いとへんに○で構成される漢字一覧!18問をクイズ形式で出題するよ

2024年12月29日

漢字はその構造や成り立ちを知ると、奥深い魅力を感じられるものです。特に部首で漢字を分類してみると、新たな発見があるかもしれません。

今回注目するのは「いとへん(糸偏)」に関連する漢字です。
「糸」は繊維や織物に由来する漢字に使われることが多く、意外なところで日常生活や文化に根付いています。

この記事では、「いとへん」に「○」が付くような特徴的な漢字をピックアップし、クイズ形式で出題します。
全部で18問、あなたの漢字力を試す絶好の機会です!
クイズを楽しみながら、「いとへん」の持つ漢字の意味なども学べる構成となっています。

難しいと思うかもしれませんが、是非、チャレンジしてください。
さて、あなたはいくつ答えられるでしょうか?

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いとへんに○で構成される漢字一覧

いとへんに○で構成される漢字を答えていただきますが、〇に当たる漢字を一覧にしてお届けします。

いとへんに○で構成される漢字

〇に入る漢字を一覧にしました。いとへんを付加するとできる漢字は何かな?

甘い追う
少ない高い
広い
又4つ

〇に入る漢字を18用意しました。

いとへんを付加するとできる漢字は何になるでしょうか?
例として、トップにある「甘い」の場合、いとへんを付加すると「紺」になります。

それぞれの出題した漢字に「いとへん」を付加して出来上がる漢字は、何という漢字で意味は何なのか考えてください!

それでは順に、いとへんを付けた漢字は何になるのか見ていきましょう。


いとへんに甘いで「紺」です。

画数11画
音読みコン
訓読み
意味深みのある青。

いとへんに○で構成される漢字

いとへんに追うで「縋」です。

画数16画
音読みツイ
訓読みか・ける すが・る なわ
意味①か・ける。すが・る。高いところになわをかけ、これに物をぶらさげておろす。また、人がぶらさがっておりる。②なわ。高い所にかけて垂らしたなわ。
(日本語だけ)すが・る。たよりにする。

この漢字をよく見ると、追のしんにょうに「、」がひとつ多いんです。次の記事をご覧ください。

いとへんに○で構成される漢字

いとへんに岡で「綱」です。

画数14画
音読みコウ
訓読みつな
意味①おおづな。つな。丈夫な太づな。②つな・する。太づなで魚を捕る。③物事を締めくくる規則。④小さい項目を締めくくる大筋。⑤隊や組をなして運ばれる荷物。⑥生物分類学上の一段階。

この漢字の意味は6つもあるんですな。

いとへんに○で構成される漢字

いとへんに己で「紀」です。

画数9画
音読み
訓読みいとぐち のり おさ・める しる・す
意味①いとぐち。糸の先端。②物事のはじめ。端緒。③のり。はじめから順序良く整理するための手順。④おさ・める。物事の起こりを定める。⑤しる・す。物事の順序を追って書きしるす。

意味には、「⑥順序良く、または年を追って書きしるした書。⑦十二支のひと回りの12年間」と続きます。いっぱいあるなア~!

いとへんに○で構成される漢字

いとへんに方で「紡」です。

画数10画
音読みボウ
訓読みつむ・ぐ つむぎ
意味①つむ・ぐ。繭や綿の繊維を引き出し、それをよりあわせて糸を作る。②つむぎ。厚地の絹織物。

この漢字を使った言葉に「紡績(ぼうせき):糸をつむぐこと。動植物などの繊維を処理・加工して糸にすること。」があります。

いとへんに○で構成される漢字

いとへんに奇で「綺」です。

画数14画
音読み
訓読みあや うつく・しい(日本語だけ)いろ・い いろ・う かにはた かんばた
意味①あや。いろいろと曲がった模様を織り出した絹織物。②うつく・しい。きらびやかであるさま。③不規則に曲がったさま。

この漢字は「奇」に書きかえることがあります(ex.「綺麗(きれい)」⇒「奇麗」、「綺談(きだん):巧みに作られた、おもしろい話。」⇒「奇談」)。

いとへんに○で構成される漢字

いとへんに玄で「絃」です。

画数11画
音読みゲン
訓読みいと(日本語だけ)つる
意味いと。琴や胡弓(コキュウ)などの楽器のいと。はじいたりこすったりして音を出す。また、それを用いた楽器のこと。

楽器の「いと」を示してます。同義語に「弦」があります。この漢字で次の記事をアップしています。

いとへんに○で構成される漢字

いとへんに定で「綻」です。

画数14画
音読みタン
訓読みほころ・びる つくろ・う
意味①ほころ・びる。布が破れて、中身が外に表れる。②つくろ・う。ほころびを縫う。③ほころ・びる。つぼみが開いて花が咲き始める。

「䋎」と言う異体字があります。「旦」は「現れ出る」という意があり、これに糸がついて、上記①の意になりました。

いとへんに○で構成される漢字

いとへんに旬で「絢」です。

画数12画
音読みケン
訓読みあや
意味あや。色糸をめぐらしてとりまいた模様。模様があって美しいさま。

「糸」+「旬」⇒「衣服に糸をぐるりと巻き付ける」⇒「美しい折り目や模様をつける」⇒「織物の美しい模様」の意になりました。
詳細は、次の記事でご覧くださいませ。

いとへんに○で構成される漢字

いとへんに少ないで「紗」です。

画数10画
音読み
訓読みうすぎぬ うすもの(日本語だけ)しゃ
意味①うすぎぬ。うすもの。細糸で織った軽くて薄い絹織物。②麻や綿をほぐして、あらくすいた糸。
(日本語だけ)しゃ。特殊な織り方で目を透かせた絽(ロ)に似た織物。

「紗」には「うすぎぬ」という意味があるので、優しさや柔らかさがイメージできる漢字です。
特に女の子の名付けで人気がありそうです。その辺りも次の記事でどうぞ!

