本列島固有種であったと考えられています。
ツバメ
Dion Art, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
ツバメは「スズメより小さい鳥」として知られ、体長は約15cmほどです。
特徴的な「白黒」の羽毛は、飛行中でも目立ちます。
ツバメは春から夏にかけて日本に渡来し、主に農村地帯や都市部の建物の軒下に巣を作ります。
彼らは昆虫を主食とし、飛びながら餌を捕まえる姿がよく見られます。
ツバメの巣は泥と草で作られ、円形の入り口が特徴的です。
親鳥は一日に何度も巣に戻り、ヒナに餌を運びます。ツバメの飛行速度は非常に速く、時速50kmに達することもあります。
彼らの飛行技術は非常に高く、急旋回や急降下も容易にこなします。
ツバメは渡り鳥で、冬になると東南アジアやオーストラリアまで長距離を移動します。
ハクセキレイ
ハクセキレイは、日本全国で見られる全長約18cmの鳥で、白と黒のコントラストが美しい羽毛が特徴です。
ちょっとスズメより大型ですか。
特に、白黒の頭部と背中、そして白い腹部が目を引きます。
ハクセキレイは、河川敷や都市部の公園など、様々な環境で観察されます。
彼らは、水中や岩陰、土中などに潜む昆虫類やクモ、ミミズなどを捕食します。
繁殖期には、巣を建物の隙間や木の枝に作り、4~6個の卵を産みます。
ハクセキレイの地鳴きは「チュチン、チュチン」、飛翔時は「チチッ、チチチッ」で、非常に可愛らしいです。
冬になると、南方へ移動する個体もいますが、多くは日本で越冬します。
ヤマガラ
ヤマガラは、スズメよりも少し小さい、全長約14cmの可愛らしい鳥です。
頭から喉にかけて黒く、頬と後頭部の白い模様が特徴です。
腹部のオレンジ色も美しく、森の中で見つけると嬉しくなる鳥の一つです。
日本では本州から九州にかけて広く分布しており、一年を通して観察することができます。
雑食性で、木の実や昆虫などを食べ、秋には冬に備えて木の実を地面や樹皮の隙間に埋める習性も知られています。
最後に
スズメより小さい鳥で白黒なのは何なのかを確認してみました。
9つの種類の鳥が対象となったので、その鳥たちの特徴を徹底解説してみました。
60爺の見かけたのは、道の上をチョンチョンと歩く可愛い鳥でしたので、ハクセキレイ系の鳥かなと思います。
普段、見かけない鳥も俎上に入って来て、調べていても面白かったですね。
※「動物の雑学」様々動物の知識をまとめています。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません