水水水で構成される漢字「淼」!読み方と各機器での入力方法をご紹介

2025年3月26日

漢字の中には、同じ部首や構成要素が重なり合ってできたものが数多くあります。

過去には七が3つの「㐂」をご紹介しましたが、今回は「水」が3つ並んでできた「淼」という漢字を題材に取り上げます。

一見シンプルに見えますが、「へー、こんな漢字があったんだ」と思われる、あまり馴染みのないこの漢字には、その読み方や意味、どんな使い方があるのでしょうか。

この記事では、水水水で構成される漢字「淼」の読み方や意味に加え、パソコンやスマートフォンでの入力方法を手順付きでご紹介します。

「どうすれば変換できるんだ」とお困りの方でも、この記事を読めば、その入力方法が簡単にわかりますよ。

ぜひ最後まで、ご一緒にご覧ください!

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水水水で構成される漢字「淼」

最初に、「淼」の基本情報である意味と読み方を明確にしましょう。

画数12画
音読みビョウ
訓読みひろ・い
主な意味①ひろびろとはるかに広がる水
②ひろ・い。はるかで見えにくいさま。果てしなく広がるさま

参考:上級漢和辞典 漢字源 学研

この「淼」は、音読みで「ビョウ」、訓読みで「ひろ・い」です。

「水」が3つで、「どこまでも広がる水」ということから、果てしなく広いという意を持っています。

見渡す限り「水」だけということで、海洋のど真ん中にいる漢字ですかね。

この漢字の成り立ちは次の会意文字です。

淼=「水(みず)」+「水」+「水」

先程申し上げたように、「広々と続く広大な水」を表しております。

同源語に「眇(ビョウ):はるか彼方に及ぶ」「渺(ビョウ):目では捉えにくい」があります。

この漢字を使った言葉に「淼淼(ビョウビョウ)があります。
「水などが果てしなく広がっているさま」で、広辞苑にも載っております。


淼の入力方法(スマホ・パソコン)

さて、この「淼」を入力するには、スマホ、パソコン及びテプラでは何をすればいいでしょうか?

「淼」を入力するには

スマホ

「びょうびょう」で文字変換しましょう。「淼淼」と出るので1文字消します。

他には、どこかのサイトから「淼」をコピーして貼り付けるか、頻繁に使うようなら、単語登録しちゃう手があります。

手書き入力では出すことは出来ません!

パソコン

テキストエディタなどで「びょう」と入力して変換しましょう。

最初は、変換候補の変換窓に現れる「単漢字」をクリックすると、環境依存文字を含む候補を表示してくれますので、「淼」が出るまで頑張りましょう!

Unicode「6DFC」でF5キーを押せば一発で出せますよ!

テプラ

60爺使用のTEPRA SR300では「淼」は登録されていないので入力できません。

残念ながら漢字検索しましたが、「淼」は見つかりませんでした。
そのため、この機種では「淼」を入力することはできません。

それでは、上記に示したスマホ、パソコンで、「㐂」を表示する方法を紹介します。

淼の入力方法(スマホ)

今回は、「文字変換で入力する方法」を紹介します。

文字変換で入力する方法

文字変換で「淼」を入力する方法を示します。

文字入力画面で「びょうびょう」と入力
文字入力画面で「びょうびょう」と入力します。
変換候補から「淼淼」をタップ
変換候補に「淼淼」が表示されますのでタップします。
「淼淼」から1文字削除
「淼淼」から、どちらか1文字を削除しましょう。
「」入力完了
「淼」が入力されました。

スマホで「淼」を入力する手順を示しました。

もし、「淼」を頻繁に使う方がいたら、単語登録しちゃいましょう。そのやり方は、次の記事を参照ください。

次の章では、パソコンで「淼」を入力する手順を見ていきましょう。

淼の入力方法(パソコン)

それでは、「淼」を入力するパソコンでの手順をみていきましょう。
パソコンでは、次の2つの入力方法があります。

  • 文字変換で入力
  • Unicodeで入力

Unicodeはコードを覚えていられないというのが現状ですが、知っていれば一発で出せます。

それでは順に、その手順を紹介しましょう。

文字変換で入力

テキストエディタを起動
初めに、テキストエディタを起動します。60爺は「秀丸」を使います。
「びょう」を入力
「びょう」を入力します。
すると、候補が一覧で出てきます。
「変換」を数度押下
「変換」を数度押下すると、候補がずらっと表示されます。
「単漢字・・・」をクリック
候補を↓(下矢印)で下っていきましょう。

やがて、候補が増加します。「単漢字・・・」をクリックします。
「淼」を選択
すると、今までなかった候補が一気に増えます。この中に、「淼」がありますので、それを選択しましょう。
「淼」入力完了
こうすることで、「㐂」が入力できました。

Unicodeで入力

テキストエディタを起動
初めに、テキストエディタを起動します。60爺は「秀丸」を使います。
日本語で「6DFC」を入力
「6DFC」と入力します。
「F5」キー押下
「F5」をキー押下すると、候補が表示されます。
「淼」を選択します。
「淼」入力完了
「淼」が入力できました。

パソコンの文字変換では、「淼」が表示されるまで、たくさんの候補がありました。

Unicodeは簡単ですが、コードを覚えてられないのが現実ですね。

※難しい漢字の出し方・打ち方を紹介した記事が複数あります。

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最後に

「淼(びょう)」は、水が広がる様子を表す漢字で、「広大な水面」や「果てしなく続く水」の意味を持ちます。

日常で使うことは少ないものの、詩などに用いられることがあります。

パソコンで「淼」を入力するには、「びょう」と入力して変換するか、Unicodeを指定して入力する方法があります。

スマートフォンでは、手書き入力では出せなかったものの「びょうびょう」の文字変換で「淼淼」と表示できることがわかりました。

普段見かける機会が少ない漢字ですが、入力方法を知っていれば、意外な場面で役立つかもしれません。
この記事を参考に、ぜひ「淼」を活用してみてください!

※思えば「打ち方・出し方」の記事も増えてきました

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この記事を書いた人

60爺

60路を越え、RaspberryPi と出会い、その関係でブログ開設(2017/2~)となりました。始めてみると、コツコツやるのが性に合ってしまい、漢字の記事から家の補修・将棋・windows10関係・別名・言い方などジャンルを拡大して今に至ってます。まだまだ、元気なので新たな話題を見つけて皆様に提供できればと思っています。「プロフィールはこちら