てへんに○で構成される漢字一覧を一挙公開!クイズ形式で出題するよ

漢字には部首という特徴的な構成要素があり、それぞれが意味や役割を持っています。

今回注目するのは「てへん」、つまり「手」を示す部首です。
この部首が使われている漢字には、日常生活でよく目にするものから、少し難解なものまで多くのバリエーションがあります。
「扇」「投」「指」など、どれも手に関連する動きや道具をイメージさせますよね?

そこで、今回は「てへんに○」で構成される漢字を一覧にして、クイズ形式で出題します!
どれだけ知っているか、自分の漢字力を試してみましょう。
答えを考えながら、漢字の成り立ちや意味にも触れてみれば、もっと面白さが広がるはずですね。

是非、最後まで挑戦して、全問正解を目指してくださいませ!

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てへんに○で構成される漢字一覧

てへんに○で構成される漢字を答えていただきますが、〇に当たる漢字を一覧にしてお届けします。

てへんに○で構成される漢字

〇に入る漢字を一覧にしました。てへんを付加するとできる漢字は何かな?

〇に入る漢字を31用意しました。

てへんを付加するとできる漢字は何になるでしょうか?
ヒントとしてトップ「歩」の場合、「捗」となる訳です。

てへんを付加して出来上がる漢字は、何という漢字で意味は何なのか考えてみましょう!

それでは順に、てへんを付けた漢字は何なのか見ていきましょう。


てへんに歩くで「捗」です。

画数8画
音読みセツ
訓読みつたな・い
意味①つたな・い。見劣りがする②人工を加えない素朴な心③自分のことを謙遜していうことば。

余り、いい意味を持たない言葉です。詳しい記事は下記をポチッとしてください。

てへんに○で構成される漢字

てへんに出るで「拙」です。

画数10画
音読みチョク
訓読み(日本語だけ)はかど・る
意味一歩一歩、仕事を処理する。
(日本語だけ)はかど・る。仕事がよく進行する。

「捗」の旁の文字は「歩」と微妙に異なっています。

てへんに○で構成される漢字

てへんに句で「拘」です。

画数8画
音読みク コウ
訓読みとら・える かかわ・る とら・われる(日本語だけ)かかずら・う こだ・わる
意味①とら・える。狭い枠内にとらえて自由にさせない ②かかわ・る。とら・われる。狭い枠に縛られる

この漢字は意味からして名前には向かない漢字ですね。詳細は次の記事をどうぞ。

てへんに○で構成される漢字

てへんに京で「掠」です。

画数11画
音読みリャク
訓読みむち・うつ かす・める(日本語だけ)かす・り かす・る かす・れる かそ・う さ
意味①むち・うつ。さっと皮膚の表面をかすめてむちでたたく②かす・める。さっと他人の持ち物を奪い取る③かす・める。さっと斜めにかすめて通る④永字八法の一つ。さっと斜めに右から左下へ長く払う筆法

この漢字も、「京都」の「京」が付くものの、上述の「拘」と同様、意味からして名前には向かない漢字ですね。

この漢字の記事もアップ済ですので、よろしければご覧ください。

てへんに○で構成される漢字

てへんに少で「抄」です。

画数7画
音読みショウ
訓読みかす・める うつ・す ぬきがき(日本語だけ)ショウ すき す・く すく・う
意味①かすめる。さっと表面をすくいとる②うつす。書物の字づらをうつし取る③ぬきがき。④さっと斜めにかすめて通る。⑤容量をはかる単位。一抄は一升の百分の一。転じて、ごくわずかの量。

この漢字は、「戸籍抄本(こせきしょうほん):戸籍から、特定の1人または複数人の身分事項を証明する書類」が出てきました。

「てへんに少ないで抄」で記事を書いていますので、良ければご覧ください。

てへんに○で構成される漢字

てへんに奈で「捺」です。

画数11画
音読みナツ ナチ ダツ
訓読みお・す(日本語だけ)りょう・する
意味①お・す。お・(さ)える。上から下へじりじりとおしつける。②筆法の一つ。筆でじりじりとおさえつつ、右斜め下へ引く書き方。

この漢字では、「捺印(ナツイン):印を押すこと」が思い浮かびます。
この漢字は「てへんに奈で捺」で記事を書いています。

てへんに○で構成される漢字

てへんに習うで「摺」です。

画数14画
音読み①ショウ②ロウ
訓読み①たた・む②ひし・ぐ(日本語だけ)す・る
意味①a.たた・む。紙や布を折り重ねてたたむb.折りたたんだ文書②ひし・ぐ。引っ張って折る
(日本語だけ)す・る。紙を重ねて印刷する

