プラスアルファとは?その意味から言い換え・語源までまとめて総特集

「プラスアルファ」という言葉、ビジネスシーンや日常会話でよく耳にしますよね。
でも、いざ使おうとすると、「本当にこの場面で合っているのか?」「ほかにもっと適切な表現があるのでは?」と迷うことはありませんか?

何となく使っているけれど、正確な意味やニュアンスを説明しようとすると、意外と難しいものです。

また、ビジネス文書やメールなど、フォーマルな場面では「プラスアルファ」という言葉が適切でない場合もあります。
そして、この言葉は正しい英語なのか、どこから生まれた言葉なのかを見ていこうと思います。

本記事では、そうした疑問を解決するために、意味から言い換え・語源まで、まとめて詳しく紹介していきます。

どうか最後までご覧になってください。

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プラスアルファとは

最初に、プラスアルファとは何なのか、その意味を確認します。

プラスアルファとは、「ある状態に、さらにいくらかをつけ加えること。また、そのつけ加えたもの」(広辞苑)を言います。

これ、カタカナなので英語かなと思われるでしょうが、和製英語です。

和製英語は「和製外来語」とも言い、日本で日本人によって作られた言葉です。

ですから、元の言語である英語には存在しない言葉なんです。
食べ物では、ホットケーキ、メンチカツ、他にもフリーサイズやオーダーメードなどがあります。

プラスアルファの語源は?

プラスアルファのアルファですが、アルファベットの「X」を見間違えて「α(アルファ)」になったというのが定説になっているみたいです。

野球の9回裏って、勝っているチームは実施しません。
この場合、下記のようにスコアボードには「X」と記します。

この「X」は攻撃すれば何点入ったかわからないという意味の未知数「X」です。

この「X」を「α」と見誤って「プラスアルファ」という日本独特の言い方が出来たと言われています。

英語「X」の筆記体はギリシャ文字「α」に似ていないこともないですが……。

しかし、この間違いが定着し、現在では辞書にも載っているんですからわからないモノですよね。


プラスアルファの言い換えは

「プラスアルファ」という言葉は、基本的な要素に加えて、さらに価値を付け加えることを意味します。

ビジネスや日常生活でよく使われる便利な表現ですが、状況に応じて適切な言い換えをすることで、より伝わりやすく、洗練された印象を与えることができます。

ビジネスシーン

例えば、ビジネスシーンでは、次のような表現があります。

言い換えニュアンス
1付加価値価値の上乗せを強調
2もう一工夫・一歩先を行く単なる追加ではなく、競争力を高めるイメージを持たせる

それぞれの表現の使い方を示します。

  1. この商品の強みは、基本機能に加え、使いやすさという付加価値を提供できる点だ
  2. お客様の期待を超えるために、一歩先を行くサービスを提供する

日常会話

一方、日常会話では、次の言い換えが出来るでしょう。

言い換えニュアンス
1おまけに・さらに一味加えて何かを追加してより良くする
2ちょっとした工夫・ひと手間加えるさりげない気配りや創意工夫を表現
3彩りを添える・厚みを持たせる単なる情報追加ではなく、説得力を増す意図を伝える

使用例は以下です。

  1. この料理は美味しいけど、スパイスを少し足すとさらに一味加わるね
  2. このプレゼントには、手書きのメッセージを添えて、ひと手間加えてみたよ
  3. この報告書に具体例を加えることで、内容に厚みを持たせることができます

このように、「プラスアルファ」は状況に応じて適切に言い換えることで、表現の幅が広がり、より明確で魅力的なコミュニケーションを実現できます。

※カテゴリ「言葉の意味」の記事群を一覧にまとめた記事を新たに作成しました。

おまけ

最後に、おまけとして、2つの情報を挙げておきます。

おまけ1:英語

プラスアルファを英語で言うと何というか挙げておきます。

・plus something
・something extra
・bonus

上述したとおり、plus alphaという言葉は英語にはありません。

おまけ2:アルバム

「なにわ男子」が「+Alpha」というアルバムを2024年6月12日に出しています。
彼らのの3枚目のアルバムです。

最後に

「プラスアルファ」は、基本に何かを加えることで、より価値や効果を高めるという意味を持つ言葉です。

ビジネスや日常会話で幅広く使われ、状況によって「付加価値」「追加要素」「もうひと工夫」など、適切な言い換え表現を使い分けることができます。

また、この言葉は和製英語であり、語源は驚きの見間違えによるものだとわかりましたね。

言葉の意味や使い方を正しく理解し、場面に応じた適切な表現を選ぶことで、より洗練されたコミュニケーションが可能になります。

※気づけば、「言葉の意味」の記事も増えてきています

参考
・新明解語源辞典
・バラ肉のバラって何?

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら

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Posted by 60爺