超簡単!DIYで実施する障子の張り替え。必要な道具とやり方を示す
2017年、ぎりぎりになりましたが、障子の張り替えを行いました。毎年行っていますが、天皇誕生日が土曜日となってしまいましたので、泣く泣く最終日曜日に実施しました。
障子も、お陽様に晒していると、いわゆる陽焼けをします。1年経つと、かなり色落ちします。年の最後に障子も綺麗にして、新しい年を迎えましょう。
障子張り替えのやり方は超簡単です。是非、DIY で実施しましょう。そうすれば費用も掛かりません。
必要な道具は、障子紙、障子用のり、カッター及び仮止めシールです。うち、仮止めシールは、障子紙を購入すると、その中に同梱されています。
そうはいっても、最近は障子のない家庭が増えているんですよね。
障子をはずして障子紙をはがす
まずは、障子をはずさなければ何も始まりません。60爺の和室には、窓に納まった、やや小型の障子と、大型の障子がそれぞれ2枚ずつあります。
昔の日本家屋のように、各部屋に障子があったりすると、障子張り替えだけで1日仕事になりますが、幸いに60爺のところでは2時間程度で終了できます。
さて、障子紙を剥がしましょう。はずした障子を外の壁などに立てかけます。
そして、雑巾を水にぬらして、障子の桟に沿って濡らしていきます。
ところが、ここで、重大事故発生です!やけに水が漏るなと思っていたら、バケツの底に穴が開いています。これでは、水が貯められません。イヤー、参った。バケツは、ずっと外に出しているので、太陽光線にやられてしまったようですね。
めげずに、雑巾をぬらして全体に満遍なく、水をかけていきます。最近では、障子紙をはがす薬が売っているそうですが、60爺は、昔ながらの料金ゼロの水(正確には水道代を払ってますが)でやっていきます。
さて、昨年(2017年)の障子紙ですが、しばらく待って剥がしにかかると、これが面白いようにきれいに剥がすことが出来ました。
ご覧のように、ワン、ツー、スリーの順で、きれいにはがせます。毎年、障子紙を剥がしていますが、今年のようにきれいに剥がせたのは、記憶のある中で初めてです。
1枚目は、きれいに剥がせましたーーー。
さて、2枚目ですが、こちらも順調に剥がせましたね。
小型の障子に取り掛かります。こちらの2枚も、全然問題が起きることなく剥がせました。
すごいです。ご覧のように、障子紙の剥がしは完了です。
剥がしやすいのは障子紙の材質ですかね。今年の障子紙は昨年とは違うので、来年(2018年)は苦労するのかしらん。ちょっと心配ですね。
障子の桟を雑巾で拭く
次は、障子の桟のほこりを取り除きます。1年分のほこりなので結構汚れています。雑巾を使ってきれいにします。力を入れすぎると、桟が折れてしまう恐れがあるので、注意して拭いていきましょう。
1枚の障子で、こんなに汚れています。雑巾に汚れがヘバリツキマス。
2枚目の障子の掃除をする雑巾のbefore,afterはこんな感じです。えらく、汚れているもんですな。
残りの小型の障子の桟を掃除して、障子の桟の掃除は完了です。
障子紙を貼る
さて、障子の桟が乾いたら、いよいよ障子紙を貼っていきます。
用意する道具
用意する道具ですが、まずは障子紙ですな。これがなければ始まりません。障子の大きさにあった障子紙をホームセンターなどで購入しましょう。
障子紙の他の道具ですが、下記にありますように障子用のり、カッター及び仮止めシールです。セロハンテープは、仮止めシールがあるなら不要です。
仮止めシールは障子紙の中に同梱されています。仮止めシールの方が、セロテープに比べて剥がしやすいので使いやすいです。
今年の障子紙の柄はこれにしました。例年は、雲龍や無地が多かったのですが、今年は柄が入っているものを選びました。
障子用のりですが、昨年、一昨年と買いだめしていたら、いっぱいたまってしまいましたので、今年は購入しませんでした。
のりは、内蓋がついていますので、忘れずにはずしましょう。そうしないと使えません^^;
糊を桟に塗る
さて、それでは、障子紙を貼っていきましょう。
始めは、端を合わせて、障子紙をするすると伸ばしていき、まっすぐ張れるだろうと判断した段階で、障子紙の端に仮止めシールを張ります。
この時、仮止めシールをけちらずに貼るのがコツです。端を止めたら、障子紙を丸めて元に戻します。
桟に沿って、のりを付けていきます。最近ののりは、昔と違ってのりの出口に工夫がしてあり、突起を桟の端につけて滑らせることで、のりを満遍なく桟に付着させることができます。
縦横の桟の全てにのりをつけましょう。のりを付け終わったら、障子紙を貼っていきます。
障子紙を貼る
端から順に障子紙を貼りながら、もう一報の端まで障子紙を滑らせつつ、桟に障子紙を貼り付けていきます。
障子紙を下までもっていったら、軽く、手のひらで障子紙を押し付けましょう。端がはがれると面倒なので、得に周到に行ってください。
余分な障子紙を切り取る
のりが乾くのを待って、障子からはみ出た障子紙をカッターで切り離します。
始めに、爪で、障子の桟に沿って切り込みをつけていき、切る位置を決めます。
これに従って、カッターで切っていきます。
まずは、下、横、上部の余分な障子紙を切り離して出来上がりです。2番目の写真にあるように、切込みをしっかりつけてやると、簡単に切り離すことが出来ます。
1枚終わったら、その障子を立てかけておき、同様の手順で残りの障子も貼っていきます。
全部貼り終えたら、それぞれの障子に霧を吹きかけて終わりです。
乾いた時に障子紙がぴんと張ります。
障子張り替え完了
最後に元通りにはめ込んで障子の張り替えは終了です。
不要となった昨年の障子紙やカッターで切り取ったくず紙、包装用のビニールなどをまとめて作業完了です。
作業自体、難しい所はなかったと思います。皆様も、是非、チャレンジしてください。障子が綺麗になると、入ってくる光も綺麗に見えますよ!
2019年用の障子紙の模様
2019年の障子紙ですが、少し、派手なものにしてみました。模様は、「はな」です。
貼り終わったのはこちら。どうですか?かなり目立ちますね。
最後に
最近のお家は、和室がなく、障子って何って言う方も増殖中でしょうか?
障子の張替えの手順を写真入りで示しました。
手順を覚えてしまえば簡単です。
障子も水をつけておけばきれいに剥がれるし、障子を貼る際に支えてくれる方がいると短時間で済みますよ。
■思えば「家の補修」の記事も増えてきました
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