読み方の難しい漢字をクイズ形式で出題!33ある問題をいくつ解ける

2024年12月14日

漢字は日本語の中でも特に奥深い要素の一つです。
普段見慣れない難読漢字や、読み方が複数ある漢字に出会うと、「これ、どう読むの?」と考え込んでしまうこともありますよね。

本記事では、そんな「読み方の難しい漢字」をクイズ形式でお届けします!

漢字自体はそれほど難しくありませんが、その反面、読み方は「アレレ」と思うものが多いと思いますよ!

60爺が勝手に選んだ33問の問題を用意しましたが、あなたはいくつ正解できるでしょうか?
漢字の知識に自信がある方も、ちょっと苦手な方も楽しめる内容になっています。
ぜひ挑戦してみて、意外な発見や新しい知識を増やしてみてください!
それでは、早速、第1問からスタートです!

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読み方の難しい漢字 クイズ形式で出題

冒頭で述べたように、60爺が勝手に選んだ35問の問題を見ていただきます。

漢字自体はそれほど難しくありませんが、読み方は「アレレ」と感じる問が多いですよ!

読み方の難しい漢字をクイズ形式で出題

それでは、読み方の難しい漢字33問です。

読み方は、漢字をクリックすると出てきます。

漢字漢字漢字
1無花果2各々3女郎花
4木耳5義姉6急逝
7供花8供物9海月
10蓋し11東風12百日紅
13老舗14十割そば15遵守
16逝去17相殺18代替
19貸与20山車21貼付
22重複23月極24続柄
25名代26他人事27怯む
28仏花29訃報30返戻
31発疹32薬袋33老若男女
34山葵35狸穴

どこかで見た漢字ばかりだと思います。

しかし、読み方となると「???」となる漢字が多いのではありませんか。

皆さんは何問正解できますか?

実は、番外編も用意しています。気になる方は、「ここをポチッと」してください。

さあ、60爺が厳選した問題はいかがだったでしょうか?

次の章から、それぞれの漢字について、答えと簡単な解説をしていきます。


無花果(いちじく)

この漢字は「熟字訓」ですので、知らないと、まず読めないでしょう!

この読み方と由来などを総特集した記事を書きましたので、どうか、ご覧ください。

読み方の難しい漢字をクイズ形式で出題↑

各々(おのおの)

「カクカク」とは読みません。「かくかくしかじか」という言葉がありますが、その「かくかく」にもならんのです。

なお、「各」一文字でも「おのおの」と読むのです。詳細は、次の記事をご覧ください。

読み方の難しい漢字をクイズ形式で出題↑

女郎花(おみなえし)

オミナエシの画像

秋の七草にも含まれる花です。

この漢字も、知らないと読めませんよね。なんて言っても「女郎」+「花」ですから。
この読み方についても記事をアップしています。

読み方の難しい漢字をクイズ形式で出題↑

木耳(きくらげ)

木耳の画像

木と耳で、つなげて木耳となり「きくらげ」となります。そう、茸(きのこ)の仲間ですね。

娘から聞いた笑い話を思い出しました。
娘の友人が『私、くらげはたべられないんだ。だから「きくらげ」も食べたことないんだ』と言ったそうです。
娘が「木クラゲはキノコでしょ」と言ったら絶句していたそうです。

読み方の難しい漢字をクイズ形式で出題↑

義姉(ぎし)

義理のお姉さんのことですね。「兄の妻」や「夫の姉」が義姉となります。

読み方は「ぎし」となります。同じ「ぎし」でも、「技師」とか「義歯」ではありません。
余り、馴染みのない言葉ですが、この際覚えてしまいましょう。

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急逝(きゅうせい)

急逝とは、急に亡くなってしまうこと、すなわち、急死を指します。

今まで元気だった人が、突然死んだ場合などに使用されます。先日亡くなった中山美穂さんも、急逝と言えるでしょう。

急逝は尊敬語ではないので、身内同士やニュースの記事などで用いられます。

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供花(きょうか)

供花の画像

供花は「くげ」とも読みます。広辞苑では「くうげ」とも出ています。

通夜や告別式など葬儀で故人に供える花のことです。

読み方の難しい漢字をクイズ形式で出題↑

供物(くもつ)

供花と同じ「供」という漢字を使用しているものの、この読み方は「くもつ」です。

「供物」とは、葬儀や法要時、故人や御霊前、仏様などに捧げるお供え物のことを言います。
基本的なお供え物として、「香」「花」「灯明」「水」「飲食」の5種類があるそうです。

お葬式で見かける「供物」は果物の詰め合わせや、菓子の詰め合わせが多いように感じます。

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海月(くらげ)

海月の画像

海月と書いて「くらげ」と読みます。
クラゲには複数の表記があり、「海月」の他にメジャーなそれは「水母」というのがあります。

マイナーな表記には、「水月」など8つほどの漢字表記があります。
その内容は次の記事に詳しいです。

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蓋し(けだし)

この「蓋し」、国語辞典には4つの意味が出てきますが、現代では、国語辞典のトップに出てくる、「物事を確信をもって推定する意を表す」と理解すればいいです。

なぜなら、他の3つの意は、古典で使われるモノだからです。

次の記事では、「蓋し」の読み方から意味、語源、使い方に渡るまでを網羅しています。

是非、ご覧になってください。

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東風(こち)

実は、「東風」には、読み方がいっぱいあるんですよ!

