金へんに○で構成される漢字一覧!クイズ形式で全18問を完全制覇して
「金へんに○」と聞くと、どんな漢字を思い浮かべますか?
金へんの漢字は金属や鉱物、貨幣などに関連するものが多く、日本語においても頻繁に使われています。
しかし、その中には「そんな漢字もあったの?」と思わず驚くようなものも含まれています。
今回の記事では、金へんに「よく見かける漢字」をプラスした漢字が何になるか、クイズ形式で楽しく学べる内容にまとめました。
全18問のクイズでは、出来上がった金へんの漢字の意味や由来などを紹介し、必要に応じて、既にアップしている記事へと御案内します。
ぜひ挑戦して、自分の漢字力を試してみてください。
最後まで読み進めると、金へんの漢字マスターになれるかもしれません!
さあ、全問正解を目指してチャレンジしてみましょう!
金へんに○で構成される漢字一覧
18個の漢字を一覧にしました。この漢字に金へんを付けると違う漢字が生まれます。
その漢字が何になるか答えてください。
金へんに○で構成される漢字
それでは順に、金へんを付けた漢字は何になるのか見ていきましょう。
鍬
金へんに秋で「鍬」です。
画数 | 17画 |
音読み | シュウ ショウ |
訓読み | (日本語だけ)くわ |
主な意味 | ①匙形をした器具。土を掘るもの、火をすくうもの、薬をすくうものなど ②小さいスコップ。 (日本語だけ) くわ。平たい鉄に柄をつけた農具。田畑を耕すのに用いる。また、くわの形をしたもの。 |
鍬=「秋(引き締まる)」+「金(金属)」で構成されます。
秋のイメージが「上下の幅が締まって薄い」に転化し、「鍬」は「薄く平らな鉄板に柄をつけた工具」を示します。
この、「金へんに秋で鍬」は、既に記事にしていますので、ご覧ください。
錫
金へんに易で「錫」です。
画数 | 16画 |
音読み | セキ |
訓読み | すず たま・う |
主な意味 | ①すず。金属元素の名。元素記号はSn ②道士や僧侶の用いる杖 ③たま・う。上位者が下位者に与える。また、与える物 ④細い麻で平らに織った布 |
錫=「易(平らに延びる)」+「金(金属)」で構成されます。
この「錫」は「平らに延ばしやすい性質があり、表面に貼り付ける用途のある金属」を表します。
鋼
金へんに岡で「鋼」です。
画数 | 16画 |
音読み | コウ |
訓読み | はがね |
主な意味 | はがね。かたく鍛えた鉄。 |
鋼=「岡(→の形に筋が通る)」+「金(金属)」で構成されます。
この「鋼」は「筋張って固い」というイメージがあります。
鍾
金へんに重いで「鍾」です。
画数 | 17画 |
音読み | ショウ |
訓読み | あつ・まる さかつぼ かね |
主な意味 | ①あつ・まる。固まって集まる ②さかつぼ。金属で作った酒器 ③盃で酒を飲む回数を数える言葉 ④周代の容量の単位 ⑤あたえる ⑥かね。打楽器の名 |
鍾=「重(重い)」+「金(金属)」で構成されます。
この「鍾」は「鍾乳洞(しょうにゅうどう)」という言葉の中で使われています!
鋸
金へんに居で「鋸」です。
画数 | 16画 |
音読み | キョ |
訓読み | のこぎり ひ・く(日本語だけ)のこ のほぎり |
主な意味 | ①のこぎり。材木などをひき切る道具 ②昔の刑具の名。足をひき切るときに用いたのこぎり。また、足をひき切る刑 ③金属の台。かなとこ ④ひ・く。のこぎりでひき切る。 |
鋸=「居(キョ L・∠の形)」+「金(金属)」で構成されます。
「居」のイメージが連鎖することで、「∧∧∧∧(ぎざぎざ)」の形になり、「鋸」は刃が∧∧∧∧の形をした金属製の道具を示すことになります。
この「鋸」についても記事を書いています。
鉤
金へんに句で「鉤」です。
画数 | 13画 |
音読み | コウ |
訓読み | かぎ さぐ・る と・る(日本語だけ)こ ち はり |
主な意味 | ①かぎ。L型をして物をひっかける金具。かぎ棒・とめ金・鎌・つりばりなど ②さぐ・る。と・る。深い所にあるものを、引っかけるようにしてとりだす ③引っ掛けてたぐり寄せる。いざなう ④直角三角形の三辺のうち、直角をはさむ、辺の短いほう |
鉤=「句(ク):小さく曲がった┗型や┓型」+「金(金属)」で構成されます。
ここから、「鉤」は「金属で作成した┗型や┓型のカギ」を示します。
この漢字についても記事を書いています。是非、ご覧ください。
釦
金へんに口で「釦」です。
画数 | 11画 |
音読み | コウ |
訓読み | (日本語だけ)ぼたん |
主な意味 | ①穴のあいた金飾り。また、穴に押しこんだ金属 ②金や玉をちりばめて器の縁(へり)を飾る。覆輪。 ③穴にはめ込むボタン。衣服のボタン。 |
釦=「口(コウ 穴・穴をあける・穴に入れ込む)」+「金(金属)」で構成されます。
ここから、「釦」は「穴に入れ込んでとめる」情景を表します。
この漢字について記事をアップしています。よろしければご覧になってください。
鎗
金へんに倉で「鎗」です。
画数 | 18画 |
音読み | ソウ ショウ |
訓読み | やり |
主な意味 | ①三本足の鍋。かなえの類 ②やり。細長い柄に長い刃を付けて相手を突くもの ③金属や石の打ち当てる爽やかな音の形容 |
鎗=「倉:細長い、深く入る」+「金(金属)」で構成されます。
ここから、「鎗」は、「細長く、相手を突いて深く差し込む」イメージを連想できます。
鋳
金へんに寿で「鋳」です。旧字は「鑄」です。
画数 | 22画 |
音読み | チュウ シュ |
訓読み | い・る |
主な意味 | い・る。金属を溶かして型に流しこみ、器物をつくる。 転じて、思わしいタイプをつくりあげる |
鑄=「壽:長く伸びる」+「金(金属)」で構成されます。
ここから、「鑄」は、「溶かした金属をずるずると型に流し込む状況」を示します。
この漢字では記事を書いていますので、ご覧ください。
銛
金へんに舌で「銛」です。
画数 | 14画 |
音読み | セン テン |
訓読み | もり する・どい けず・る |
主な意味 | ①先端の鋭い刃物。また、農具。すき ②もり。竹俣は棒の先に鉄の針を付け、投げつけて魚を捕る道具 ③するど・い。刃先が細くてするどい ④けず・る。削り取る。表面を剥がす |
銛=「舌(細いした)」+「金(金属)」で構成されます。
ここから、「銛」は、「舌の先のように刃先の細い刃物」を表します。
鎮
金へんに真で「鎮」です。旧字は「鎭」です。
画数 | 18画 |
音読み | チン テン |
訓読み | しず・め つね・に |
主な意味 | ①おさえとなるもの。おもし。 ②しずめる。しずまる。 ③ずっしりと腰を据えて。 ④いっぱいにつめる |
鎭=「眞(中身が詰まる)」+「金(金属)」で構成されます。
ここから、「鎭」は、「中身がいっぱい詰まった金属製の道具(おもし)」を表します。
比喩的に、押さえになるものの意、重みをかけて押さえつける意味に転じました。
鋤
金へんに助けるで「鋤」です。
画数 | 15画 |
音読み | ショウ |
訓読み | かね |