この「摺」ですが、習の字がてへんをつけると微妙に変わってきますね。

てへんに○で構成される漢字

てへんに番で「播」です。

画数15画
音読み
訓読みま・く ち・らす ち・る
意味①ま・く。ばらばらとまきちらす②ち・らす。ち・る。ばらばらとちる

この漢字、初義は「種をまく」とあります。これ「蒔く」という漢字も思い浮かびます。「蒔」は草冠に時で記事を書いていますね。

草冠に時で蒔

てへんに○で構成される漢字

てへんに足で「捉」です。

画数7画
音読みソク
訓読み(日本語だけ)つか・まえる つら・まえる
意味とらえる。人をぎゅっとつかまえる。ぐっとつかむ。

この漢字では、「捕捉(ホソク):つかまえる」が思い浮かびますが、日本語だけの言葉なんですね。
この漢字についても「てへんに足で捉」で記事を書いています。

てへんに○で構成される漢字

てへんに昔で「措」です。

画数11画
音読み
訓読みお・く(日本語のみ)お・いて
意味①お・く。上に重ねて置く②お・く。手をくだす③お・く。そのままにしておく

日本語では、「さておき(ひとまず、その事柄を問題から外すとして)」の「おき」の部分を「措き」と書けます。

てへんに○で構成される漢字

てへんに夫で「扶」です。

画数7画
音読み
訓読みたす・ける
意味①たす・ける。脇の下にぴったりと手を当てて支える②広がって大きいさま

この漢字は人名漢字ですが、60爺は「扶」を使用した名前に遭遇したことはありません。
この漢字は「てへんに島で扶」で記事を書いているので、是非、ご覧ください。

てへんに○で構成される漢字

てへんに島で「搗」です。

画数13画
音読みトウ
訓読みつ・く う・つ(日本語だけ)つ・き
意味①つ・く。すみからすみまで、うすや器の中で、もち米や泥をついてこねる②う・つ。布地につやをだすために砧(キヌタ)にのせて布をうつ

この漢字ですが、「島」にはなんの意味もないようです。
「搗」について、そのものずばりの「てへんに島で搗」で記事を書いているので、是非、ご覧ください。

てへんに○で構成される漢字

てへんに居で「据」です。

画数11画
音読みキョ
訓読みよ・る(日本語だけ)す・える す・わる
意味①手がこわばる②よ・る。ある場所に尻をすえる
(日本語だけ)①す・える。ある場所に動かないようにしっかりと置く。②す・える。ひと所に落ち着けて定める

「居」には「固く動かない」の意があることから、てへんがついた「据」は「きつい労働で手が固くこわばる情景」を示しています。。

てへんに○で構成される漢字

てへんに安いで「按」です。

画数9画
音読みアン
訓読みおさ・える しら・べる(日本語だけ)あん・じる あん・ずる
意味①おさ・える。手で上から下へとおさえる②しら・べる。一つずつおさえてみる

この漢字を使った言葉で有名なのは「按摩(もみ療治)」ですが、最近の方は知らないかな。
また、徳川家康に重要視された「三浦按針」という人もいました。

てへんに○で構成される漢字

てへんに舌で「括」です。

画数9画
音読みカツ
訓読みくく・る(日本語だけ)くく・り くび・れ
意味①くく・る。袋などの口をしめくくる②くく・る。結んでたばねる③くく・る。物事を一つにまとめる④弦をかませるため、矢の端につけたくびれ

按して。
この漢字については、上記のような豆知識を含んでいますよ。是非、ご覧ください。

てへんに○で構成される漢字

てへんに別で「捌」です。

画数10画
音読みハツ
訓読みわか・つ わ・ける(日本語だけ)さば・く
意味①わか・つ。わ・ける。二つにわける②八の大字
(日本語だけ)①商品を売って始末する。②複雑な物事をうまくしわける

八の大字とは、一を「壱」、二を「弐」……と書く表記で、八は「捌」と書くことを言っています!

てへんに○で構成される漢字

てへんに幼いで「拗」です。

画数8画
音読みヨウ
訓読みねじ・る す・ねる(日本語だけ)こじ・れる
意味①にぎ・る。と・る。しなやかに捻じ曲げる②もとる。うまくいかない③す・ねる。ひねくれる

この漢字はめったに見ませんが「すねる」の漢字表記なんですな。

てへんに○で構成される漢字

てへんに巴で「把」です。

画数7画
音読み
訓読みにぎ・る と・る と・りて(日本語だけ)たば ば ぱ わ
意味①にぎ・る。と・る。てのひらをあててきぎる。にぎって持つ②ひとにぎりの量を表す単位③と・りて。処置する対象を、持ち上げて示すことば

この漢字は「把握」という言葉の中に表れます。

てへんに○で構成される漢字

捲󠄀

てへんに巻くで「捲󠄀」です。

画数12画
音読みケン
訓読みま・く(日本語だけ)まく・る めく・る
意味①ま・く。ぐるぐるとまく②背をまるく曲げて苦労して行う

この漢字は「捲」の異体字ですね。手で巻き上げる状況を表しています。

てへんに○で構成される漢字

てへんに空で「控」です。

画数11画
音読みコウ
訓読みひく ひか・える(日本語だけ)ひか・える
意味①ひく。手前に引っ張る②ひか・える。ひき止めて後ろに下げる③ひか・える。進まないように押さえる④後ろにひかれる⑤差しひく。除く⑥告げ訴える
(日本語だけ)①ひか・える。物事をしようとしてやめる②万一に備えて待機する③手元に残しておく④必要に備えて待機する代理の者や予備のもの⑤後にする

この漢字、いろいろな申請書などで「お役様控」なんかで、よく見かける漢字だと思います。

てへんに○で構成される漢字

てへんに念で「捻」です。

画数11画
音読みジョウ ネン
訓読みひね・る(日本語だけ)ね・じる ひね・くる
意味①ひね・る。指の先をすり合わせてひねる。ねじる
(日本語だけ)「ひねる」は「拈る」「撚る」とも書く

これ、「捻挫(ねんざ)」の「捻(ねん)」ですね!