  • あゆ
  • こち
  • こちかぜ
  • とうふう
  • とんぷう
  • はるかぜ
  • ひがしかぜ

似たような意味が多いんですが、次の記事で、それらの内容を紹介しています。

気になる方は、どうぞ、訪問してください。

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百日紅(さるすべり)

百日紅は「木の肌がつるつるしていて木登りが上手な猿でさえ滑り落ちてしまう」と言う由来があります。

百日紅の読み方、由来などについて追いかけた記事があります。

読み方の難しい漢字をクイズ形式で出題↑

老舗(しにせ)

こちらの言葉も、読み方は、この「しにせ」一択だと思っていましたが、実は大きな間違いだったのです。
そちらの読み方は「嘘くさい」と感じたんですが、広辞苑にも載っている正真正銘の別の読み方でした。

次の記事をご覧になって、知識を一段格上げしましょう。

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十割そば(じゅうわりそば)

ソバの画像

こちらの漢字も、複数の読み方がある言葉です。

他に、「とわりそば」、「とかちそば」があるんです。

どれが主流なのか、サイトを始め、いろいろな観点からチェックしてみた記事を紹介します。

是非是非、目を通してくださいませ!

読み方の難しい漢字をクイズ形式で出題↑

遵守(じゅんしゅ)

遵守の画像

この言葉の意味は、法律や道徳・習慣を守り、従うことです。

この漢字は、「遵」の旁(つくり)に「尊」があるので「そん」と読んでしまい、「そんしゅ」と読む方が多いようです。

正解は上記にある通り、「じゅんしゅ」ですので、お間違えの無いように!!

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逝去(せいきょ)

逝去の画像

こちらの漢字にある「逝」は既に出てきた「急逝」でも使われていた漢字です。同じ読みをします。

「逝去」の意味は、他人を敬って、その死をいう語ですね。「○○先生が—された」なんて使い方をします。

「急逝」と「逝去」は下記に示すように、全然意味が違います。

  • 急逝:突然亡くなることを意味する言葉
  • 逝去:亡くなったことを丁寧な表現で言い表す言葉

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相殺(そうさい)

こちらの言葉も、「老舗」でも言ったように読み方は、この「そうさい」一択だと思っていましたが、実は別の読み方もあったのです。

別の読み方は「それは間違い!」と感じるモノですが、「慣用読み」即ち、皆で間違えれば怖くないという読み方でした。

次の記事をご覧になって、その理由を確認してください。

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代替(だいたい)

代替の画像

「代替」とは、それに見合う他のもので代えること、かわりという意味です。

使用例としては、最近よく聞く話として、「赤字電車を廃止し、バスで代替する」というようなモノがあります。

この「代替」ですが「だいがえ」と読む人も多く、今では、広辞苑にも「代替(だいたい)」の重箱読みとして載っています。

※重箱読み:日本語における熟語の変則的な読み方の一つ。語の上の字を音として、下の字を訓として読む「重箱」(ジュウばこ)のような熟語の読みの総称

重箱読み|ウィキペディア

この辺りの理由・歴史を追いかけた記事がこちらです。

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貸与(たいよ)

貸与とは、「金や物を貸し与えること」です。その他にも「返すことを条件として金品の使用を許すこと」があります。

使用例は、「社員にはパソコンとスマートフォンが貸与されます」です。募集の条件に、このような内容があったりします。

この「貸与」は「貸借(たいしゃく)」の「たい」ですね。
他にも、賃貸(ちんたい)や貸付(たいふ)などの言葉があります。

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山車(だし)

山車の画像

この漢字、読めましたか。「だし」と読みますが、読み方を知らないと、まず、読めないでしょう。
読み方には、「さんしゃ」もあるようです。

祭礼時に山、鉾、人形、花等の代物を飾りつけて、牛が曳いたり人が担いだりする移動する神座を指します。

別名として、「曳山(ひきやま)」「祭屋台(まつりやたい)」「屋台(やたい)」とも呼ばれます。

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貼付(ちょうふ)

この読み「てんぷ」だと思った方、間違いではない(広辞苑にはある)ですが、「慣用読み」なんですよ!

相殺でも出てきましたが、本来の正しい読み方ではありません。

意味は、読んで字のごとく「貼り付けること」です。

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重複(ちょうふく)

こちらも「じゅうふく」と読んでしまいますが、これも慣用読みなんです。

間違いではないですが、多くの人が「じゅうふく」というから認めてやろうとなった読みですな!
ビジネスシーンでは「ちょうふく」にしないと恥をかきますので、ご注意を!