主な意味 | ①すき。農具の名。田の土を掘り起こしたり、草の根を除いたりするのに使う。すきぐわ。 ②すく。すきぐわで田を耕す。 ③ものを根こそぎ絶つ。とり除く。 |
鋤=「助(ジョ 上に重ねる)」+「金(金属)」で構成されます。
ここから、「鋤」は、「土の下に敷き込むように掘り返すすきぐわ」を表します。
詳細は、次の記事をご覧ください。
鉦
金へんに正しいで「鉦」です。
画数 | 13画 |
音読み | ショウ |
訓読み | かね |
主な意味 | ①かね。行軍中の軍を止めるとき、叩いて鳴らす楽器 ②打楽器の名 ③鐘の中央の部分 ④化学元素の名 |
「鉦」=「正」+「金」で構成されます。
「鉦」は「チョンチョンと鳴る音を表す擬声語」を表します。
鍛
金へんに段で「鍛」です。
画数 | 17画 |
音読み | タン |
訓読み | きた・える |
主な意味 | ①きた・える。金属をトントンと上から下へとたたいて質をよくする ②きた・える。修練してからだや技芸の質をよくする ③上から下へと打ち据えるつち |
「鍛」=「段」+「金」で構成されます。
「鍛」は「金属を槌でとんとんとたたく情景」を表しています。
銘
金へんに名で「銘」です。
画数 | 14画 |
音読み | メイ |
訓読み | しる・す |
主な意味 | ①しる・す。金石にいわれを書きしるす ②しる・す。心に刻みつけて忘れないようにする ③金属器や石碑にしるした人名・製作の謂れを述べた文句 ④文章の様式の名。碑に刻んで行跡をしるす文章 ⑤心に記して忘れない文句 |
「銘」=「名」+「金」で構成されます。
「銘」は「金属に文字を刻み、由来などをはっきり分からせる」ことを示します。
錨
金へんに苗で「錨」です。
画数 | 16画 |
音読み | ビョウ |
訓読み | いかり |
主な意味 | ①いかり。船がながれないようにするために、綱や鎖をつけて水底に沈めておくおもり。 |
「錨」=「苗」+「金」で構成されます。
「苗」は「かすかで、見えにくい」という意があり、「錨」は「水中に隠れて見えにくい金属のおもり」になります。
鐙
金へんに登るで「鐙」です。
画数 | 20画 |
音読み | トウ |
訓読み | あぶみ たかつき あぶらざら |
主な意味 | ①あぶみ。馬具の一種 ②たかつき。昔の祭器の一つ ③あぶらざら。油と灯心を入れて火をともす皿状の器具 |
「馬鐙(あぶみ)」とは、馬具の一種で、鞍の両脇につるして、乗り手が足を踏みかけるものです。
錯
金へんに昔で「錯」です。
画数 | 16画 |
音読み | サク ソ |
訓読み | ま・じる まじ・わる あやま・る お・く |
主な意味 | ①金やすり。砥石 ②まじる。まざる。また、入り乱れる。「錯綜(サクソウ)」「交錯」 ③あやま(誤)る。まちがえる。「錯誤」「錯覚」 ④おく。すえおく。 |
「錯」=「昔」+「金」で構成されます。
「昔」は「重なる」という意を持ち、これが「交差する」「じぐざぐになる」というイメージに転化し、「錯」は、金属を研ぐ「金やすり」「砥石」を示すようになりました。
- 「じぐざぐになる」というイメージが「じぐざぐに入り交じる」という意味を派生
- 「交差する」イメージは「食い違う」という意味を派生
最後に
金へんに○で構成される漢字は、金属や貨幣、鉱物などに関係する意味を持つものが多く、日本語の中で重要な役割を果たしています。
本記事では、金へんにある漢字を組み合わせた漢字が何かを、クイズ形式で全18問に挑戦しながら、それぞれの漢字の意味や由来などを楽しく学んでいただきました。
漢字には、普段目にしているものだけでなく、知られざる歴史や面白い雑学が詰まっています。
クイズを通じて、金へんの漢字に対する理解が深まり、日常生活や名前に隠された意味にも気づけたのではないでしょうか?
ぜひこの記事をきっかけに、さらに多くの漢字に興味を持ち、知識を広げてみてください。
あなたの漢字力が一段とレベルアップすることを願っています!
※気づけば金へんの記事も増えてきました
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