てへんに○で構成される漢字

てへんに戻るで「捩」です。余り、見たことがない漢字ですね。

画数10画
音読みレツ レイ
訓読みひね・る ばち(日本語だけ)ねじ もじ・る
意味①ひね・る。力を込めて、無理に回す②ばち。琵琶のばち
(日本語だけ)①ねじ。螺旋②もじ・る。既成の表現の口調に似せて別の表現をつくる

「戻」が「戻る」の意に用いられるようになったため、「捩」がその原義を表すようになったようです。

てへんに○で構成される漢字

てへんに軍で「揮」です。

画数12画
音読み
訓読みふる・う
意味①ふる・う。ぐるぐるとふり回す。②ふる・う。手をふって払いのける③ふる・う。書画を書く

「軍」は「丸く取り巻く」の意があり、ここから「揮」には「手をぐるりと回す情景」の意味になります。

てへんに○で構成される漢字

てへんに然で「撚」です。

画数15画
音読みネン
訓読みひね・る よ・る(日本語だけ)ひね・り よ・り
意味①ひね・る。よ・る。指先でねっちりとよる②ひね・る。琵琶の弾き方の一種
(日本語だけ)ひねるは「捻る」、よるは「縒る」とも書く

「然」は「柔らかい」の意があり、「撚」には「ねちねちと柔らかくひねる」と言う意味になります。

てへんに○で構成される漢字

てへんに弱で「搦」です。

画数13画
音読みニャク
訓読みから・める と・る(日本語だけ)から・む
意味①から・める。遠回しにそっと相手を押さえる②と・る。そっと手に取る
(日本語だけ)縄や糸をじわじわとまといつかせてしばる

訓読みは同じですが、日本語では、元々の漢字の意味とは異なっていますね。

てへんに○で構成される漢字

てへんに由で「抽」です。

画数8画
音読みチュウ
訓読みひ・く ぬ・く(日本語だけ)ぬき・んでる
意味①ひ・く。ぬ・く。ずるずるとひき出す②ぬけ出る③金をぬき取る
(日本語だけ)組み立てて作る

「由」は「ある所を通って出てくる」と言うイメージがあることから、「抽」には「手で中から抜き出す状況」を示します。
「抽出:モノなどを抜き出すこと」につながりますね。

てへんに○で構成される漢字

てへんに存で「拵」です。

画数9画
音読みソン
訓読みす・える(日本語だけ)かこ・い こさ・える こしら・え
意味す・える。すわりがよいように、とんと置く
(日本語だけ)組み立てて作る

「存」の原義を保存し、「拵」には「じっとすえる」意味があります。

てへんに○で構成される漢字

てへんに童で「撞」です。

画数15画
音読みトウ
訓読みつ・く
意味つ・く。まっすぐにつき通す

「童」には「突き通す」の意があり、「撞」には「道具を使って対象を突き通すように打つ情景」のイメージがあります。
「撞球」はビリヤードで、球をつく所から来ているのですね。

てへんに○で構成される漢字

てへんに処で「拠」です。

画数8画
音読みキョ コ
訓読みよ・る よりどころ
意味①よ・る。頼りになるものに身を置く②よ・る。その場所に座を占めてよりどころにする③よりどころ。たよりとする所

この漢字は常用漢字で、「拠点」や「証拠」など、よく見かける言葉に入っています。

てへんに○で構成される漢字

てへんによし(吉)で「拮」です。

画数9画
音読みキツ ケツ
訓読みし・める
意味①し・める。きっちりと引きしめる②からだをぎゅっと縮める③生活に迫られて苦しいさま

「拮抗」(互いの勢力が等しく張り合うこと)なんて言葉があります。

てへんに○で構成される漢字

てへんに母で「拇」となります。

画数8画
音読み
訓読みおやゆび
意味おやゆび。手と足のおやゆび

異体字として「胟」があります。

てへんに○で構成される漢字

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最後に

「てへんに○」で構成される漢字には、意外なものや馴染みのあるものがたくさんあります。

本記事では、それらの漢字を一覧で紹介しながら、クイズ形式で楽しみながら学べる内容をお届けしました。

クイズを通じて、漢字の意味や成り立ちに触れることで、新たな発見があったのではないでしょうか?

知識を深めるとともに、漢字への興味をさらに広げていただけたら嬉しいです。引き続き、日常の中で漢字の魅力を探してみてください!

※気づけばてへんの記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

てへんの漢字

Posted by 60爺