「重複」の意味は「複数の物事が重なる」です。

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月極(つきぎめ)

意味は「1か月を単位として契約すること」と思っていればOKでしょう。

誤った読み方である「げっきょく」「げつごく」「つきごく」を使っている方が、かなりおるようです。
これらの情報を集めた記事がこちらです。

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続柄(つづきがら)

これ、ぱっと見、「ぞくがら」と読んじゃいますよね。こう読んでも誤りではないそうですが、通俗的な読み方のようです。

意味は「血族・血族の関係をあらわす」ものです。

履歴書など、いろいろな場面で出会う言葉ですので、読み方を確実に覚えておきましょう。

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名代(なだい・みょうだい)

名代「豆大福」の画像

この「名代」には、二つの読み方があります。
読み方により、その意味は全く異なります。

  • なだい:店名や商品名に付けて、名高い、評判が高い
  • みょうだい:代理人

これらについてまとめた記事があります。よろしければ、是非、ご覧ください。

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他人事(ひとごと)

他人事の画像

これ「たにんごと」と読んではいけませんよ。読み方は「ひとごと」です。

意味は「自分には関係のない他人の事、よそさまの事」です。

ただ、最近では、「ひとごと」に加えて「たにんごと」という読みで使われることも多くなっているそうです。
これも日本語の乱れの一環ですかね~!

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怯む(ひるむ)

これ、余り見かけない漢字ですので、どう読むのかわからなくなりますね。

この「怯む(ひるむ)」の意味ですが、現代では、相手の勢いに押された結果、「こちらの出方が弱くなる」場合に使うようです。

「怯む」の類語には、「尻込み」「たじろぐ」「気圧される」などがあるようです。

この「怯む」についてまとめた記事が次です。由来なども載せているので、是非、お立ち寄りください。

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仏花(ぶっか)

これは、「仏壇やお墓に供える花」を表します。

仏花とは、仏様や故人への祈りや感謝の気持ちを表すために供える花のことを指します。

仏花について意味・適した花・ルールまでまとめて総特集した記事があります。

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訃報(ふほう)

正しく読めましたか?
これ、「けいほう」「とほう」と読み間違える方が多くいらっしゃるようですが、読み方は上述の通り「ふほう」です。

人が亡くなった際に届くお知らせのことですね。

今年もたくさんの芸能人の訃報が届きました。

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返戻(へんれい)

意味は、返したりもどしたりすることです。

ふるさと納税での「返礼品」とは別の表記です。

保険解約などで発生する戻ってくるお金を「返戻金」と言い、その際に使用される言葉です。
「返礼」でネット検索すると、その手の記事が多数ヒットします。

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発疹(はっしん・ほっしん)

発疹の画像

60爺は、この漢字「ほっしん」かと思っていました。
実は、どちらもOKのようで、NHKでは限定していない(NHKことばのハンドブック第2版)んですよ。

伝統的な読み方として、大正3年(1914年)の「辞海」という辞書では「ハッシン」とあるんですって。ですから、「ホッシン」の読み方の方が新しいのです。

発足は「ほっそく」のみOKで、読み方としての「はっそく」は間違いです。パソコンでは、「はっそく」でも出すことは可能ですが……。

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薬袋(やくたい)

薬袋の画像

60爺は「くすりぶくろ」かと考えておりました。
この薬袋ですが、歴史を見ると、江戸時代の元禄3年に生まれた「売薬業」とともに「薬袋」も、その形を変えていったんですって。

現在の薬袋は、法律で記載項目が具体的に設定されております。

「薬袋」の記事は既にアップ済です。

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老若男女(ろうにゃくなんにょ)

これは、「あらゆる人々を指す四文字熟語」です。

「老若男女」=「老若」+「男女」で構成されているところから、「ろうにゃくだんじょ」「ろうにゃくなんにょ」「ろうじゃくだんじょ」「ろうじゃくなんにょ」と言う読み方が出来ますが、正解は、上述の「ろうにゃくなんにょ」のみです。

なぜ、そうなるかのなぞ解きを次の記事で行ってますので、気になる方は、是非、ご覧ください。

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山葵(わさび)

これは、「山間の渓流沿いで栽培される日本の誇る植物」です。

「山葵」は熟字訓ですので、知らないと絶対に読むことは出来ない言葉です。

その辺りを含め、由来等も追いかけていますので、次の記事をご覧ください。

読み方の難しい漢字をクイズ形式で出題↑

狸穴(まみあな)

狸穴坂の案内の画像

これは、地名につく漢字です。

その意味、由来、昭和の大ヒット曲の歌詞にも登場します。次の記事をご覧ください。

読み方の難しい漢字をクイズ形式で出題↑

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番外編!ちょっと気になる漢字達

さて、クイズ形式で見てきた34の漢字ですが、その他にも読み方の気になる漢字はいくつかあります。
それぞれ、面白い内容です。

最後に

読み方の難しい漢字をクイズ形式で出題しました!皆さんは、31ある問題をいくつ解けたでしょうか?

漢字自体は皆、それぞれ難しいモノではなかったはずです。しかし、読み方は、ちょっと難しい。

全問正解できれば胸を張って、ドヤ顔してもらってよろしいと思います。

日本語って、本当に難しいですが、半面、とても楽しいですね。

※気づけば「言い方・呼び方・読み方」の漢字の記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら