さんずいに○で構成される漢字一覧!クイズ形式で32問にチャレンジ
漢字の中でも「さんずい」に関連する漢字は、日常生活でよく目にするものが多く、親しみやすいですよね。
しかし、意外と「さんずいに○」の形で構成される漢字を挙げるとなると、なかなか思い浮かばないのではないでしょうか?
たとえば、「さんずい」に「夕」で「汐」になることはすぐにわかっても、「さんずい」に「龍」や「州」など、意外な組み合わせの漢字を問われると難しいものです。
この記事では、「さんずいに○」で構成される漢字をクイズ形式で32問をご紹介!読み方や意味を紹介し、楽しみながら知識を深められる内容となっています。
自分の漢字力を試しながら、新たな発見ができること間違いなし!
是非、クイズに挑戦して、「さんずい」の奥深い世界を楽しんでください。
さんずいに○で構成される漢字一覧
さんずいに○で構成される漢字を答えていただきますが、下記に、〇に入る漢字を一覧にました。
さんずいに○で構成される漢字
それでは順に、「さんずいに〇」の漢字は何になるのか見ていきましょう。
鴻
さんずいにエに鳥で「鴻」です。
画数 | 17画 |
音読み | コウ |
訓読み | おおとり ひしくい おお・きい |
意味 | ①おおとり(おほとり)。鳥の名。オオハクチョウ。くぐい。 ②ひしくい(ひしくひ)。サカツラガシ。 ③おお・きい。広い。さかん。 (日本語だけ)ひしくい(ひしくひ)。鳥の名。ヒシクイ(菱食)。 |
この「鴻」ですが、部首は「さんずい」ではなく「鳥」なんです。
※この内容については、次の記事で確認ください。
汪
さんずいに王で「汪」です。
画数 | 7画 |
音読み | オウ |
訓読み | - |
意味 | ①水が広く広がるさま。また、量がゆたかなさま。涙があふれるさま。 ②∪型にくぼんだ大きな池。 |
この「さんずいに王」の「汪」って、日常では出会わない漢字ですよね。
※でも、いくつかある「汪」のつく言葉は国語辞典にあるようです。次の記事で確認ください。
洛
さんずいに各で「洛」です。
画数 | 9画 |
音読み | ラク |
訓読み | - |
意味 | ①川の名。洛水。2つあり渭水(イスイ)に注ぐものと黄河に注ぐののがある。 ②地名。洛陽のこと。 |
「洛」は「落」と同源で、水が上から下って他の水に入ることの命名です。
※三国志を読んでいると、前半は、「洛陽」がハイライトになっています。詳細は次の記事で!
澗
さんずいに間で「澗」です。
画数 | 15画 |
音読み | カン |
訓読み | たに たにみず(日本語だけ)ま |
意味 | ①たに。山の間に挟まれたところ。 ②たにみず。谷川。両側が山で、その間を流れる川。 ③川の名。澗水(カンスイ)。澗河(カンカ゛)。 |
「澗」の成り立ちは非常に単純で、「間(あいだ)」と「さんずい(水)」から「山の間を流れる川」になりました。
※この漢字も滅多に出会わないですね。
渾
さんずいに軍で「渾」です。
画数 | 14画 |
音読み | コン |
訓読み | にご・る すべ・て |
意味 | ①分化せずに全体が一つにとけ合っている。カオスの状態。 ②にご・る。にご・す。ごたまぜになっている。また、そのさま。 ③すべ・て。全く。全部。ひっくるめて。 |
「渾」は全体が丸くまとまり、とけあっている状態を示し、「混」と極めて近いものです。
※「渾身の一撃」に使われている漢字です。詳しくは次の記事を見てね。
洸
さんずいに光で「洸」です。
画数 | 9画 |
音読み | コウ |
訓読み | - |
意味 | ①「洸惚」とは、うっとりするさま。はっきりしないさま。 ②川の名。山東省中部を流れる。洸水(コウスイ)。 |
「洸洸(コウコウ):勇ましく堂々としたさま」という言葉は、国語辞典には載っていないようです。
※この漢字も日常、お目にかかることはないですね。
滉
さんずいに晃で「滉」です。
画数 | 13画 |
音読み | コウ |
訓読み | ひろ・い |
意味 | ①ひろ・い。海や川が深くひろいさま。 |
この漢字には、滅多に出会わないですねエ!
※この漢字を使用した言葉はほとんどないです。お目にかかるのは名前くらいですかね?