いとへんに○で構成される漢字

いとへんに善で「繕」です。

画数18画
音読みゼン
訓読みつくろ・う
意味①つくろ・う。壊れた部分を直す。②乱れ、欠けた文書を整えて書き写す。

これ、「修繕」の「繕」です。

「善」は「たっぷりと多い」というイメージ⇒「たっぷり揃える」に展開し、布や衣の破れた所にたっぷり糸を揃えて当てがう情景です。
ここから、「繕」は「欠けた所や足りない所を満たして形を整える」意味を持つのです。

いとへんに○で構成される漢字

いとへんに高いで「縞」です。

画数16画
音読みコウ
訓読みかとり しろぎぬ(日本語だけ)しま
意味①かとり。しろぎぬ。細い糸で織った白い生絹(キキ゛ヌ)。②白色。白い。
(日本語だけ)しま。しま模様。しまがら。

「高い」⇒「高く上がって乾く」⇒転化⇒「固い」「白い」になったため、「縞」の意味に「白色」「白い」があるんです。
詳細に関しては、次の記事をご覧ください。

いとへんに○で構成される漢字

いとへんに非で「緋」です。

画数14画
音読み
訓読み(日本語だけ)あけ
意味目のさめるような、あざやかな赤色。

実際の緋色は次の色です。

いとへんに○で構成される漢字

絋・紘

いとへんに広いで「絋・紘」です。

画数11画
音読みコウ
訓読みわた
意味わた。繭のくず糸を集めて、すきまをあけ、ふんわりさせたわた。

画数10画
音読みコウ
訓読みつな ひろ・い
意味①冠の右からあごをめぐって左にわたしたひも。②つな。張りわたしたつな。③つなを張る。④ひろ・い。

一見、絋・紘共に「一へんに広い」に見えますが、絋のつくりは「広」、紘のつくりは「厷」で異なる漢字です。詳細は、次の記事をご覧になってください。

いとへんに○で構成される漢字

いとへんに文で「紋」です。

画数10画
音読みモン
訓読み(日本語だけ)もん
意味いろいろな形の模様。
(日本語だけ)もん。古くからその家のしるしとする定まったもよう。

「文」は、衣の襟元の飾り模様の形を示し、ここから「紋」は、細かく入り交じって織りなした模様を表わすようになりました。

いとへんに○で構成される漢字

いとへんに又4つで「綴」です。

画数14画
音読みテツ
訓読みつづ・る(日本語だけ)つづく・り と・じる
意味①つづ・る。つづ・り。次々と、つなぎ合わせる。②隙間をかがって封じる。

この漢字には、どこかで目に入っているのではないでしょうか?
「綴じ代(とじしろ)」は、「紙などを綴じる際に必要となる余白や端の部分」を部分を言います。

いとへんに○で構成される漢字

いとへんに者で「緒」です。

画数14画
音読みショ
訓読みいとぐち(日本語だけ)チョ お
意味①いとぐち。糸を引き出す先端。②いとぐち。物事を引き出す手口。③長く続いた物事のつながり。④はみ出た部分。⑤事を述べるいとぐち。

この漢字の名字としては「緒方(おがた)」さんがいますね。あと、「緒戦(しょせん):試合や勝負の第1回目。初戦。」なんて言葉があります。

いとへんに○で構成される漢字

いとへんに由で「紬」です。

画数11画
音読みチュウ
訓読みつむぎ ひ・く(日本語だけ)ひもと・く
意味①つむぎ。節のある太い絹糸で織り、糸めを抜き出したように見せる布。②ひ・く。繭から糸をひきだす。転じて、物事の糸口を見つけて、たぐり出す。

書き順や名前を付けるポイントなど詳しい記事は下記をポチッとしてください。

いとへんに○で構成される漢字

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最後に

いとへんに○がつく漢字は、日本語の中でも特に美しい形や深い意味を持つものが多く、学ぶ楽しさを感じられる分野です。
この記事では、18問のクイズ形式でこれらの漢字を出題し、知識を深めながら楽しく学べる内容をお届けしました。

問題を通じて、漢字の成り立ちや意味、さらに名前や日常生活での使い方についても知識を広げることができたでしょうか?

いとへんにまつわる漢字は織物や糸の動きを表すものが多く、日本文化や歴史とも深く結びついています。
ぜひ、今回学んだ知識を日常の中で活用し、さらに漢字の奥深さに触れてみてください!

※気づけば糸へんの記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

糸へんの漢字

Posted by 60爺