にんべん+○の漢字を一覧表で出題!クイズ形式でチャレンジ下さい
今まで、いくつかの漢字の部首でクイズを出題してきましたが、今回のクイズは「にんべん」でいきます。
「にんべん」イコール「亻」がつく漢字は、人に関係する意味を持つことが多いです。
例えば、「休」には「人が木に寄りかかる」イメージがあり、「働」は「人が力を使って動く」ことを表します。
今回は、そんな「にんべん+○」で構成される漢字を一覧表で紹介しつつ、他の部首でやったように、クイズ形式で楽しめるようにしました!
「この漢字は何と読む?」「意味は?」など、ちょっとした脳トレ感覚で挑戦できます。
あなたはいくつ正解できるでしょうか?
ぜひチャレンジしてみてください!
にんべんに○で構成される漢字一覧をクイズ形式で
18個の漢字を一覧にしました。
この漢字に「にんべん」をつけると新たな漢字となります。
その出来上がった漢字が何になるか答えてください。
にんべんに○で構成される漢字
それでは順に、にんべんをつけた漢字は何になるのか見ていきましょう。
依
にんべんに衣で「依」です。
8画の漢字で、音読みは「イ」で、訓読みは「よ・る」です。
主な意味は、「物の陰に隠れる」「頼りにする」「従う」です。
衣は肌身を隠すところから、依は上記の「物の陰に隠れる」の意となり、そこから「頼りにする」及び「従う」の意味を派生しました。
伽
にんべんに加えるで「伽」です。
7画の漢字で、音読みは「カ」「ガ」で、訓読みはありません。
日本語のみの訓読みで「とぎ」があります。
主な意味は、「梵語(ホ゛ンコ゛)のガの音を、音訳するためにつくられた字」です。
日本語の意味は、「たいくつを慰める物語。また、話相手をつとめること」です。
日本では、室町時代後期から江戸時代初期にかけて、御伽衆(おとぎしゅう、御迦衆)という、将軍や大名の側近に侍して相手をする職名がありました。
この「にんべんに加える」でも記事を書いています。
伍
にんべんに五で「伍」です。
6画の漢字で、音読みは「ゴ」で、訓読みはありません。
日本語のみの訓読みで「ご・する」があります。
主な意味は、「人数で五人」「隊列」「仲間」等です。
日本では、証文や契約書で改ざんや誤解を避けるため、「五」の代りに使います。
倖
にんべんに幸せで「倖」です。
10画の漢字で、音読みは「コウ」で、訓読みは「さいわ・い」です。
主な意味は、「思いもよらなかった幸運」です。
この漢字の成り立ちを見ると、一筋縄でいかない漢字の世界が分かります。
是非、次の記事をお読みください。
仔
にんべんに子で「仔」です。
5画の漢字で、音読みは「シ」で、訓読みはありません。
主な意味は、「任務に堪えてせっせと頑張る」です。
この漢字は人名漢字ですので名付けに使えます。
偲
にんべんに思うで「偲」です。
11画の漢字で、音読みは「シ」「サイ」で、訓読みはありません。
日本語のみの訓読みに「しの・ぶ」があります。
主な意味は、①うまず休まず努力する②(才に当てた用法)思慮が行き届いているさまです
日本語のみの意味で「思い起こして懐かしむ」があります。
思は「細かい」という意で、「偲」は細々と休みなく動く情景を示しています。
什
にんべんに十で「什」です。
4画の漢字で、音読みは「ジュウ」、訓読みはありません。
主な意味は、①昔の軍隊の編制で、十人一組の単位のこと②秦(シン)の制度で隣組の組織を成す十軒のこと③「詩経」の雅・周頌で、十編で一巻をなすひとまとまり。転じて、詩編のこと。④数多い物品です。
④の意を持つ「什器(じゅうき):日常使用の家具・道具。什物」という言葉があります。
こちらも、記事をアップしています。
債
にんべんに責で「債」です。
13画の漢字で、音読みは「サイ」、訓読みはありません。
主な意味は、「清算していない貸借関係」です。
責が「せめる」のいみになったため、「債」が借金を表すようになったそうです。
即ち、債は責から分化した文字です。
傀
にんべんに鬼で「傀」です。
12画の漢字で、音読みは「カイ」、訓読み「うなが・す」です。
主な意味は、「大きくて目立つさま」です。
「傀儡(カイライ):土のかたまりを積み重ねて、頭をまるく大きくこしらえた人形」なんですが、「傀儡政権」とかで使用される言葉ですね。
この「にんべんの鬼」では、記事をアップしています。
傅・傳
にんべんに専で「傅・傳」です。
実際、「にんべんに専」で検索すると「傅」の漢字の他に「傳」を紹介している記事も多く含まれるんです。
本件については、次の記事を見ていただいた方が話が早いです!