浩
さんずいに告で「浩」です。
画数 | 10画 |
音読み | コウ |
訓読み | ひろ・い おお・きい おお・い |
意味 | ①水が勢いよく広がるさま。 ②ひろ・い。広大なさま。 ③おおきい。堂々としていておおきい。 ④おお・い。数量がおおく盛んなさま。ゆたか。 |
なんと「告」には「枠をはみ出る」というイメージがあり、さんずい(水)を付けて、「浩」は洪水があふれて枠をはみ出る情景を表すそうです。
※この辺りを詳しく紹介しているのが次の記事です。
漸
さんずいに斬るで「漸」です。
画数 | 14画 |
音読み | ゼン |
訓読み | ひた・す し・みる すす・む ようやく(日本語だけ)やや ようよ・う |
意味 | ㊀①ひたす。しみる(しむ)。じわじわとしみこむ。 ②川が流れ流れて、ついに海にはいりこむ。 ㊁①すす・む。じわじわと進む。少しずつ進む。 ②ようやく(やうやく)。少しずつ。次第に。じわじわと。 ③川の名。今の浙江(セッコウ)のこと。漸水(セ゛ンスイ)。 ④周易の六十四卦(カ)の一つ。 |
旧字体が二つあったようで、意味が㊀㊁で分かれています。
※次の記事で「漸」の意味の他、成立ちや名前や名字に関して記しています。
漉
さんずいに鹿で「漉」です。
画数 | 14画 |
音読み | ロク |
訓読み | すく・う さら・う こ・す(日本語だけ)す・く |
意味 | ①すく・う。さら・う。水の中をさらう。 ②こ・す。砂や、こし紙を通してぽたぽたと水をしたたらす。 (日本語だけ)す・く。紙をすく。 |
「あんこ」の「こしあん」は、この「漉」を使って「漉餡」と表記します。
※次の記事で「漉」について色々追いかけました。
洙
さんずいに朱で「洙」です。
画数 | 9画 |
音読み | シュ |
訓読み | - |
意味 | 川の名。洙水(シュスイ)。 |
「涛」は「濤」の異体字で、「JIS83制定」により、略字の「涛」ではなくて旧字の「濤」を使用することが推奨されています。
※「洙」の成り立ちや名字にどう使われているかの情報が次の記事にあります。
涛
さんずいに寿で「涛」です。
画数 | 10画 |
音読み | トウ |
訓読み | なみ |
意味 | ①なみ。おおきななみ。うねり。 ②なみ・だつ。水が風などでうねりをおこす。 |
「涛」は「濤」の異体字で、「JIS83制定」により、略字の「涛」ではなくて旧字の「濤」を使用することが推奨されています。
※こちらも、「涛」の成り立ちや名字にどう使われているかの情報が次の記事にあります。
洲
さんずいに州で「洲」です。
画数 | 9画 |
音読み | シュウ |
訓読み | す(日本語だけ)ひじ |
意味 | ①す。川の中の小島。なかす。 ②大陸 |
この「なかす」の意味であった「州」が別の意味に転じたため作られた漢字です。
湫
さんずいに秋で「湫」です。
画数 | 12画 |
音読み | シュウ |
訓読み | いけ(日本語だけ)くて くで ふけ |
意味 | ①いけ。みずたまり。水の減った小さいいけ。 ②「湫湫(シュウシュウ)」とは、うれい悲しむさま。 ③「湫隘(シュウアイ)」とは、土地が低くて、狭い。 (日本語だけ)くて。くで。ふけ。低くて、じめじめした土地。 |
訓読みにある「いけ」ですが、水の減った小さな池を「湫」といいます。
※「湫」の成り立ちや名字にどう使われているかの情報が次の記事にあります。
汝
さんずいに女で「汝」です。
画数 | 7画 |
音読み | ジョ |
訓読み | なんじ(日本語だけ)い いまし うぬ な なれ まし みまし |
意味 | ①川の名。汝水。②なんじ。きみ。おまえ。おまえたち。 |
日本語だけですが、「なんじ」は、難読漢字の「爾」とも書くことができます。
※「汝」の詳しい情報が載っている記事です。
沙
さんずいに少ないで「沙」です。
画数 | 7画 |
音読み | サ |
訓読み | すな まさご すなはら よな・げる(日本語のみ)いさご・す |
意味 | ①すな。まさご。細かくばらばらの石が集まったすな。 ②すなはら。水や草のないすな地の荒原。 ③よな・げる。細かい物を水に入れて洗い、悪い物を捨て去りよい物を選びとる。 ④すなのようなきわめて細かい物に冠することば。 ⑤ざらざらしているさま。しわがれる。 |
「沙汰」「沙門(シャモン)」などは聞いたことがあります。西遊記の「沙悟浄」が有名ですね!
※さんずいに少ないで「沙」で記事を書いています。
沁
さんずいに心で「沁」です。
画数 | 7画 |
音読み | シン |
訓読み | し・む し・みる |
意味 | ①し・む。し・みる。こまかいすみずみの所までしみこむ。 ②川の名。沁水(シンスイ)。 |
同じ用法の漢字に「滲みる」があります。「沁」、「滲」ともに余り馴染みのない漢字です。
※さんずいに心で「沁」で記事を書いています。
西
さんずいに西で「洒」です。
画数 | 11画 |
音読み | サイ セイ シャ |
訓読み | あら・う そそ・ぐ |
意味 | ①あら・う。さらさらと水を流してあらう。水をまいてそうじする。 ②そそ・ぐ。水をさらさらとかけて清める。また、恥をそそぐ。 ③さばけているさま。さっぱりしてこだわらないさま。 |
「西」という漢字は、めの粗い「ざる」を描いた象形文字です。ここに、さんずい(水)を付加して、「洒」は、さらさらと分散して水を流すことを表しています。
※成り立ちや、「洒」のつく言葉を集めた記事がこちらです。
奏
さんずいに奏でるで「湊」です。
画数 | 11画 |
音読み | ソウ |
訓読み | あつ・まる(日本語だけ)みなと |
意味 | ①あつ・まる。多くのものがそこへとしぼられたようにあつまる。 ②「湊理(ソウリ)とは、細かい組織の集まった皮膚組織。 (日本語だけ)みなと。水上航路のあつまってくるみなと。 |
「奏」は「物が集まる」という意があり、日本では、そこから「湊(みなと)」という発想に至ったようです。
※そんな内容が、次の記事に載っています。
汰
さんずいに太で「汰」です。
画数 | 7画 |
音読み | タ |
訓読み | はなは・だしい おご・る なみ |
意味 | ①強い勢いでたっぷりと水を流す。すすぐ。 ②「沙汰(サタ)」とは、砂をざっと洗い流す。不良なものを流して選別すること。 ③はなは・だしい。おご・る。標準以上にたっぷりとある。多すぎる。=泰。 ④なみ。なみなみとたたえた水。 |
「漢字源」には、日本語だけの意味・用法で『「沙汰(サタ)」とは、君主の強い命令』と出ていますが、現代の国語辞典に、この意味はないですね。
※そんな内容が、次の記事に載っています。
汀
さんずいに丁で「汀」です。
画数 | 5画 |
音読み | テイ |
訓読み | みぎわ たい・らか(日本語)なぎさ |
意味 | ①みぎわ。水がうち寄せるたいらな砂地。なぎさ。 ②たい・らか。水面のたいらなさま。 |
この漢字に使われる語の意味は「水ぎわ」のモノが多いです。
※そんな内容が、次の記事に載っています。
淀
さんずいに定で「淀」です。
画数 | 11画 |
音読み | テン |
訓読み | よど |
意味 | ①よど。よど・み。水が浅くよどんだところ。 ②水底に沈んだよどかす。 (日本語のみ)①よど・む。水や空気が滞ってたまる。 ②物事の進行がとどこおる。 |
「定」は「じっと止まる」と意があり、さんずいがついて「水の流れが止まる情景」となったものです。
澱
さんずいに殿で「澱」です。
画数 | 16画 |
音読み | デン |
訓読み | おり よど・む よど(日本語だけ)おど・み |
意味 | ①おり。水底にたまった泥。 ②よど・む。水中のかすが沈んでたまる。 ③よど。よど・み。泥がたまって水の流れない所。 |
水が澱んでいる意味ですね。意味も悪いので、人名漢字には入っていませんね。
※この言葉には「澱粉」なんてのがありますが、それらは次の記事で!
