うるう年はいつ来る?次回は2028年?計算方法とその理由
うるう年は、私たちの生活に密接に関わるカレンダーの一部です。
特に2月29日が追加されることで知られていますが、その仕組みや次回のうるう年がいつなのかを知っている人は意外と少ないかもしれません。
最近、30代の娘に聞かれて「オリンピックのある年」と解答したんですが、ちょびっと間違ってました。
この記事では、うるう年について、いつ来るのか、その計算方法とその理由について詳しく解説します。
次回のうるう年が2028年に訪れる理由や、うるう年がどのように決定されるのかを理解することで、より一層カレンダーの奥深さを感じることができるでしょう。
これを機に、うるう年の仕組みをしっかりと学び、日常生活に役立ててみませんか?
うるう年はいつ、その計算方法
うるう年は、通常の「年」と異なり、4年に1度訪れます。
これは地球が太陽を一周する時間が365日よりも約6時間長いことが原因です。この余分な時間を調整するために、4年ごとに1日を追加し、2月29日を「うるう日」として設定します。
しかし、すべての4年がうるう年になるわけではありません。
うるう年の計算方法には、400年に一度の例外規則があります。
具体的には、100で割り切れる年はうるう年にならず、ただし400で割り切れる年はうるう年となります。
例えば、2000年は「うるう年」ですが、1900年、2100年は「うるう年ではない」のです。
このように、うるう年の計算は単純な4年周期だけでなく、特別な「例外規則」も含まれています。
うるう年は何日?
うるう年の日数は、通常の年よりも1日多い366日です。
これは、上述したように、地球が太陽を一周する時間が365日よりも約6時間長いため、その差を調整するために設けられています。
ですから、4年に一度、2月29日が追加されるため、通常の365日より1日多くなるのです。
これにより、カレンダーと実際の地球の運行が一致します。
なお、上述した「例外規則」により、西暦1900年及び2100年はうるう年ではないため、その年の日数は365日です。
うるう年はいつから始まったのか?
うるう年は、紀元前45年に「ユリウス暦」によって初めて導入されました。
当時の天体観測によって1年が365日より約1/4日長いことは(紀元前に)発見されており、それを補正するためでした。
ただ、この「ユリウス暦」は、4年に一度うるう年を置くだけでした。
日本では、明治5年(1872年)に「ユリウス暦」を採用し、現在の「うるう年」の概念が確立されました。
さらに、明治31年(1898年)、1900年はうるう年にしないグレゴリオ暦に再度変更して、世界の暦との違いの1日を避けたのです。
21世紀のうるう年一覧
21世紀のうるう年(2025年以降)を一覧にしました。
2028年 | 2032年 | 2036年 | 2040年 | 2044年 |
2048年 | 2052年 | 2056年 | 2060年 | 2064年 |
2068年 | 2072年 | 2076年 | 2080年 | 2084年 |
2088年 | 2092年 | 2096年 | - | - |
以上の15回ですね。
計算方法は、上述した「うるう年はいつ、その計算方法」に従っています。
基本的に、西暦年を4で割れれば「うるう年」なので、計算は簡単です。
うるう年に関する雑学
うるう年の雑学として、次の2つの項目を見ておきます。
- うるう年とオリンピック
- うるう年のほかに「うるう秒」もある
それぞれの項目を見ていきましょう。
うるう年とオリンピック
オリンピックは、4年に一度開催される国際的なスポーツイベントです。
オリンピックはスポーツの祭典として、世界中のアスリートが競い合う場であり、多くの人々に感動を与えます。
オリンピックの歴史は古代ギリシャに遡り、1896年に近代オリンピックが復活しました。
オリンピックの開催年は「うるう年」で、次回の開催も4年後の「うるう年」であることがほとんどです。
2020年(うるう年)に予定されていた東京オリンピックは、新型コロナウイルスの影響で2021年(平年)に延期されたのは記憶に新しいですね。
現在では夏季と冬季のオリンピックがあります。
- 夏季オリンピックは陸上競技や水泳、体操など多種多様な競技が行われます。
- 冬季オリンピックではスキーやスノーボード、アイスホッケーなどが注目されています。
ですので、上述したオリンピック=うるう年は夏季オリンピックを指します。
うるう年のほかに「うるう秒」もある
うるう年は「4年に一度」の特別な年で、2月29日が追加されます。
しかし、これ以外にも「うるう秒」という調整が存在します。
うるう秒は、地球の自転速度と原子時計のズレを調整するために追加される1秒のことです。
この調整は不定期に行われ、直近では2016年12月31日に実施されました。
うるう秒の追加は国際地球回転・基準系事業(IERS)によって決定されます。
うるう年と異なり、うるう秒は「いつ」追加されるか予測が難しいため、科学者たちが常に観測を続けています。
最近、「うるう秒廃止」が話題になっていますね。
うるう日(2月29日)が誕生日の場合について、そこで噴き出す疑問を一つずつ丁寧に解消しています。
最後に
うるう年はいつなのかを見てきました。
うるう年は、地球が太陽を一周する時間が365日よりも約6時間長いことが原因で、4年ごとに1日を追加し、2月29日を「うるう日」として設定します。
計算方法は単純で、簡単に覚えるには4で割れる年と覚えればいいでしょう。400で割れない年は省くという例外がありますが…。
夏季オリンピックは「うるう年」開催と覚えても、ほぼほぼ誤りではありませんよ!
※「雑談の部屋」の記事はすごい大所帯です!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません