ペンギンの数え方は6種類!よく知られた語から詞的な語まで総特集
ペンギンといえば、愛らしい見た目や独特な仕草で多くの人々に愛される動物です。
そんなペンギンを数えるとき、どのような表現が使われるかご存じでしょうか?
実は、ペンギンの数え方には複数の種類があり、その数はなんと6種類も存在します!
一般的に知られているものから、少し詩的な響きを持つ珍しいものまで、さまざまな数え方が存在します。
この記事では、ペンギンの数え方について、それぞれの数え方について詳しく掘り下げてご紹介します。
日常会話で役立つ知識としてはもちろんのこと、滅多に見ない表現も紹介し、その魅力をお伝えします。
読了後には、ペンギンを数える際にちょっとした知識を披露できるようになるはずです!
ペンギンの数え方
ペンギンの数え方でパッと思いつくのは、「羽」とか「匹」ですね。
ペンギンを数えるのに、どんな語があるかを、まずは披露いたしましょう。
- 羽(わ)
- 匹(ひき)
- 頭(とう)
- 翼(よく)
- 隻(せき)
- 番(つがい)
「羽」「匹」は合っていましたが、その他にも「頭(とう)」「翼(よく)」「隻(せき)」「番(つがい)」という4つの数え方がありました。
最後の3つは余り聞かない数え方ですが、どんなものなのか順に紹介します。
羽(わ)
ペンギンは空を飛ぶことはできませんが鳥類の一種です。
そして、鳥の仲間を数えるのに「羽(わ)」を用いるのが基本です。
ペンギンは空を飛べないと言いましたが、「羽(わ)」で数えるのに飛行能力は関係ないんですよ。
「羽(わ)」は鳥類に分類される生物を数えるのに使うので、同じく羽がある昆虫やコウモリ、空想上の動物であるペガサスには適用されません。
匹(ひき)
「匹(ひき)」は昔は生き物全てを数えていたこともあり、鳥を数えても特に問題ありません。
動物園では、鳥と動物合わせて○○匹飼育などのような、鳥獣をまとめて数える際は、この表現を用いています。
ただし、ペンギンに用いる場合は、アデリーペンギン・ガラパゴスペンギン及びコビトペンギン等の小型の種に限ります。
頭(とう)
ペンギンの中でも大型であるるコウテイペンギン等については、ペンギンであっても「頭(とう)」で数える場合があります。
この南極圏に生息するコウテイペンギンは、その体長は最大で130cm、小学生並の大きさです。
動物の中でも「人間が抱きかかえきれないサイズの動物」の場合は「頭」となりますので、コウテイペンギンはギリギリ「頭」で数えても良い大きさでしょう。
絶滅種で「ジャイアントペンギン」というペンギンがかつては存在していました(その体長は最大で160cm)が、こちらも「頭」で数える種でした。
翼(よく)
goo辞書「翼(よく)」に「鳥の数を数えるのに用いる」と出ています。
詞的に鳥を「翼(よく)」で数えることもあるという表現が「鳥|数え方の辞典」(小学館)にも載っています。
「1翼、2翼」と数えるんですかね?めったに聞かない表現だと思います。
ちなみに、広辞苑には、「翼(よく)」の意に「鳥の数を数える」はありません。
隻(せき)
これ、船を数える語じゃないんですかね?
広辞苑には、「船・矢・鳥・魚などを数える語」とありました。やはり、船が入っていましたね。
もともと、漢字「隻」が「1羽の鳥を手で持つ情景」を表しているところから来たようです。
「鳥|数え方の辞典」(小学館)では、獲物としての鳥を数える語と出ています。数え方辞典にも同様の説明がされています。
番(つがい)
鳥の雌雄ひと組を「一番(ひとつがい)」と言います。
goo辞書では、『助数詞。組みになっているものを数えるのに用いる』と出ています。
源氏物語や栄花物語に「つかひ」「つがひ」という表現で使用されています。
ペンギンに関する雑学
ペンギンに関する記事をいくつか書いています。
カテゴリ別に見ていきましょう。
始めは、ペンギンが何類かを追いかけた記事です。
⇒ ペンギンは何類?
動物の雑学としてペンギンを取り扱った記事が2つあります。
ペンギンは漢字でも書けます。その表記はどんなものか、こちらの記事をご覧ください。
最後は、キャラクターとしてのペンギンの記事です。「suica」と「すみっこぐらし」のペンギンを題材にしています。
最後に
ペンギンの数え方について掘り下げました。
ペンギンの数え方には、メジャーなもの、マイナーなものを含め6種類の数え方が存在しました。
普段よく使われる数え方である「羽」「匹」から、滅多に見ない「番」までわかる範囲で紹介しています。
まあ、これらの数え方は鳥類全体に渡るんですがね。
参考
- 数え方の辞典 小学館
- 日本の助数詞に親しむ-数える言葉の奥深さ- 東方出版
※思えば、「数え方」の記事も増えてきています。
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