澄
さんずいに登るで「澄」です。
画数 | 15画 |
音読み | a.チョウ b.トウ |
訓読み | す・む す・ます(日本語のみ)す・(ま)し す・み |
意味 | a.①す・む。水のよごれが下に沈み、清らかな部分が静かに上にたまる。 ②す・む。すみ切って清らかである。よごれが取れてすみ渡るさま。 ③す・ます。清らかにする。 ④酒つぼの中で上にたまったすんだ酒。 b.水を静かにしてうわずみを浮かせる。 (日本語のみ)す・ます。気どってまじめそうにする。 |
上記の「澱」の逆で、水が澄んでいる意味ですね。
日本語のみ、「おすまし顔」みたいな意味を持っているようです。
※成立ちや名前での使われ方までを次の記事でご覧ください。
涵
さんずいに函で「涵」です。
画数 | 11画 |
音読み | カン |
訓読み | ひた・す |
意味 | ①ひた・す。たっぷりと水の中につける。また、たっぷりとうるおす。 ②内容が豊かである。また、含みが広い。 |
この漢字には「涵養(カンヨウ):無理をしないでゆっくりと養い育てること」という言葉があります。
※次の記事で、詳細を確認しましょう。
渉
さんずいに歩くで「渉」です。
画数 | 7画 |
音読み | ショウ チョウ |
訓読み | わた・る かかわ・る |
意味 | ①わた・る。水のある所を、ひと足ひと足と歩いてわたる。 ②わた・る。各方面にわたって見聞する。 ③かかわ・る。離れている先方にまで関係する。 ④血がべたべたと流れる。また、そのさま。 |
「外国・外部と連絡・交渉すること。また、その職務」は「渉外」の意味です。
※これらの情報をまとめているのが、次の記事です。
沐
さんずいに木で「沐」です。
画数 | 7画 |
音読み | モク |
訓読み | ゆあ・みする あら・う こうむ・る |
意味 | ①ゆあ・みする。あら・う。頭から水や湯をかぶる。また、水や湯を頭からかけて髪を洗う。 ②こうむ・る。頭から水をかぶるように、恩や恵みを受ける。 |
「沐浴」という言葉をご存知ですか?
「沐」と「浴」が合わさって、ゆあみするすべての動作を含むことを示しています。
※「沐」の成り立ちや言葉などを集めた情報が満載です。
汐
さんずいに夕で「汐」です。
画数 | 6画 |
音読み | セキ |
訓読み | ゆうしお うしお(日本語だけ)しお(名付)きよ・しお |
意味 | ゆうしお(ゆふしほ)。うしお(うしほ)。夕方におこるしおの干満。 |
一日二回起こる「満しお」を区別するのに、朝方の満しおを「潮」といい、夕方の満しおを「汐」というのです。
※次の記事では、「汐」の成り立ちや雑学などを詰め込んでいます。
浬
さんずいに里で「浬」です。
画数 | 19画 |
音読み | リ |
訓読み | - |
意味 | カイリ。海上の距離をはかる単位。海里。 |
一浬は1.852キロメートルです。
瀧
さんずいに龍で「瀧」です。
画数 | 19画 |
音読み | ロウ |
訓読み | -(日本語だけ)たき |
意味 | ①土砂降りの雨の形容。②はやせ。竜のような形をした急流 (日本語だけ)たき。高い所から長い太い筋をなして流れ落ちる水 |
この漢字は「滝」の異体字ですね。「養老乃瀧」というチェーン店がありますね。
淋
さんずいに林で「淋」です。
画数 | 11画 |
音読み | リン |
訓読み | したた・る(日本語だけ)さび・しい さみ・しい さむ・しい |
意味 | ①したたる。水がたらたらと絶えずたれる。②感染症の一つで、うみが絶え間なく垂れる病気。淋病。 |
この漢字自体には「さびしい」という意味はなく、日本語のみ、この意味が有効となります。
※「淋」の漢字の成り立ちや苗字での使われ方などを追いかけた記事があります。
澪
さんずいに零で「澪」です。
画数 | 16画 |
音読み | レイ |
訓読み | (日本語のみ)みお |
意味 | みお(みを)。海や川で舟が航行する道筋。水脈。 |
「澪標(レイヒョウ)」という言葉があり、「水路を示すために水中に立てた木の杭。みおつくし。」の意です。
※この「さんずいに零で澪」でも記事をアップしております。
最後に
この記事では、「さんずい(氵)」に「○」が加わった漢字をテーマにしたクイズ形式で、全32問を楽しめる内容を提供しました。
「さんずい」は水に関係する漢字が多く、クイズを通じて「汐」「汰」「澄」など、身近で使われる漢字を再確認できます。
また、普段目にしない「澗」「洸」「渾」といった難読漢字がたくさん登場し、学びながら挑戦できるようにしています。
画数、読み方、意味を掲載し、詳細は別記事にリンクして知ることができるため、学習や雑学の興味を深められる構成になっています。
楽しみながら日本語の奥深さを体感してください。
※気づけばさんずいの記事も増えてきました
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