促
にんべんに足で「促」です。
9画の漢字で、音読みは「ソク」、訓読み「うなが・す」です。
主な意味は、①時間を縮めて早く物事をするようにせきたてる②長さや幅がぐっと縮むです。
足には「縮める」という意があることから、「促」は「人をせかせかと間を置かずにせきたてる」意味となりました。
伯
にんべんに白で「伯」です。
7画の漢字で、音読みは「ハク」「ハ」、訓読みはありません。
主な意味は、①年長の男性をそんけいしていうことば②兄弟の序列で最年長の人③父の兄④爵位のひとつです。
よく聞くのは、「伯父、伯母」ですかね。
この伯母について次の記事を書いています。
俯
にんべんに府で「俯」です。
10画の漢字で、音読みは「フ」、訓読みは「うつむ・く」「ふ・せる」です。
意味は、「身体をかがめて、うつむく」です。
府には「くっつく」という意があり、「俯」には「うつぶせになってはらをじめんにつけること」の意になりました。
「俯瞰(ふかん):高い所からしたをみおろすこと」なんて言葉があります。
儛
にんべんに舞で「儛」です。
16画の漢字で、音読みは「ブ」、訓読みは「ま・う」です。
意味は、「舞をまう」です。
この漢字は環境依存文字です。
「舛」を6画か7画で書く場合で総画数は16画ないし17画となります。
倣
にんべんに放で「倣」です。
10画の漢字で、音読みは「ホウ」、訓読みは「なら・う」です。
意味は、「並べてみて同じように真似る」です。
「模倣(もほう):他のものをまねること、似せること」という言葉があります。
侮
にんべんに毎で「侮」です。
8画の漢字で、音読みは「ブ」、訓読みは「あなど・る」です。
意味は、「目にとどめず、馬鹿にする」、「人を馬鹿にした行い」です。
毎は「暗い・見えない」という意があり、「侮」は「人の存在をわざと見ない(無視する)状況を表す図形となります。
儚
にんべんに夢で「儚」です。
15画の漢字で、音読みは「ボウ」、日本語のみの訓読みに「はかな・い」があります。
意味は、「儚儚(ボウボウ)」は「ゆめうつつでわけがわからなくなっているさま」です。
日本語では、「夢のように頼りない」意になります。
夢は「はっきり見えない」という意を持っており、上記のような意味になるようです。
侑
にんべんに有で「侑」です。
この漢字、最近、目にするようになってきました。
ジャンプの「小林陵侑」選手の名前についていますね。
10画の漢字で、音訓は「ユウ」、「すす・める」「たす・ける」です。
意味は、「①相手のそばにいて食事などをすすめる②かばいたすける」です。
この漢字は、背でに記事をアップしています。
最後に
「にんべん+○」の漢字には、人に関係する意味を持つものが多く、日常でもよく使われます。
本記事では、60爺が勝手に選んだ「にんべん」の漢字を一覧表で紹介し、クイズ形式で楽しみながら学べる内容としました。
ある漢字を用意し、にんべんを付けたら出来上がる「この漢字は何と読む?」「どんな意味?」といった問題を通じて、知識を深めることができます。
いくつ、正解できたでしょうか?
思いのほかてこずった漢字や、読めない漢字も合ったのではないでしょうか。
漢字の成り立ちや意味を理解すると、より記憶に残りやすく、語彙力アップにもつながります。
クイズに挑戦しながら、にんべんの漢字を楽しく覚えましょう!
※気づけばにんべんの記事も増えてきました
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