エクセルの循環参照の探し方と解決策!初心者でも簡単に理解できるよ
エクセルで作業をしていると「循環参照」というエラーに悩まされることがあります。
特に、複雑な数式やデータを扱っていると、知らないうちに発生してしまうこともあります。
循環参照とは、セルの指定を誤った際に発生しますが、どのセルで発生したかわかりづらいですよね。
このエラーが起きると、正しい計算結果が表示されないため、困った状況に陥る場合もあります。
この記事では、エクセル初心者でも簡単に循環参照を見つけて解決できる方法を紹介します。
循環参照が発生する原因を理解することで、問題を未然に防ぐヒントも示します。
作業効率を上げたい方や、エラーの対処方法を学びたい方はぜひ参考にしてみてください!
それでは、どうか最後まで、ご覧ください。
「循環参照」エラー発生
エクセルを開いたときに、次のエラーメッセージが表示されたら、今回のテーマである「循環参照」エラーです。
今回のシートにある表は小さいモノですので、「循環参照」エラーを目で探しても、それほど時間をかけずに見つけることができますが、どでかい表になると大変な労力が必要となります。
今回は、そんな循環参照を簡単に見つける探し方を紹介します。
その前に「循環参照」の原因を知っておきましょう。
「循環参照」の原因
循環参照を一言で言うと、「セルに入力した参照式が結果的に自分自身を参照している」状態です。
今回の例では、セルF8が問題です。
その中には、合計を取るSUM分が入っていますが、引数にセルF8も参照しているからですね。
それでは、次の章で、循環参照の探し方を手順を示しながら紹介します。
循環参照の探し方
始めに、メニューの「数式」をクリックします。
「ワークシート分析」にある「エラーチェック」の「ⅴ」をクリックします。
「循環参照」にカーソルを持っていくと、循環参照の指定されているセルが表示されます。
クリックすると、該当のセルに飛びます。
循環参照がされている(セルF8の式「=SUM(F3:F8)」にF8が指定)のが分かります。
式を「=SUM(F3:F7)」に訂正します。
合計が正しく出ました。
「エラーチェック」を見ると、循環参照が解消されているのが分かります。
ご覧のように、「循環参照」の探し方は数式のエラーチェックを見ることで簡単に見つけることができました。
循環参照は発生時に訂正できる
さて、この循環参照ですが、実は、設定を間違えた際に訂正できるんです。
先程のセルF8における合計を取る所で見てみましょう!
セルF8に「=SUM(F3:F8)」を入力します。
Enterキー入力で、循環参照のエラーメッセージが表示されます。
エラーメッセージの「OK」をクリックすると、セルF8には0が設定されます。
この時点で、SUM分を訂正すれば、循環参照は解消されます。
ここで、循環参照を解消しないまま、ブックを更新すると、この記事のトップで行ったように、エクセルを開いた際に循環参照のエラーが表示されてしまうのです。
循環参照が複数ある場合
循環参照が複数あっても、先程のエラーチェックで示されるのは任意の一つだけです。
次の例では、合計が全て循環参照となっており、そのため、合計の値は0となっています。
エラーチェックを見ると「$G$8」の一つしか出ていません。
セルG8を訂正しました。
エラーチェックを見ると、やはり、「$F$8」の一つしか出ていません。
このように、循環参照のエラーはひとつずつしか出来ませんので、たくさんやっちゃった場合は、根気よく訂正するしかありません。
ただ、上述したように、循環参照は気づいた時点で訂正できますので、発生時点でつぶすように心がけましょう!
※60爺の作成したエクセルの記事について、全部まとめた記事を追加しました。役に立つ内容が満載ですので、ちょっとご覧ください。
最後に
循環参照はエクセルでの作業中に発生しやすいエラーですが、正しい知識と手順を身につければ簡単に解決できます。
この記事では、循環参照の仕組みや原因を理解し、探し方や対処法を具体的にご紹介しました。
循環参照を見つけるのは、メニューの数式からエラーチェックを見ることで簡単に探せることが分かりました。
また、問題を未然に防ぐためには、発生時点で対応できますので、そこで訂正した方が無難です。
■追記:エクセルをテーマに記事をいくつか書いています
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